2020/11/30 のログ
ご案内:「第二教室棟 教室」に幣美奈穂さんが現れました。
■幣美奈穂 >
美奈穂は午前中の授業4つのうち、3つを一般教養をとっています。
これは、地元に帰った時の為です。あと、両親との約束でもありますし、
美奈穂にとってはそれなりに楽しい授業なのです。
残り1つは専門科目を適当に。
授業の開講時間のため、お昼食べた後も1つ2つ取る事があります。
逆に、お仕事やお役目の為に午前中も用事が入ることがございます。
一般教養は年相応のものや、少しだけ進んだ授業も受ける事がありますけれど、
概ね同年代の人と一緒になることが多いです。
「えと、ご相談ありますの・・」
1限目の前の時間からご学友に相談をします。
美奈穂がご学友に相談する事はそんなに珍しいことではありません。
逆に相談されることもあります。
ただ、今回の相談でご学友たちも少しびっくり。
妹分扱いでそんなことには縁がない、まだ早いと思われてたことを相談されたからです。
『この子にも・・』なんて姉や保護者気分なご学友たち。
・・でも、すぐにまったく違う事が判ります。
■幣美奈穂 >
「あの、りo・・お知り合いの方なんですけど。
なんか、この前えっちゃんが話していたようなことなんです。
ちじょーのもつれというので刺されちゃったそうなんです。
こういう時、どう励ましたらいいでしょうか?」
眉を下げて心配そうな美奈穂のお顔。
でも、周囲に居る女子は同年代の子達です。
興味津々、きゃぁ~、なんて黄色い悲鳴なんて小さく出ます。
どういうことどういうこと?、と更に詳しく聞きたがられます。
「えと、闘うことになって刺されちゃったそうです」
美奈穂の言葉に、それぞれが想像(妄想)を働かせます。
1人の女性を取り合ったのでしょうか?
いや、それとも奪って相手の彼氏さんに・・。
待って、道ならない恋に心中しようとしたのかも!
意見が色々飛び交います。
美奈穂、真面目にふんふん頷いて聞いているのです。
でも、そこで先生が入って来ました。
席につけーというので、蜘蛛の子を散らすように皆さん席に。
そして授業は物理学です。
美奈穂は苦手なので、うんうん頭を悩ませながら真面目に授業を受けます。
――授業という時間ができたので、聞いていた子たちの妄想もはかどる事でしょう。
■幣美奈穂 >
2限目の前の休憩時間。
別の授業に出る子もいれば、新たに授業を受けに来る子もいます。
そこで情報交換などもされて、美奈穂は更に相談です。
「えと、お名前は出せません。後輩さんのことなんです」
美奈穂、個人情報は保護します。
聞き出そうとするご学友も居ますけど。
どなたのことなのか、具体的には言いません。
「え?、病室にですか?
そうですね・・植木鉢とか、カマキリさんの頭とかカタツムリさんの半分がおります」
カマキリさんとカタツムリさんの黒焼き、美奈穂が置いてきたものです。
・・実はもう捨てられてますけど。
「あっ!、植木鉢って一緒に寝ましょうってことなんですね!
そうですよね、もうそろそろ寒いですし。
ご一緒にお布団入ったらぬくぬくですものね!」
植木鉢はその相手の人が置いていったので、こういう意味じゃないの?
と自論を展開するご学友さん。
ほうほう、確かにあったかそうです。
と美奈穂がきらきらしたお目めで感心したように言いますと、
『美奈穂ちゃんだからね~』と頭を撫でられます。
げせぬ。
でも頭を撫でられるのは好きなのでにこにこ笑顔になります。
■幣美奈穂 >
テレビドラマ好きのご学友が、高校生が主役の『素数の関係』というドラマを例に、
主人公と、幼馴染の彼女と、転校してきて親友になった男の子の三角関係説を力説します。
すると、それよりも『素数の関係Ⅱ』の五角関係のこの話みたいに!、
と言ってくる子も出てきます。
水曜夜9時ごろでまだシリーズが続いているドラマだそうです。
美奈穂、テレビを見ないので知らないのですけど。
さらにそんなのではなく、『常夜の妻たち』というドラマを押してくる、
美奈穂とほぼ同じ年齢ですのに大人びた背の高い子が。
月曜夜10時に今やっているらしく、それを聞いた一部の子がまた黄色い声。
耳そばたてますと、なんかふりんドラマらしいです。
風鈴?、浮輪?、あっ!、不倫ですね!
