2022/04/28 のログ
ご案内:「第二教室棟 職員室」に八坂 良彦さんが現れました。
ご案内:「第二教室棟 職員室」におこんさんが現れました。
八坂 良彦 > 此処暫く悩んでいるというか考えている事に、知らない相手から言われた事ながら。
自分の外見を利用するという、考えについてがある。
自分だけで考えると、こう、子供料金での公共施設利用など、ちょっとしたことしか浮かばないのだ。
そこで、コミュニケーションを専門にする先生に相談することにして、職員室へ。
何となく呼び出しの気分になりながら。

職員室の扉を開けて、入り口で一礼しながら、室内に声を掛ける。

「失礼します、八坂良彦です、おこん先生、いませんかー?」

そういって、職員室の中へ声を掛ける。
相談事なので、制服姿、それに背中に何時ものリュックサック、それと水筒を持って。
比較的目立つ姿の、コミュニケーション学の先生を探して、視線を巡らせる。

おこん > 「おう、なんじゃなんじゃー!」
職員室にいるおこんは、椅子の上にあぐらをかいていた。
手にはいなり寿司、もう片方の手にはお茶のペットボトルである。
自分を呼んでくれた生徒に元気よく手招きをして見せ、
生徒が目の前に来たのを見ると、顔をまじまじと見やった。

「その顔を見るに、なにか悩ましいことがあるようじゃな。 フーム……。」
周囲を確認。ちょうど他の先生達は準備やら授業やらでいない。
自分と彼だけだ。 よろしい、とうなずいて椅子に座り直した。

「二人しかおらんから大丈夫じゃろ。 
 ほれ、ぷらいばしーってやつがあるからのう。
 この辺ちゃんとしとるのがワシの人気の秘訣じゃなー!」
いやー自分偉い!と元気よく自分を褒めつつも、
手元にあった新しいペットボトルを差し出した。

「まあ飲み物の一つでも飲みながら、その辺に座って話すんじゃよ。」

八坂 良彦 > 「少し考えてる事があってですね」

先生が周りを気にしてくれたのに気づいて。
そう言えばそこら辺気にしてなかったと、自分で苦笑しつつ。

「気にして貰って、ありがとうございす。
あ、お茶頂きます、そんじゃ失礼します」

そういって近くの椅子に腰かけて、ペットボトルを手にして。
すこし軽く深呼吸して。

「えーとですね、先日ある人に言われた事で少し考えてまして。
こう、年齢のわりに外見が…ちっちゃ…おさな……年より若く見られるんですけど。
逆にそれを活かしたらいいんじゃないかって、言われたんです」

自分で思いついたのは、公共機関の利用時に、子供扱いで通るとか程度で、と頭描きながら、呟いて。

おこん > 「ウム―。 なるほどなるほど…。
 外見を活かす、というのもなかなか難しい話でのう。
 まず、じゃぞ。 まずそもそもの話としてじゃな…。」
うーん、としばらく天井を眺めて悩んだあとに、相手に向き直って問いかける。

「おぬしは、その姿と扱いに満足しておるか、ということじゃな。
 例えば、ワシなんて『おこんちゃんかわいいでちゅねー!』とか言われたら嬉しいが、
 背の低いものが皆そうだというわけでもあるまい。
 ワシはカワイイカワイイって言われてなでなでちゅっちゅされたら嬉しいが。」
重要なことは2回言った。

「例えば、お主がいわゆる『見た目より若ーい!』って言われて、
 同級生にカワイイカワイイされたり、下級生に対等にされたりとか、
 そういうことを望んどるか、ということじゃな。 …実際どうじゃよ?」
首を捻り、しばらく考えたあと相手に問いかける。  
尻尾を揺らしながら椅子に座り直す。

「精神と肉体というのは、必ずしも一枚岩ではない。
 だが、相互に影響しあっている…とワシは考えておる。
 つまり、幼い見た目なら幼く扱われて自らも振る舞いが幼気になるし、
 その逆もまた然り…ということじゃな。」
ちょっとだけ真面目な顔になり、顎を撫でながら相手にゆっくりと語りかけた。

八坂 良彦 > 「んー、身長については、親もそうだったから、そうなのかなって感じで。
小さいって言われるのは気にする感じの方かなぁ」

言われ続ければ、機嫌が微妙になる程度には、そんな感じだと。

「可愛いとか言われたり、下級生に対等に扱われるのは、望んでないけど。
それに、反応すると余計に言われたりするから、あんまり気にしてないのが実情ですね」

とはいえ、悪気なく言われたりすることに関しては、本気で気にしてないらしくて。

「はぁ、俺が子供と遊んでもあんまり気にならないのとか。
ある意味で精神年齢が近いから、とかって事、です?」

偶に公園等で修業中、子供に誘われて遊んだりするのだが、子供相手にとか気にならないのだと、苦笑しながら。
尾は言え、遊ぶ時に異能迄使ってないですけどと、言い訳っぽく。

