2020/07/06 のログ
ご案内:「第三教室棟 保健室」に千疋 フウロさんが現れました。
ご案内:「第三教室棟 保健室」にビシュクさんが現れました。
ビシュク > 「ん、ん、ん…雨、止まないわねぇ…」

保健室で日報を書き入れながら、物憂げに思いを馳せる銀妖狐ひとり。
すらりと細長い狐耳をぴるるっと揺らして雨音に聞き入り、毛並み豊かなモフモフしっぽをゆらり・ゆらりと往復させて、硝子越しの梅雨空を見上げているのだった。

千疋 フウロ > 「ふぁ、ぁ――……」

と、がらりと戸を開け、小柄な影。
何時もの3割増しで気だるげな少女がとてとてと。

「……先生、ちょっとタオル。借りていいかな……?」

眠たげ――…というよりも、湿度が高いのが好きではないのか。或いは外で昼寝でもしてたとこに降られてしまったのか。
しっとり、肌にシャツを張りつかせた姿で。ケモミミを思わせる跳ね毛も今はぺとりと伏してしまっている。

最近はすっかり、保健室の常連で…決してサボり屋、という訳でもないのだけどなにか落ち着く様子。
こうして教室に戻るより早いときは、特にこちらに厄介になることが多いようなのです…。

ご案内:「第三教室棟 保健室」からビシュクさんが去りました。
ご案内:「第三教室棟 保健室」にビシュクさんが現れました。
ビシュク > 「あら、フウロちゃんいらっしゃーい♪今日もふわふわのんびりさんねー?…って、あらあら、雨に降られちゃったのかしら?
急に降ってきたものねぇ…ええ、コレを使いなさいな?」

ぺっとりしっとり、雨に濡れたワンコめいた少女を笑顔で迎え入れる狐教師。

事あるごとに保健室へのんびりしにくるフウロを邪険にすることもなく、ともすれば威圧感すら与えてしまう切れ長の瞳を柔和に緩め、フウロの頭の上からふぁさっとバスタオルをかけてあげる。

…ふんわり、いい香り。ビシュク自身の匂いだろうか。

千疋 フウロ > 「うん――……。いつもなら降る前にわかるんだけど、今日はなんかダメ……。ふあ、ぁぁ~~……」

相当に気だるげな様子で。バスタオルで髪を拭き。拭きながら――…徐々に斜めになっていく。
そのまま、ぼすンっ

「ふあっ ごめんなさい……」

バスタオル越しにたわわでやわらかいものに突っ込んだ。ような感触。
…バスタオルのやわらかいビシュクの匂いがもっと濃ゆく甘くなった。ような?

「最近、なんだか…へんな“匂い”がおおいきがするから。
 ……当てられないように、嗅ぐの我慢してたら調子悪くなってきた……」

匂い、といっても感覚的なモノでしかないのだけど。
フウロの能力として、嗅ぎ過ぎるのは深く相手のプライバシーを侵害するため、控えるべきことで……。
その匂いが、周囲の異性――あるいは同性もかもしれないが――…それを無意識に誘惑する仕草に起因するなど、知る由もない話。
……ともあれ、目鼻ふさいで我慢して生活してたらストレスがたまっただけの事なのだが。

ビシュク > 「フウロちゃんの鼻が効かないなんて珍しいわねぇ…さてはお昼寝してたのかなー?」

わっしゅわっしゅ、優しく丁寧にバスタオルでの髪拭きをお手伝いしてあげながら、くすくす微笑み。

「あらあら…んーん、いいのよー?むしろ甘えてくれる方がおねーさん…いいえ、先生としては嬉しいかなーなんて、ね?ふふっ♪」

…フウロが突っ込んだ先は、ビシュクのニット・セーターの谷間…軽く100をオーバーするようなたわわに『たゆぷんっっ♪』と埋まり…いっそう甘い香りが、少女の鼻孔を満たす。それでいて離れさせる気配もなく、くしゅくしゅと髪を拭くことを続けているのだった。

「へんな匂い…?具体的にはどんな匂いか、分かるかしら?」

普段明朗快活なフウロが、ここまで調子を崩すことなどは珍しいことで、日頃から接することも多いビシュクからすれば、見逃せないこと。
保険医としても、出会って間もないけれど年の離れた友人めいた少女のためにしっかりとカウンセリングする姿勢に入る。

