2022/04/29 のログ
おこん > 「そうじゃのう、身長とかじゃな。
 外見にしろ所属にしろ、種族にしろ趣味にしろ、
 何かしらの共通点があれば話しやすくもあるし、
 そうでないところをみれば接点がないということになるんではないかのう。」
相手の言葉に重々しくうなずく。
人とそうでないもののコミュニケーションを教えている自分としては、
何度自分に言い聞かせてもよい、重要な話なのだ。

「こりゃあじつにうまかった! 相談事のときは持ってきてくれれば、
 きっとワシはもっと饒舌に喋れるかもしれぬな!
 冷めてもうまいっていうのはすごく良いんじゃよ。
 ワシらも授業でいないときなんかに差し入れもらって、
 冷めちゃったやつ食べると申し訳ない気持ちになったりもするでのう。
 次回もこれがよい!」
断言し、からっぽになったたっぱーを相手にそっと返す。
あっという間に食べ終え、満足げな表情を浮かべていた。

「よし…ワシもそろそろ授業にでも出かけるかのう。
 勉強になったんならなによりじゃが、どうだったかの!」
椅子から降りて立ち上がると、ぐるぐると腕を回したり軽く屈伸したり。
背伸びをすると尻尾の先までぴんと伸びたりした。

八坂 良彦 > 「うん、そこら辺参考にして、もう少し色々考えてみます。
 何も接点なさそうな相手でもよく見た螺るかもだし。
 相手よく見て、自分との共通点とかないか、って」

何か共通点があれば、少しでも話題を作り其処から色々と会話などもできるかもしれない、と。
先生の話をきいて、ある意味で外見だけでなく、全体で自分の活かし方を考える様に、なった様子。

「うん、何かあったらまたそういうの持って相談に来させて貰うよ。
 おこん先生の話は、ホントに参考になったし。
 また、色々話聞いてみたいし。
 冷めても美味しいのも、色々調べればあると思うし」

タッパーを受け取って、リュックへと仕舞い込む。
つまみや軽食で、簡単に作れ食べれる油揚げの料理は結構あったので、調べてみようと。

「あ、おれも次の授業いかないとだった。
うん、すごく勉強になったから、また話聞かせてほしい」

リュックを背負い直し、しっかりと頷いて、嬉しそうな顔で先生を見つめ、頷いて。
椅子から立ち上がると、此方も、んー、と腕を頭の上で組んで体を伸ばす。
その間も、ちらっと先生の動きなどを見ていたのは、自分では気づかれていないつもりの視線だったりしたのだが。

そうして、しっかりとお礼をいって、何やらさっぱりした顔で、またお願いしますと言葉を残して、職員室を後にするのだった。

おこん > 「そうじゃな! 見た目に接点がなかろうと、話してみればなにかとっかかりがあるかもしれん。 
 あまり気負わずに話をすれば、少なくても外見や背丈など相手もすぐ気にしなくなるじゃろう。
 それに、おぬしも気が楽になるじゃろうしな。」
納得してくれた相手によい答えを返せたことに胸を撫で下ろす。
相談を受け、きちんと返せたかというのはやはり緊張するのだ。

「もちろんじゃ!いつでも来てくれてかまわんぞ!
 なんならワシの部屋に来てくれても構わんが、そのときはちゅっちゅかのう!ワハハ!
 いやー、しかしその油揚げはうまかったのう…。」
格納されていくタッパーを名残惜しく眺めながら小さく手を振る。
素晴らしい”お礼”だった。 まだ記憶に新しいその味を思い起こし、眼を細める。

「ウム! では気をつけて行くのじゃぞ!」
生徒が授業に出たのを見届けてから、自身も職員室を出るのでありました。

ご案内:「第二教室棟 職員室」からおこんさんが去りました。
ご案内:「第二教室棟 職員室」から八坂 良彦さんが去りました。