おこん > 「ふむ、ふむ…。 そうじゃな、悪く言われると困るっちゃあ困るのう。
 まあそうじゃな、反応せんというのも一つの手なのは間違いない。」
思ったよりしっかりと自分のイメージを持っている生徒の言葉にうなずく。

「精神年齢が近い…というのもまた違うのう。
 例えばじゃけど、イヌ耳が生えとるひとがおったとして、ワシはその人と話がしやすい。
 というのも、ワシの耳とその人の耳はなんか似とるからじゃな。
 同じようなもんで、人は近い属性の相手を見ると親近感が湧くんじゃよ。
 あとは、そうじゃのう。 子供と遊んでいて精神年齢が近いとなるなら、幼稚園の先生の説明がつくまい。
 そういうことじゃな。 おぬしは割と落ち着いておるから、きちんと”子供の世話をする”というイメージが
 きちんとできておるんではないか?」
あぐらをかいて腕を組みながら答え、時々ペットボトルで口を湿らせる。

「おぬしはわりと自己ができてそうじゃから、ワシがそこまでいうほどではないかもしれんのう。
 例えばこれで『年上のお姉さんに撫で回されるのが最近癖になって…』とかなら、
 ワシもちょっと色々考えねばならんところじゃったな!」
からからと明るく笑い飛ばしながら、机にあったいなり寿司を口に運んだ。

八坂 良彦 > 「反応しないでいると、飽きるのかな、ある程度で止めてくれるし」

手段の一つとして間違いないと言われれば、少し安堵した感じを見せて。

「似た属性相手だと落ち着く…そうなんだ。
 んー、今までそんな事考えた事はなかったなぁ。
 あぁ、確かに幼稚園の先生は、子供じゃないしなぁ。
 世話焼きって感じではないと自分では思うんだけど、自分で自分が微妙に判らない時あるし。
 そう言う事かなぁ」

頬をかきながら、ふむ、と首を傾げて。

「いや流石にそれはないかな。
 女性に対しては男子として普通に興味はあっても、撫でくりされてもなぁ。
 ぁ……いや、大丈夫、多分」

ふと、余計な事を言った気もするが、プライバシーをと言って居たいしきっと大丈夫と言いながら。

「そうすると…んー、外見いかすならそれこそ、似た属性の相手。
 この場合だと子供とかになるのかな、他にもいそうだけど。
 とかに対しての、聞き込みとか、そういう感じかな、子供だけで共有してる秘密って結構あるだろうし


ふと、思いついたように、ぽんと手を打って、どうかな、とそんな顔で先生を見て。

おこん > 「そうじゃな、まあ反応しないっちゅうんは大事じゃよな。
 ”自分は興味がない”というアピールは効果があるんじゃよ。
 ウム…陽キャとか、あるいは耳がついとるやつとか、人間同士とか…。
 なんらかの共通点とか近いところがあると、親しくなりやすいってもんじゃのう!」
そういうことなんじゃよ、と続けて、満足気にうなずく。

「まあおおむねの人は、一定の年齢になると興味の一つや二つや三つぐらいわくもんじゃからな。
 いいんじゃよ…。 やはり思いの一つや二つなければ!」
すごく穏やかな表情をして、相手に語りかけた。
外見に見合わぬ年上(?)面である。

「ウム、なかなかいいアイデアかもしれん。
 それに、背が高くないという共通点を持つ人とも話しやすかろう。
 子供のみならず、ワシとか、他の生徒とかともな!」
ぽんと手を打った相手に拍手。自分できちんと考えて
何をすべきかを見出すことを思いっきり褒めた。

八坂 良彦 > 「て、ことは逆に言えば。
 興味があるって言う事を示すのは相手と会話とかしやすくなるって事でいいのな?
 共通点がある方がってのは、確かにそうかも」

大雑把ば常世島に今の時代に居ると言事がすでに共通点になるなかぁとふと思いつつ。

「うう、逆にそう言われると恥ずかしいんだけど。
 なんかおこん先生に言われると、追い詰められてる気がしてくる」

多分気のせいなのだろうが、外見子供で中身は自分よりも大人と言う存在に、ある種気おされているのか、少し頬に汗をかいて。

「たまに、子供と遊んでていきなりさ、何処何処で変な人いたよなぁって話から、不審者見つけたりもあったし。 
 んー…うん、確かにそうかもしれない、異邦人の人とかと結構いるし。
 あぁ、おこんせんせいも俺とそんなに変わらないかな」

