2020/06/10 のログ
四方 阿頼耶 > 「美人にはちょっかいかけたくなっちゃう性分で」

こら、なんて言われればそんな軽口をたたき
ふにゃふにゃの従姉の姿に満足したのか「はいおしまい」とマッサージを切り上げる。
随分肩が楽になっただろう。

「なぁに、俺が誘っても頑なに断ってくるだろうから大丈夫大丈夫。」

ビビリだし、と付け加え。

「でも気にはかけとくよ。OK?
 ああそれと……ここしばらく人手が足んなくなるのは多分マジだからさ。
 ”活気のある生徒”、見かけたら教えてちょーだいよ。良い方でも、悪い方でも」

『活気のある生徒』というのは、ある種の隠語のようなものである。
言ってしまえば目立つ生徒という意味。
良い意味というのは彼の協力者になってくれそうな人物を差し、悪い意味というのは、端的に言えば……怪しい人物の事だ。

「また何かあった時も、まあ無くてもだけど声かけるよ。
 暇な時に飯でもいこうか。奢るからさ」

ご案内:「ロビー」から四方 阿頼耶さんが去りました。
ご案内:「ロビー」に四方 阿頼耶さんが現れました。
織機セラフィナ >  
「んんー、ありがとうね」

ぐぐーと背伸び。
ばるん、と揺れる。

「そんなことないと思うけどなぁ」

あの子はあの子で結構正義感が強かったりする。
一応の理由は聞いているが、そうでなければそれだけで風紀委員には入らないだろう。

「ん、わかった。気にしておくね」

風紀も公安も大変なんだな、なんて考えながら。

「一緒にご飯はいいけど、年下に奢られるほど困ってないからご心配なさらず」

えへん、と胸を張る。
またもばるんと揺れる。

四方 阿頼耶 > 「おぉ」

感嘆の声
何に対してかはご想像にお任せである(?

「まあそう言わずに。世話になってる礼も兼ねてね。

 さて、と…それじゃ俺もそろそろ行くとするかな。
 何時までもブラブラしてたら怒られるからね」

いつもブラブラしてる気がするが気にしてはいけない。
そんな風に言いながら、ひらひらと手を振って彼はそのまま去るだろう…

ご案内:「ロビー」から四方 阿頼耶さんが去りました。
織機セラフィナ >  
「いやいや、恥ずかしいから」

へら、と笑って。

「ん、私もそろそろ戻らなきゃ。またね」

お仕事がんばって、と言いそうになったが、それはやめておく。
かわりににっこり笑いながら手を振って見送ろう。

「――さ、がんばりますかぁ」

あと数時間でお仕事終わりだ。
立ち上がってぐぐーと背伸びをし、ぽてぽて歩いて事務室に戻っていく。

ご案内:「ロビー」から織機セラフィナさんが去りました。
ご案内:「食堂」に小鳥遊 日和さんが現れました。
小鳥遊 日和 > (人がまばらになった時間帯の食堂…食券自販機の前に立ち尽くすバニーがいた。
 震える手を画面に伸ばしては引っ込め、また考え込んでは手を伸ばし、引っ込める。
 葛藤はかれこれすでに15分を越えようとしていた。)

…どっちだ……どっちだ……!
(画面に写っているのは、カツ丼と鉄火丼である。
 そろそろとカツ丼に触れようとして…ピタリと手を止める。)

こっち……?
昨日の飲み会のことが思い出し、ゆっくりと息を吐く。
 昨日の飲み会のダメージを受けた、三十路の胃袋…。 
 そこに今カツ丼を入れてしまえば胸焼けは必至である。)

じゃあ、こっち……。
(指し示す指を鉄火丼に移す。
 確かにカツ丼より鉄火丼のほうがライトなのは間違いない。
 しかし、 昨日の飲み会は居酒屋だったのだ。
 必然的にお刺身を沢山食べてしまったのである。
 こんなことなら、もっと…サラダとかにしとけばよかった。
 だが、覆水盆に返らず…今更後悔しても遅いのだ。)

…う、ううっ…!
(2つの間をうろうろする指。 時計の長針は小さく動き、
 自販機の前に立ってから20分が経過しようとしていた。)

小鳥遊 日和 > そ、そうだっ!麺類…!!
(悩んでいた所に活路を見出そうと、懸命に端末を操作する。
 もりそばとか、あっさり的なラーメンであるとか、そういったものがあるはず。
 祈りながら麺類のページを開いて、じっくりと読み始めた。)

ごっつい醤油ラーメン、それに天ぷらOR唐揚げそば/うどん…。
(天ぷら&唐揚げはともかく、醤油ラーメンの方も大概だった。
 うず高く盛られた野菜、そしてその周りを外壁のように覆う幾枚ものチャーシュー。
 まるで高射砲塔のような雄々しさである。)

ううっ……。
(へにょ、とウサミミからも力が抜ける。
 飲み会で打撃を受けた胃袋にはどれもこれも重たいのだ。
 ちょっと悲しげに鼻をすすりながら、なにかあることを信じて
 端末をぺたぺたと操作し続ける。) 

小鳥遊 日和 > (結局ボリューム迸るご飯しかなかったので、おいなりさんをトレイに載せ、
 更にはフルーツががっちり乗ったタルトも載せた。 支払いを済ませると、
 長机の端っこに座ると、しっかりと手を合わせる。)

よし、いただきます。
(静かにご挨拶をしてから食べ始める。 いくら胃もたれしているとはいえ、
 おいなりさんだけならさほど辛いわけでもない。 そうそうに平らげてから
 タルトに手を伸ばした。 大口を開けるのも恥ずかしいので、うまいこと
 フォークで切り分けつつ口に運ぶ。 タルトの甘さとフルーツの味わいが心地よい。
 ゆったりと時間をかけて食べ終えると、最後にお茶を飲み干してから満足げな表情を浮かべた。)

…まいっか!
(甘くておいしいものを食べたら、たいていのことは気にしなくて良くなるものだ。
 ものすごく幸せなオーラを溢れさせながら、食堂を後にするのでした。) 

ご案内:「食堂」から小鳥遊 日和さんが去りました。