2020/06/27 のログ
ご案内:「第三教室棟 試験対策ルーム」におこんさんが現れました。
■おこん > じゃからー、感想文でもビデオでもいいんじゃよ。
おぬしが自分たちと異なる価値観を持った存在と触れ合ったときに、
何を思ったり感じたか。 別に悪いことを書いてもワシは怒らんよ。
感情を抱くのは自由じゃからなー。
(テーブルの上にあぐらをかいて、生徒たちに語りかける。
不安がる生徒たちを慰撫するように、優しい口調だ。
試験前には、劣勢を挽回したい生徒たちが空き教室にこもって勉強をすることがある。
そう聞くと立派ではあるが、未習熟なものだけで集まったところで学力を向上させるのは難しい。
ということで、おこん自ら授業がないタイミングでこの対策ルームに現れ、
生徒たちの指導をしているというわけなのである。)
■おこん > ”人間”と異なる存在に触れ合って、どのように思ったか?
何を読み取れたか? 友愛か? それとも恐怖?
ハグするべき相手か? それとも、刃を突きつけるべき相手か?
どんなことでもよい。 理由がわからぬならわからぬでかまわぬ。
自分が”相手”をどのように認識したか、それを記すのじゃ。
(座り直して、足をぶらぶらさせながら生徒たちに語りかける。
生徒たちの方を見ると、頭を抱えたり、必死に端末と向き合っていたり、
己の結果をまとめていたり…進行度はまちまちといったところだろう。
すでに提出されたレポートに眼を通しながら、生徒たちに語りかけた。)
ほれ、例えばワシなんかも人間ではないわけじゃからな。
ワシを見て思ったこととかあるじゃろ? ほれ、ちょっと言ってみい。
(「女児」「50年前ぐらいに流行ったVtuberにいそう」「のじゃロリじゃないですか?」
生徒たちはとても素直だった。 穏やかな表情で何度もうなずく。)
なんかちょっとワシに対する風当たりが強い気がするが、いいんじゃよ…。
大事なのは相手を観察し、己の感情に気づくことじゃ。
(相手を認識し、対話を成立させる…おこんが教えるコミュニケーション学の骨子である。
対人間でも、対人間でない存在でもそれは変わらない。
書き記すように告げながら、内心ちょっと傷ついていた。女児て…。)
■おこん > (とりあえず、この場にいた生徒たちはどうにかレポートを書いてくれたらしい。
それぞれにざっと眼を通してから頷いてみせた。)
うむ、これぐらい書けておれば問題なかろう。
この学園は、コミュニケーションの実地研修が存分にできる貴重な場じゃ。
なにせ、隣に座っておるものが異なる理の元に生きる存在だったりするのじゃし。
よく学ぶのじゃぞ~。
(のんびりした調子で生徒たちに呼びかけてから、教室を後にするのでした。)
ご案内:「第三教室棟 試験対策ルーム」からおこんさんが去りました。
ご案内:「第三教室棟 屋上」に劉 月玲(リウ・ユェリン)さんが現れました。
■劉 月玲(リウ・ユェリン) > 拝啓、お父様お母様。
いかがお過ごしでしょうか。
そちらに気候があるのかはわからないけど、のんびりしていれば幸いです。
本題です。
お父様、お母さま。
シャオリンは本当に吸血鬼になってしまったかもしれません。
「……はぁ……」
■劉 月玲(リウ・ユェリン) > ここ最近、背中が痛くて仕方なかったのですが。
ある日、起きたら変なのが生えてました。
肩甲骨辺りから生えてるようで、最初は気持ち悪い感覚でした。
最初はルームメイトにも黙ってて、服の下に隠してましたけど。
数日前からもう隠せないぐらい大きくなりました。
制服に穴をあけないとだめになるぐらいです。
「うぅー……」
■劉 月玲(リウ・ユェリン) > 病院には行きました。
でも検査結果は変わらず、純血の吸血種で、鬼ではないそうです。
羽は、異物というよりは元からあった、ようなものだそうです。
よくわかんないです。
「……なんでこんな……」
■劉 月玲(リウ・ユェリン) > とりあえず経過観察で、必要なら手術もあり、とは言われました。
でもこの羽、試してみたら飛べました。
初めて飛んだ時は感動したけど、でもやっぱり不便な感じです。
だって、仰向けで寝れないんです。
「……暑いぃぃぃ……」
■劉 月玲(リウ・ユェリン) > 背中の羽が当たって、変な感じで、眠れないです。
これだけは、何日たってもまだ慣れないです。
「……血液でアイスクリームとか作れないのかしら。
そういうのがあったら私、買いだめするのになぁ」
そんなわけでお昼寝に来たのですが。
お日様が暑い。
■劉 月玲(リウ・ユェリン) > いつの間にか春が終わってもうすぐ夏な感じ。
水着を買いに行こう、とは思っているが。
(今年はみんなと海に行けるのかなー)
ぱたぱたと羽を動かして風を起こしながら空を見る。
■劉 月玲(リウ・ユェリン) > そして、次の授業の鐘が鳴る。
あ、お昼寝が出来なかった。
いや、こんな暑さの中で切るとも思っていないが。
「もー、今度水泳部のとこいって、プール入らせてもらおっかな」
そう言いながら、屋上を出ていく。
ご案内:「第三教室棟 屋上」から劉 月玲(リウ・ユェリン)さんが去りました。