んーと、先生を確認し、座っているので正確ではないだろうが、多分自分の方が大きいかな?、と目測を付ける。

「なんか色々参考になるなぁおこん先生の話。
あ、そういえばお礼もってきたんだけど、おこん先生って油揚げすきなのかな?」

狐→稲荷→油揚げ好きという単純思考から、何か持ってきたらしい。

おこん > 「そうじゃな! 共通点というのは、お互いと会話をするために大事なプロトコルになるわけじゃ。
 言葉もそうじゃし、文化や本人の外見的特徴、その他諸々、色々使い勝手はあるでのう。
 ある意味、この島におるというのもそうじゃな…こう、よくあるじゃろ。
 『俺xx出身なんだけど~』みたいな。 そういうやつじゃな!」
のんびりした調子で相手の言葉にうなずいて見せる。
彼はなかなか飲み込みが早い。

「まあそんなに気にするものでもなかろう。 ワハハ!
 うむ、ワシとおぬしもそこまで変わらぬな。 お互いの背丈が近いと威圧感も少なくてよいのう。」
相手の言葉に答えつつ、ペットボトルを一口。 大体なくなってきたあたりで、えいやとゴミ箱に入れた。

「油揚げか!いいのう! いなりずしと油揚げは別腹なんじゃよ!
 なんじゃなんじゃ~?最初から出してくれたら、ワシももっとやったるところじゃったのに==!」
なにかプレゼントを持ってきたという相手を見てころっと態度を変えて大はしゃぎ。
大きな尻尾を左右に揺らしながら、期待に瞳を輝かせる。

八坂 良彦 > 「なるほど、なんか簡単に言ってるけど、おこん先生のいってるのって、かなり大事な話だよね。
 あぁ、此処だと日本語だけど、異世界出身で同じ世界なら、同じ言葉みたいに。
 漫画とかで見る、お前何処中だよ、的な感じかな、同じ出身地とかだと常識も同じとか」

常世ではなく、本土でいえば郷土料理や、方言もそれにあたるのかな、と納得しながら。

「いや、曲りなりにも女性にってのが、いや、うん…気にしない事にします。
 あぁ、それはある、相手見上げて会話するのって結構疲れるし、上から見られるのって、少し変な感じする」

身長の問題というよりは、上に何かがある事に対する本能なのかもしれないが。

「一応、簡単にできるのしか作ってこなかったけど。
油揚げにチーズ挟んだのを揚げたのと、油揚げの中に長ネギみじん切りにして炒めたの入れて、軽く炙ったのだけど」

リュックサックを体の前に持ってくると、中からタッパーを二個取り出して。
小さな魚型の液体調味料入れに入った醤油らしきものもとりだして、先生の前において、タッパーを開けて見せる。

おこん > 「そういうことじゃな。 『お前どこ中だよ~』っちゅうのは最たる例じゃのう。
 同じ共通点があることで、仲間であるという認識をするわけなんじゃよね。
 今よいこと言ったのう! ”常識”が同じであるというのは、非常に大切なわけじゃな。
 お互い文化の違いによるプレッシャーを受けなくて済むわけじゃからね。」
得心がいったとばかりの相手の言葉に深くうなずいた。

「背が低いとそういうところで困るんじゃよなー。
 うんうん、なかなかいいものを持ってきてくたのう!」
満足げにしつつ、差し入れを出してもらえると大はしゃぎ。
いなりずしをつまんでいたおはしで、早速一つ口に運ぶ。

「…ウム!!! じつによいのう! 油揚げをしっかり焼きこんであることで、
 チーズのあじわいに負けない美味しさと風味がでておるね。
 こっちの長ネギのやつもよい・ これはのう…」
夢中で食べつつ、時折周囲を見回す。 他の先生に見つかったらつまみ食いされるかもしれない。
警戒しつつ再度お箸を動かす。 口に運ぶたびに、太い尻尾が大きく揺れた。

八坂 良彦 > 「意識しなくても、そこら辺を感じてるのもあるって事かな。
 共通点かぁ、俺とおこん先生だと身長とかかな。
 あぁ、なるほど何かして常識が違うと相手がこっちの意図と違う方向に感じるとかあるし。
 ある程度相手の事とかしってれば、そこから会話もしやすそうだなぁ」

常識が違うという事は、この学園や島では多々ある事で、その違いでいさかいも起こる事もあるしなあ、と頷いて。

「ずっと見上げてると首疲れるし、かといって見ないで話すのは礼儀に外れるし。
 授業時間外で話聴くんだし、そう言うお礼はあっていいかなって」

喜んでもらえて一安心といった感じで。

「どっちも、ありもので作った感じだけど、まぁ、おつまみのレシピであった物から検索にしたんだけど。
 ほかにも、ピザ風とかあるみたいなんだけど、温かくないと微妙かなと思って、今回は避けた感じかな。
というか、なんか、凄い参考になったからもっとしっかりしたお礼もしたいだけど、何かいいのあったかなぁ」

食べているのを見て、ある意味で嬉しそうにしながら、貰ったペットボトルのお茶にに口を付ける。
その間に、レシピで調べた物を思い出している様子で、すこし考えこむ仕草で。