千疋 フウロ > 「ン、と――お、おおお……」
離れようとするやいなや、期先を制するが如く拭く手が伸びてきて。
不思議よ抵抗もできずされるがままに、わしわしわし。
…むち、たぷる♡ と、やわい…青年男子の憧れの塊といっていい感触を贅沢にも味わって。
そのままくってりとすると、やわい二つのたわたわに潜り込むように。むぎゅ、むち。とフウロの比べると子供のようなたわわが上下で重なりあって。その様はいっそ鏡餅の倒立といった風情だが……。

「えっとね。ちょっとねっちょり。してる感じかな? うーん……」

それはともかく。少なくとも、友人になった青年達からは感じることはないのだけど……人の多い学園ともなると、女性に紳士ばかりではないという事だろう。
少々野暮ったい感情に、嗅ぎ慣れぬフウロが過敏反応してしまった…。ということかもしれない。

ビシュク > 「ん、ん、ん…よーしよーし♪なんかフウロちゃんって甘やかしたくなるのよねー♪」
4つのアトミックマウンテンが潰れ重なり一つになって、凄まじい『圧』が生まれ出る…もし目撃者がいれば、視線がブラックホールのごとく吸い付いてしまうかもしれないほどの…重力…!!

「………ああ、うん。よく分かったわ。
そうね、フウロちゃん…それはフウロちゃんを性的…端的な言葉でいうと、えっちな目で見ている男の子の視線ね。
フウロちゃんはとっても可愛いし、セクシーさんだからそういう視線で見られちゃうのもやむを得ない…というわけでもあるんだけど、でもフウロちゃんが気疲れしちゃうのなら話は別よねぇ…」

フウロの赤髪を拭き終わり、手の中でバスタオルを纏めて苦笑いするビシュク。
無論、フウロ自身が無意識に誘惑してしまうような仕草をすることも問題なのだが…それにしても、看過していれば多感な思春期には良くないことも起こりうるわけで。

千疋 フウロ > 「う、ん…? えっち…そっか。交尾したくなってるって事…かな」

わかっているのかわかっていないのか。テキストと単語を脳に詰め込むような授業方法が良くなかったのか。
ともあれ言葉としては理解したが実感はいまいちわかない様子。
……なるほど、こんな感じなんだ。と、一応悩みとしては消化できた様子。

(……なんか甘やかしてくれてるのはわかるんだけど……)

いまいち、底がわからない匂い。こうしていながら本当に油断していいのかいまだにわからない…。
けれど、どこか匂いが懐かしくも感じてつい甘えてしまう。

(……やばい。隙だらけだ。ちょっとフウロなさけないかんじ)

…などと、もう次の事を考えたりもしつつ…。

ビシュク > 「直接的な表現だけど、それで大正解ねぇ。つまり…フウロちゃんを見ると、交尾したくてしたくて仕方なくなる、生物として自然なサガなの。
んー、ちょっと難しすぎたかしらー?」

最近まで山奥に籠もっていたという少女が半分小首を傾げているのを見て、より噛み砕いて説明しようかと一思する。

「ん、ん、ん。…ふふ…フウロちゃん、それ正解よ?一見気を許して良さそうな相手でも、ちゃーんと警戒して見定めながら相手をするっていうことが大事だからね。」

素性の底が知れない香りを漂わせる銀狐が、あっけらかんと少女が警戒しているのを看破した上で、ふわふわと微笑んで頭をぽむ、ぽむっと撫でる。

「そうねぇ…フウロちゃんがとても困っているならば、そういうトラブルを防いだり、軽減する方法もあるけど…」

千疋 フウロ > 「んー……え? あ、うん。わかった。わかったと思う」

折角のビシュク先生の講義をぜんぜん聞いてなかった系。
一度に、いくつも悩める程おりこうではないという…!!

