2021/04/20 のログ
ご案内:「第二教室棟 ロビー」に雨見風菜さんが現れました。
雨見風菜 > 授業を終えた雨見風菜が、ロビーで携帯端末を使い、誰かと連絡をとっている。

「ええ、お母さん。
 今の所授業は問題ないですよ」

どうやら母親と連絡をとっているらしい。

雨見風菜 > 「そっちは、幸か不幸か今のところいないですね。
 卒業したらやはりお母さんお父さんのお世話になるんじゃないでしょうか」

何やら楽しげに、母親と会話をしている。

「そうそう、念願の空間生成の魔術を覚えたんですよ。
 あらあら、お母さん、私がいても構わずお父さんといちゃついてるじゃないですか」

クスクスと笑って。
どうやら、彼女としても両親が仲睦まじいのは望むところらしい。

「ええ、それではまた。
 ありがとうございます、お母さん」

そう言い切って、通話を終わる。

雨見風菜 > 通話を終わって、しばらくした後。
両親の写真が送信されてきた。
顔をほころばせ、自分もまた今の状況を自撮りして返信する。

「元気そうで良かった」

便りがないのが良い便り、とは言うが。
やはり本人の声を聞き顔を見ると安心する。

雨見風菜 > 「まあ、兎にも角にも。
 医療の勉強を頑張って医師免許取りたいものですね」

自分の異能が活かせる道に向けて。
この時点で医療系の授業を選択している風菜であった。

「……まあ、授業外の勉強も頑張らないといけないんでしょうね」

先行きは不安だが。

雨見風菜 > 「ま、私が選んだ道な以上。
 私が頑張らないとどうしようもないですもんね」

ソファに腰掛け、水筒を出して。
水筒のコップに水筒の中身……コーヒーを注ぐ。
水筒自体は特に保温能力はないのだが、『物体収納』されたものは時間が止まる。
だからこのコーヒーは淹れたてほかほかのままだ。

「うーん、今回も美味しく淹れられましたね」

迷子の少女を助けた時に勧められたコーヒー。
今ではどっぷりハマっている。

男子生徒 > そうやってくつろいでいる風菜に近づく男子生徒。

「雨見、いつものやつ頼むわ」

慣れた様子で一方的に頼み、そのまま歩き去る。

雨見風菜 > 「はーい♡」

風菜も、その声に反応して水筒を『物体収納』してその男子生徒を追いかけるのだった。

ご案内:「第二教室棟 ロビー」から雨見風菜さんが去りました。