2020/07/20 のログ
ご案内:「第三教室棟 教室」に水無月 斬鬼丸さんが現れました。
水無月 斬鬼丸 > 授業終了のチャイムが鳴り響いてから数分
少年はぐったりと突っ伏していた。
今日で期末試験は終了。
今日は最終日で、それ以外は運に任せていたり真面目にはやってなかったのだが…
受けていた授業の中で判定が厳しいものがあった。
流石に単位を落とすのはまずいと、頑張って一夜漬けしたのだ。
おかげさまでテスト自体には手応えあったのだが…

「………ぁ゛~~~……」

疲れた。
いくら成長限界突破していたとしても
それなりの努力は必要なのだ。
そして努力とはつかれるもの。
久しぶりにちょっとその気になった少年は疲れ切っていた。

水無月 斬鬼丸 > 周りの生徒はおわったおわったーっとテストの重責から解き放たれはつらつとしている。
自分も気分的にはそのとおりなのだがそれよりも疲れたーという思いが強い。
前半は勉強もせず遊び回ってたし
その途中でフェイといい感じになってたし
はっきり言えば勉強なんてうっちゃってフェイとずっと過ごしていたかった。
無限にいちゃいちゃというかべたべたというか
えっちなことしていたかった!

とはいえ、ある方面からなんか強い圧力があって
後半は結構真面目にやっていたつもりだ。
まぁ、世話になっている人の言うことだから素直に聞いていたが…
やはり机にかじりついて…というのは慣れない。

周囲からはカラオケに行こうとかメシを食いに行こうって声が聞こえる。
ああ、こうなったら歓楽街は今日は人でごった返すことだろう。
まぁ俺はボッチですけど!!

「…今日は歓楽街に行ってもまともに遊べなさそうだな…」

ドコモかしこも混み合ってそうだし。

水無月 斬鬼丸 > 手を組んで…大きく伸び。
背骨と肩がゴキゴキボキボキと音を立てる。
なんかここのところ体使うこと多いし…マッサージにでも行こうかな…
どっかにそういう店なかったっけ。
歓楽街の奥まったところにあるいかがわしいマッサージ店ではないやつで。
あると聞いただけで、実際行ったことはない。もちろん。
そんなお金ないし未成年だし。

「んぅー…」

呻いて肩を回すとゴリッゴリっとその度に鳴る。
普段から運動してればたまに頑張ってもこうはならないだろう。
これから控えめな運動くらいはやるべきかな…

水無月 斬鬼丸 > とはいえちょっと疲れたらマッサージ店にいくとか
ややおっさん臭くないだろうか?
いや、そんなことはない。
最近では疲れた会社員のお姉さんも利用してるらしいし。
リラクゼーションサロンとかあるらしいし…
とはいえ、そのへん陰キャ男子が行けそうにないオシャレ空間が展開されてたりするので
正直自分としては避けたくなるわけなのだが…。

「(異能で断ち切ると、痛覚とか触覚に干渉しそうだしなぁ)」

アレだ、ストレッチ。
ストレッチの方法とか検索して家でやろう。
それがいい。

テストが終わって他の生徒はフットワークも軽くさっさと出ていくものが多い。
おかげさまですでに教室の中の生徒はまばら。
そろそろ行くかと荷物をまとめている間に、残る生徒は自分だけになってしまった。

水無月 斬鬼丸 > 明日から夏季休暇だし今日から海開きだし…
午後はもう多くの生徒が遊び回り始めるだろう。
休暇自体は嬉しいが…さて…夏休みか……
休みなら…なにはなくとも…

「(フェイとできるだけ多く会いたいなぁ…)」

ぽやーっと頭の中に少女の姿を思い浮かべつつ立ち上がる。
そのためにも疲れはパーッととってしまおう。それが良い、そうにかぎる。
もう一度伸びを一つ。
さあ、昼飯食って…帰るか!!

ご案内:「第三教室棟 教室」から水無月 斬鬼丸さんが去りました。
ご案内:「第三教室棟 ロビー」にセシルさんが現れました。
セシル > 試験最終日の午後。
やや疲弊した様子で現れた、風紀委員会の男子制服姿の中性的な人物。
自動販売機で冷たいブラックコーヒーを購入すると、椅子にもたれかかるように座り込んだ。
コーヒーを開けて数口飲むと、深い…深い溜息を一つ吐く。

セシル > 学生生活前半は委員会活動に熱心に取り組んだし、何より在籍年数は4年を超えた。単位数は問題なく足りている。
それでもこの人物が未だに学生であるのは、「卒業の準備が出来ていないから」…もっと詳しく言うと、「卒業後の進路のために必要な勉強が終わっていないから」だ。
そのため試験科目数は多くないものの、ほとんどが専門科目で、試験内容も重い。
せっかく買った冷たいコーヒーがぬるくなっても仕方がないくらいの動きの重さで、ちびちびと口を付けながら脱力していることだろう。

この人物の平常のありようを知っている人間からすれば、ギャップを感じるかもしれない光景だ。

セシル > (教育学史の長文記述…何とか、形になってよかった…)

コーヒーに口を付けて、また溜息を一つ。

そう。
異世界出身で剣術と魔術を嗜む、しゃっきりしていれば王子様然としただろうこの人物、教師志望なのである。

セシル > この人物が教師の道を志すことにしたのは、とある大切な「友達」の存在が大きい。

もっとも、剣術は鍛えてはいるが「達人」の高みはまだ遠く、魔術は到底教えられる水準ではない。
この人物…セシルが目指したのは、「異邦人」という自らの出自を活用しての、同じ立場にある者達とこの世界との仲立ち。
世界の常識の違いから社会に適応出来ない者の、すくい上げとフォローだった。
何らかの専門知識というよりは、「教えること」「支援すること」の専門性が求められていくことになるだろう。