「なる、ほど。……隙はみせちゃだめって事だね」

完全に別の事に頭がいって、一瞬瞳がギラリと肉食の相。
……なのだが――……

(やっぱり、隙があるような無いような……。この匂い、嗅いでたらふにゃふにゃしちゃうや。……ふにゃあ……)

と、頭を撫でらえるとすぐに飼い狼めいて。くってり。
尻尾はないけれど、あれば振ってしまうようなゆるみぷり。

「ん、ん~~……。困っては無い気はするけど、そういうのは知っておいた方がいい気がする……。不覚は、とりたくない」

ビシュク > 「んー、フウロちゃんにはちょっぴり早かったかー。うんうん、ゆっくりお勉強していきましょうね?」

もふっ、と、無拍子でたわわハグしてくる銀狐教諭。
…隙を見せなくてもハグされる、いったいどうすればいいというのか…!

「常からその瞳だと、周りを遠ざけちゃうものねぇ…よーしよしよし、フウロちゃんは愛らしいわねぇ♡」

くってりぷにゃぷにゃになって、てふんっともたれてくるたれウルフめいた少女を、ふこふこモッフリと髪梳き甘やかしまくる保険医狐…男子教諭だったら即事案めいた風景だ…!

「そうねぇ、そういう知識をちゃんと積み上げておかないと、いざというときに『とても困る』かもしれないから。」
フウロの意思と、今目の前の女生徒に話しても完全には理解できないだろう妊娠の可能性を示唆しながら。

「先生の魔術…正確には妖術なんだけど、それの一つに符術っていうのがあるの。簡単に言うと、御札に魔法を籠めておける。フウロちゃんがそういう不覚を取らないために、その御札を身体の一部に張っておくことを先生からお願いしたいんだけど…どうかしら?」
そういって、懐からピッと取り出したのは…複雑な紋と文言が幾多にも折り重なった一枚の紙切れ。
フウロが魔術に疎かったとしても、そこから何かしらの特別な力が伺い知れるだろう。

千疋 フウロ > 「む、む――…。がんばります…」

完全にあやされるような対応に少し不服と思いつつ。
しかしこの匂いには抗い難い――…。
もはや、隙だどうのという余裕も無くただモフやかされるまま…。
ズリズリ、と密着して埋まってしまう様。ついでにお昼寝もしてしまいたい…!

「う――…うん。なんだかもう。なんでもお願いします~…」

魔術。妖術…。うん?もしかして無防備だとよくないんじゃないかな?
もう少しよく考えた方がいいかもしれない。
……と、一瞬でも頭に過ったか大分あやしい即答の返事であった。
元より、魔術の天敵の血筋。零落れて代を重ねたとはいえあまりではないだろうか……。
あるいは、目の前の女性がそういったものも貫通する誘惑性を秘めているのかもしれないのだけど。
それではれば、そもそも相手が悪かったということだろう……。

ビシュク > 「ふふ。大人扱いして欲しかったら、お勉強もちゃーんと頑張りましょう、ね♪」
穏やかに窘めて、さっきフウロが上の空になってしまったことをほんのり匂わせ。
フウロとビシュク、二人が密着すれば、みちん、むちん、たぷん、ぷりゅんっ…音が聞こえてきそうなほどにムチムチな、女体肉の撓みっぷり…圧倒的ボリュゥミィ…そして抱き合えば、必然的にぽかぽか暖かくもなるのだった…!

「こぉら、またすぐに人を信じてー。それじゃあ危ないわよー?もうっ」
御札で優しく、ぺちんっと額を叩いて苦笑。
「フウロちゃんはほんとに座学がニガテそうねぇ…でも、いいわ。今はセンセーのこと、素直に信じてくれても、ね?」
そういって微笑みを浮かべる銀狐は、様子こそ妖艶なものの、フウロを騙している『ニオイ』は感じられず…

「それじゃあ、フウロちゃん。ちょっぴり脱いでくれるかしら?」

なんと??

千疋 フウロ > 「はぁ、そゆのは、ここに来る前にがんばったつもりだったんだけど――……はい……」

そうとうに嫌だったようで。お勉強に少し眉を顰めつつも、やわい極上クッション…むしろマシュマロ? くっつけばくっつくほど、やわやわ同士が浅く押しつぶれてどこまで呑まれちゃいそう。そんな感触に埋もれてあったかくなると……。

