2022/02/17 のログ
■シャルトリーズ・ユニヴェル >
「……あぁん?」
俺より小さくて、という言葉を彼が口にした瞬間、
シャルトリーズの中で決定的な何かが――切れた。
青筋を浮かべて、八坂を睨みつけるシャルトリーズ。
間違いない、その先へ進めば地雷原だ……。
深い呼吸を、一つ。ついでに、もうひとつ。
そうしてシャルトリーズは笑顔を見せる。
「……まぁ、可愛いというのは、
褒め言葉として受け取っておきますねぇ~」
■八坂 良彦 > 一瞬感じた、危険な気配に額に汗を浮かべつつ。
「ま、まぁ…実際先生は、人気も高いですし、可愛いと思ってるのも本当ですよ」
そそっと先生のコップへココアを注いで、少しひきつった笑顔を浮かべる。
「本音をいえば、そのチョコ入りお菓子類は先生様に作ってきた感じです、し。
その今回補習を頼んだのも、それにかこつけて渡したかったのもあるんで」
怒らせてしまったかな、とそんな声音で本音を言ってくる。
「勉強を頑張らないとッていう思いも本気ですけど。
最初にシャルトリューズ先生に頼んだのは、遅めのバレンタインでも、いいかなと」
自分でも少し混乱しているのか、言わなくて良い事を言っている気もするが、出した言葉は戻せない。
自分の後頭部を軽く叩き、頭を下げる。
■シャルトリーズ・ユニヴェル >
「本当ですかぁ~? そうですかぁ~」
褒め言葉には弱く、ちょろかった!
腕組みをして、軽くどや顔をしている!
さておいて。
「へぇ……これを私にですか~。
いや~、ありがとうございます~。
とっても美味しかったですよ~」
ゆるりゆるりとした口調に戻ったシャルトリーズは、
彼の言葉をしっかりと聞いて、そして頷いた。
「ふふっ、可愛らしいところあるじゃないですかぁ~」
それはとっても優しい笑顔で。
■シャルトリーズ・ユニヴェル >
「まっ、旦那候補にはしておいてあげましょうっ!」
ビシッと人差し指をさす!
なんだかスケールがでかくなった気はするが……機嫌はすっかり治ったようだ。
■八坂 良彦 > 機嫌が直った様子の先生に、微笑みながら。
「はい、魔法も頭使うし甘い物はいいかなと思って。
甘い物好きって聞いて、安心してました、さっき」
ある程度悩んで食べやすく好き嫌いの出にくい、マフィンとクッキーにしたのだが、外れではなかったのだと安堵し。
「旦那候補ですか、うん、素直に嬉しいです」
指さされ、少し驚いた後、素直に頷く。
「その、前のテストとかの方も教えて貰いたいんですけど、偶に時間貰ってもいいですか?」
2年になってからでもテストは数回、その度にぎりぎりなので、教わる範囲は広くなってしまう。
その分の時間を、甘えても良いのかと、訪ねてくる。
■シャルトリーズ・ユニヴェル >
「気が利きますねぇ~、素直に感心です~」
彼なりに考えて気を配ってくれているのは伝わってきたのだろう、十分に感心すべきだと感じたらしい。
心からの笑顔を浮かべていた。
「ふっふっふ……私の目は厳しいですよ~」
再びどや顔をしだした!
「前のテスト……ああ、そうですねぇ。
点だけの勉強というものは、
なかなか実を結ばないものです~。
しっかり前後も勉強して線に、
そしてできれば幅を広げて面に。
コツコツやっていくことで、必ず点数は伸びますから、
頑張っていきましょ~。
その為のサポートでしたら、もちろん喜んで~!
それが教師の務めですから~」
表情はコロコロ変わり、今はすっかり教師面である。
「目指せ、保健体育と基礎魔術100点ですよ~」
そう口にして、ぐっと拳を握るシャルトリーズなのであった。
■八坂 良彦 > 「それじゃ、また時間取ってお願いします。
どこかから手を付けないと、結局考えただけで終わりそうだったし」
頭を下げ、教えを乞う弟子の様な様子で。
これを契機に他の教科も何とかしようとしているんだろう事が伝わるか。
「厳しい、ですか…ならその目にかなう様に、がんばりますよ」
最後に、そう言ってじっとシャルトリューズの目を見て微笑んだ。
ご案内:「第二教室棟 補習室」からシャルトリーズ・ユニヴェルさんが去りました。
ご案内:「第二教室棟 補習室」から八坂 良彦さんが去りました。