2019/02/20 のログ
ご案内:「教室」に清姫 藍紗さんが現れました。
清姫 藍紗 > 夕暮れの教室に差し込む紅い光。
その教室にゆったりと大きく影を伸ばす女が、一人。

窓側に立ち、何かしら物憂げに外を眺めてため息を一つ。
黒い長髪を持つ、見た目だけは存分にミステリアスな女。
怜悧な瞳で外を見やれば、外から見上げた生徒からは冷酷に見下ろされているように思えるかもしれない。

「………風、強いわね」

ただ、悩みの内容はかなり原始的だった。

清姫 藍紗 > 理由は簡単。
割と普通に強風は体を芯から冷やすのだ。
体温の低下がそのまま体力の低下につながる彼女にとっては、風が強いだけでも割と死活問題。

まあ、実際に死ぬようなことは無いにしろ、頭痛はもちろん、体の強烈な倦怠感もある。
この風の中歩いて帰ることを考えると、気が重い、という奴だ。

「………ふー。」

かく、と頭が落ちる。
悩んでいても始まらない。始まらないが……。

清姫 藍紗 > 帰るしかないのだ。とほほ。
寮にでも泊まればよかったが……まあ、人でもないし仕方あるまい。

肩をかくん、と落としてとぼりとぼとぼ。

ご案内:「教室」から清姫 藍紗さんが去りました。