「……わりと、どうでもよくなってくるのかも――……あいたっ」

ぺしりとおでこに。べつに痛くないんだけどつい声がでちゃうもの。
うー…と、喉を鳴らしつつ、ふかふかのクレヴァスから顔を上げて。

「ん? はい」

全部脱いだ。

ビシュク > 「とってもがんばったのは分かるから、もうちょっとだけがんばりましょ?がんばった分ご褒美あげるから…んー、ご褒美といっても何がいいかしら?」

グランドキャニオンからテイクオフしたフウロ機をぽふぽふしながら、お勉強の結果何をご褒美したらいいか聞いて。

「えーと、言葉が足りなかったわね。上着だけで良かったんだけど…えーと。」
てとてとてと。   かちょぃん。
万が一にでも人が入ってこないように、保健室に施錠して。

「んー、まぁいっか。あとでちゃんと着ましょうね?
えい。」
とても気楽に、エレベーターのスイッチを押すかのように、フウロのぷにぷに下腹部へと御札をぺとっと貼る銀狐。
……目に見えて、大きな変化があるようには見えない、が…うすぼんやりと、御札が光っているような…?

千疋 フウロ > 「うー……ん。そだね……ドーナッツかパンケーキでいいよ?」

にまぁ、と頬を緩ませて。案外、食い意地はある。
山ではそう頂けない甘味にドップリと浸かりきっているのです。

(……心配しなくても、ちゃんと武装はしてるから安心なんだけどな……)

脱ぎすぎ=油断しすぎってことかな?
ううん、むしろこの方が相手の隙を誘えると思うんだけどどうだろう。
そんなふうに思いつつ背中を眺めながら、この状況でも体の影に隠したままの長巻を少し弄んで。
振り返った時には、やはり影も形もないのだけれど。

「大丈夫。そこそこの相手でも3人ぐらいなら同時にイケると思う」

むふー。と、暴力の事になると少し得意げ。まぁ、外でのそこそこがここでどこまでのレベルになるかというとまだ未知数だけど。
と―――。

「ひ……にゃあっ!?」

ごく自然に張られた。
…なぜ。と思ったりもするのだけど、その不思議な発光にも小首を傾げて。
……これなに? って、視線をビシュク先生へ。じー…。

ビシュク > 「ふんふん、それじゃあ今度学生通りにどうかしら?学生通りに、ちっちゃいけどすごく美味しい洋菓子屋さんがオープンしたっていう話よー?」

にっこり、食い意地たっぷりの元山奥ガールにお出かけの提案。まさか開店前に行ったことがあるとはつゆ知らず。

「―――武装しているからといって油断しちゃ駄目だから、ね?」
一瞬、優しげだった瞳の貌が すぅ…っと研ぎ澄まされた名刀のように細まり…
   ゆるり、ふわり、のたり、無拍子。挙動とリズムが全く読めない前動作ゼロの仕草で、フウロの不可視の長巻を『掴む』。野生のケモノであれば総毛立つような隙を奪われてしまう。

「―――強い子は多いから、ね?」
…一瞬で汗だくになるような所作をした後に、ふんわりとした気配に戻り、フウロの大切な獲物を手放し微笑む。
……やはり底が知れない狐……

「えっとね、簡単に言うと…フウロちゃんが自分から『したい』と思った相手じゃないと、交尾するのを妨害する御札ね。
バチっとしたり、ヒンヤリしたり…フウロちゃんも、ちゃんと気を許したなかよしの相手のほうが、ツガイとしてはいいでしょ?」
ケモノ基準の説明でフウロへ性教育を始める保険医。この子の基準としては、これからしたほうがいいだろうと判断してのことだ。

千疋 フウロ > 「えっと。陽くんのとこ、かな。うん。この前ケーキ貰ったけどおいしかったから。また行きたいな―――」

何気ない会話の中でも決して油断している訳ではない。
していない―――…のだけど。

「……ぁ」
ぶわり、と。一瞬で総毛立つ。細められた瞳に一瞬強張る筋肉。
ほとんど反射の抜刀の為、指が速やかに動くのをそれが阻害した。
あと、されるがまま。とられたのが武器だったことは幸運という他ないだろう。

「……『納刀術・影送り』。見切られたのはここで初めて、かも」

手放された長巻を受け取ると、また身体の影に隠す。
…ビシュクには、もはや意味のない動作だろうけれど――。
ふー…と吐息は重く、しかし底の見えぬ強者にどこか心躍るようで。
一族のモノとしては良くないのはわかってるんだけど。

「……ふむ、ふむ。そっか。わかった」

こくこくと何度も真剣に頷く。…そこまで話を聞いているのかというと、まぁ……。
どちらかというと、先ほどの動きで火がつき、ビシュクへと熱い視線を送っているきもするのだけど――!!

