2019/07/26 のログ
ご案内:「屋上」に日下 葵さんが現れました。
■日下 葵 > 夕方の屋上。日中の熱をたっぷりと溜め込んだビルが、むしむしと熱気を揺らしていた。
金属製の扉を後ろ手に閉めて、ベンチに向かう。
太陽に高さのある日中と違って、ベンチは座れる温度になっていた。
制服のリボンを緩めてドカッと座ると、疲れによるものか、安堵によるものか。
はたまた暑さに呆れているのかため息を吐く。
「はぁー……とりあえず今日の当番は終わり。ようやっと休日……」
先ほど校舎内で買ってきた炭酸飲料を飲みながら、ゆったりと遠くをみた>
■日下 葵 > 「さて、帰ろ。風紀委員が遅くまでいたら示しが付かないし」
端末をしばらく操作していたが、不意に時計をみて立ち上がる。
さっきまでオレンジ色だった空も紺色が混ざり始めていた。
一口炭酸飲料を飲み下せば、汗をかいたペットボトルにふたをして屋上を去る。
週末で仕事がないというのは、それだけで足取りが軽く感じられた>
ご案内:「屋上」から日下 葵さんが去りました。