そんなの見てる子もいますのね・・と美奈穂はお目めを大きくします。
先週、奥さんの携帯メールを見て、旦那さんが包丁を持って家を飛び出たところだそうです。
なんか参考になるお話かもしれません!。
もう少し詳しくそのドラマのお話を聞こうとしましたら、そこで先生が来ます。
騒がしかったので少し怒られましてから、歴史の授業です。
美奈穂、ちょっと好きな授業です。
にこにこと授業を受けている美奈穂。
――授業という時間ができ、ドラマ話から更に妄想がはかどる子もいます。
(3限目からはまた次です)
ご案内:「第二教室棟 教室」から幣美奈穂さんが去りました。
ご案内:「第二教室棟 教室」に幣美奈穂さんが現れました。
■幣美奈穂 >
2限目が終わりますと、またまた女の子たちが集合です。
残念そうに別の教室に行く方や、朝に弱くてやっと来た子もいます。
「なるほどなのです・・その奥様、あるいは彼女さんが鍵なのですね・・」
「親友だから庇ったとか、と。ふむふむなのです」
「『自分の為に争わないでくれ』と飛び出して、
止める際に刺された可能性もあり、と・・」
美奈穂、ふむふむと頷きながらご学友たちのお言葉を素直に聞きます。
その鍵となる女性を探してお話しするのがいいでしょうか?
と、今から授業を受ける朝に弱いちょっと年上にご学友さん。
頭の左右に角があって、背中に蝙蝠翼もある異邦人の方、
この世界に慣れる為に一般教養を受けているそうです。
その方が『ちょっと待って』と、皆さんの考え(妄想)に待ったをかけます。
「・・え?、そういうこともあるのですか?」
美奈穂は話を聞いて、お目めを大きくします。
彼女・・サッキュバスのトロメイアさんは声を潜めて自論を展開したのです。
そう、女性関係ではなく男性関係かも・・と。
つまり、彼女がいる彼氏と仲良しさんになってしまい、その彼女さんに刺されたか、
あるいは彼氏さんが先のない愛だと無理心中を図ったのでは・・という新説です。
そもそも女性はおらず、男性と男性の関係の間に男性が更に、かもとも。
■幣美奈穂 >
見た目はオトナな女性のサッキュバスなトロメイアさん。
この世界に来て嵌まったのが男×男の掛け算な世界。
そう、すっかり腐ってしまったサッキュバスさんだったのです。
今や同人誌なども同志と作っていたり。
朝が弱いのも、夜遅くまで同志と盛り上がったり討論になるからです。
あと、年末の同人誌即売会に出す原稿締め切りのためです。
どっちが掛け算の前で、後ろか。それが大事なのです。
そして腐教の機会を逃さないのです。
新たに出てきた可能性!
美奈穂もびっくり仰天です。まさか、まさか・・。
どういう人なのか、と聞かれまして。
あわあわとなっています美奈穂。
「え、えと。
金髪で赤いお目めで。
わたくしより大きくて・・あっ、えっちゃんぐらいです。
細目で、あんまり喧嘩とかしそうにない感じの男の方で・・」
一部のご学友が受けか攻めかと相談し始めます。
・・放り込まれた腐菌、感染力が高そうです。
なんでしょう?受けとか攻めとか。
武術の型練習のことでしょうか?
じゅるり、なぜか涎を拭くトロメイアさん。
と、そこで先生が。
わらわらと椅子に座り号令で挨拶しますと。
次の授業は数学です・・美奈穂の苦手な科目です。
家計簿はしっかりつけてますけど、数学は苦手です。へにょり。
――その授業の間も腐菌は繁殖していたりするのでした。
■幣美奈穂 >
3限目が終わりましたら、美奈穂は専門授業です。
今日はアルヴィエ先生の錬金術概論です。
美奈穂の巫術とちょっと違いますけど、こういうのを覚えておくのも大事です。
授業が異なるので、一般教養教室からは出ますが、残念がられます。
お昼から有志・同志での会議を行い、その纏めを明日くださるそうです。
ありがとうございます。
美奈穂、ちょっと急いで教室移動です。
4限目は教室にたどり着くのがぎりぎりです。
美奈穂は歩くのがあまり速くありません。
本人なりにかなり早歩きしてきたのですけど、
残念ながら成人男性平均歩行速度よりも遅いのです。
専門授業になりますと、ほとんどが美奈穂より年上の方です。
先生がすぐに来たので、ご相談をご学友たちとする時間はありませんでした。
年上の方にもいろいろと相談に乗って頂きたかったのですが、残念です。
今日のお昼は、委員会に行ってからにしようと思います。
美奈穂のお昼は自分で作ったお弁当なのです。
受付の人達とか、総務の人達と一緒にお食事しながら相談してみようかしら?
ご案内:「第二教室棟 教室」から幣美奈穂さんが去りました。