2019/02/02 のログ
ご案内:「教室」に伊都波 凛霞さんが現れました。
伊都波 凛霞 >  
「んんっ……~~~、ふう…」

講義の終わりが知らせるチャイムが鳴り、ほんの僅かに時間をオーバーした教諭と、ざわめきだつ生徒達が次々に立ち上がるなか
両手を頭上に組んで大きく伸びをして、身体の凝りを解して一息
なんのことはないいつもどおりの授業後の風景

「あー…もう試験前、かぁ…」

風紀委員のお仕事も程々に、学業に専念しなければならない
あくまでも学生の本分は勉強にあるのだ

とはいえ試験前最後の休み、ともなれば気持ちの切り替えに遊びにもいきたいところで…

伊都波 凛霞 > 自分は今日はこれが最後の講義 
お昼休みを挟むので次の講義までは時間もあり、だらだらと教室から出ていかない生徒も周りにはちらほら
そんな中でバッグからあれやこれやとファイリングしたプリントを取り出して履修科目別に分けてゆく
今年は風紀委員として活動する傍ら、それなりに履修する講義も減らしてみたのだけどそれでも結構な数になっている

「特に勉強しなきゃなのは、これと、これとー…」

小さくひとりごちながら、整理を続けつつふと窓の外を眺めれば粉雪がチラチラと降っていた
寒いわけだなー、なんて思いながら、本格的に降り出す前に今日は早めに下校したほうが良さそうだと、プリントの整理を急ぐ

伊都波 凛霞 >  
プリント整理ついでに、ペンと見出しを使ってテキストの要項をチェックしていく
試験のたびにやる作業だけれど、勉強が特に苦にならない凛霞には手慣れたもので…

「よしっ、できたっ」

ちょっとした達成感と共に整理と試験勉強のための下準備が完了

「あ…」

ふと周りを見渡すと先程までばたばたとしていた生徒達はおらず、代わりに新しく入ってきた生徒が席に座り始めていた
作業に集中しすぎていたのと、あまり周りが見えていなかったのと…高い集中力も良し悪し、といったところで気づけば次の講義の時間が差し迫っていた

「とと…邪魔になっちゃうね」

少しだけ慌てた様子で鞄に持ち物を詰め込み、ぱたぱたと教室を後にした

ご案内:「教室」から伊都波 凛霞さんが去りました。