ビシュク > 「武の研鑽の末に編み出された技の一つのようね。
フウロちゃんの年齢で、その技に至ったことはとてもすごいし、誇っていいことだと思うわ。
…でも、それを上回る相手がいる可能性もまた在ることを、胸の片隅にとどめておいてくれると嬉しいわ、ね?」

悔しそうでありながらも、どこかわくわくとした鼓動を感じるフウロの胸元を軽く、つんっと突いてから。鮮やか朱髪をくしゅくしゅと優しい手付きで撫でる。
底知れず油断できない、そして油断はするなと忠告してくる狐教師だが…そも、危害を加えるつもりなら、とっくにしているだろうことが野生の本能で伺えて、そこは信頼してよさそうだった。

「あそこのパティシエさん、陽くんって言うのねぇ。じゃあ今度行きましょっかー♪…それと、フウロちゃんが良かったら、暇な時にでも異能含めての訓練、付き合うわよ?」
ぱちんっと。黄昏のように紅い瞳をウィンクさせて、心沸き立つフウロにそんな提案。

「もう、そんなラブコールたっぷりの視線向けちゃってー。おねーさん本気出しちゃうぞー♪」
くすくすっ♪めらめらと火のついた視線を向けられたら、すごく嬉しそうに、全裸のフウロをもふんっ♪っとだっこして、しっぽでしゅるるんっ♪っとダブルハグ…!!

千疋 フウロ > 「ン、くぅン……。……うん、そーしたい。そーしてくれると、嬉しいかな……」

にこぉ、と複雑な心境だけれど笑顔で、どきどき…。
撫でられ、ふりふりと頭をゆすると跳ね毛が耳のようにパタついて。
…信頼できるし、訓練も手伝ってくれるし――……また、陽くんのおみせにもいけそう。だし。
色んな嬉しい事が重なる様で、ぎゅうっと、柔らかなお狐に抱きついてしまうのだけど。

「……あれ? これもしかして呑み込まれちゃうきがする」

わあ。と声を上げるとカウンターハグ&もふもふしっぽ包み!
小さな声を上げながら飲み込まれてモフモフとやわふわ。ぷにぷにむにゅん。
……なんやかんやと巻き込まれると姿が見えなくなってしまうのでした……。

「……えっと、あの、くすぐったっ、ひゃ、わっ♡ ぁ―――……っ♡」

ビシュク > 「……素直に信頼してくれるのは嬉しいわね。安心してね、フウロちゃん。おねーさんに頼ってくれて、いいわよ?」

くすくす…ふわり。
ぎゅっとしたあとは、羽毛のような軽やかさでフウロをゆったり、きれいな背中をぽふ…ぽふ…ぽふ…母が子をあやすかのような安らぎのリズムで、慈愛を伝える。

「ふふー♪…おっとっと、あまりやりすぎるとフウロちゃんがおめめぐるぐるーになっちゃうわね。そろそろ制服着直しましょっか、フウロちゃん。先生も手伝ってあげるわ。
そのあとに、ご飯でも食べにいきましょっか♪」
にっこり、おめめぐるぐるぽわぽわーの全裸っこをなでなでしながら、目の離せないほど危うい、でも可愛らしい狼っこのお着替えを手伝ってあげるのだった。

千疋 フウロ > 「頼る? ……うん。そうする。頼る」

そんなふうに考えた事は無かったけど……思えば、ここに来てから助けられてばかり。
……もしかして、誰かに頼ったり、頼られたりしてもいいのかな……。
そんなふうに。なであやされて。

「……そうする。けど……でも、一人で着れるから……わ、わ」

といってる間に着せ替え人形の如く。
……なんだか、何をしてもかなわないきがしてきた……。
そう思ってしまいながらも、どこか嬉しい気持ちは頬を緩ませるもので。

二人、保健室をでて……。
すっかりと雨の上がった空の下、街へ繰り出すのでした。

ご案内:「第三教室棟 保健室」からビシュクさんが去りました。
ご案内:「第三教室棟 保健室」から千疋 フウロさんが去りました。