2020/09/03 のログ
ご案内:「第三教室棟 屋上」に雨見風菜さんが現れました。
雨見風菜 > 9月に入って、8月よりも暑さが和らいできた。
だがそれでも暑いことには変わりない。
そんな中、雨見風菜は屋上の、日陰部分になるベンチに座っていた。

「平和ですねぇ……」

のんびりまったり。
表面上清楚な少女が、平和を満喫している。

ご案内:「第三教室棟 屋上」に阿須賀 冬織さんが現れました。
阿須賀 冬織 > 夏休みが終わり早数日。
再開したばかりの為内容としても軽い授業を終えて屋上に休憩にやってきた。

「屋上にくんのも久しぶりだなー。」

んーっと声を出しながら背伸びをする。
太陽に当たるのも気持ちいが、まだ昼間の気温は高い。
出来れば日陰で休みたいなーと思い、軽くあたりを見渡す。

「あー、横いいっすか?」

良さそうなベンチを見つけ、先客の女性に軽く一声かける。

雨見風菜 > 「ええ、どうぞ」

未だに太陽光の暑い季節、日陰に入れるものならば入るべきである。
そして相手に嫌悪感を持つ要素がない以上、風菜には断る理由がない。

そういえば、バーベキューのときに見た覚えがある。
名前は、確か……

「冬織さん、でしたね」

阿須賀 冬織 > 「サンキューっと。ふー、8月終わってもあちーな。」

オッケーをもらえたので軽くお礼を言ってから横に腰掛け、独り言ちながらハンカチを取り出す。

「んあ? どこかで会ったっけ?
……あー、そういやバーベキューの時にいたよな。確か魔術で着替えしてた。」

名前を呼ばれ、はて、どこかであった事あっただろうかと彼女の方を見る。
顔を見て少し考えるとそういえば見たことがある。
確か自己紹介も聞いた記憶がある。名前は……

「……雨見さん、であってたっけ?」

雨見風菜 > 「少し和らいだとはいえ、暑いことには変わりませんしね」

こちらは特に汗をかく様子がない。
というのも『液体収納』を使って居るのだが、そんなことは魔力を観測でもしなければ傍目にはわからない。

「ええ、雨見風菜です」

阿須賀 冬織 > 「ほんと、いつになったら収まるんだろうなこの暑さ。」

魔力に精通しているわけでもなく、流石に女性をじろじろと見ているわけでもないので彼女の様子には気が付かない。

「おっ合ってたか。んじゃまあ改めまして、俺は一年の阿須冬織。よろしくな。
えっと、雨見も生徒であってるよな? 何年?」

雨見風菜 > 「10月までは暑いまま行くんじゃないでしょうか。
 根拠はないですが」

くすくすと笑いながら胡乱な予想を言い放つ。

汗をかいていないということは制服が透けることもない。
もしも透けてしまえば、風菜の場合他の女子よりも男子が動けなくなることは請け合いだろう。

「私も一年生です。
 ええ、よろしくお願いしますね」

阿須賀 冬織 > 「うへー、あと一か月……。なんか本当にそうなりそうで嫌だあ。」

リラックスしているからか、浅く腰掛け背もたれにもたれかかって仰向けになりながら彼女の言葉を聞く。
10月という言葉に、根拠はないがなんとなくそうなりそうとぼやく。
暑いのがすごく嫌いなわけではないが、流石にこうも続くと嫌になる。早く秋になって欲しいものだ。

「同じ学年かー。こちらこそよろしくー。」

ん……同じ学年、雨見……。どっかで聞いたことあるような……? まあ気のせいか。

雨見風菜 > 「ええ、早く暑さが引いてもらいたいものですね本当に。
 この予想が当たらなければいいのに」

そうなれば、一気に寒くなるかも知れないが。

「まあ、夏のお楽しみも色々とありますけどね。
 夏の旬、海水浴……それに、ふふふ」

言ってて思い出せば。
そもそも野外露出を始めとしてこの夏休み、殆どえっちなこととは無縁だったなと振り返る。

阿須賀 冬織 > 「ほんと。なんかこう異能か魔術でなんとかできねーんかな。」

まあ島全体の気候を変えるとなると随分な出力が必要そうだからできたとしてもやらないだろうが。

「あーまあな。……んー、でも大体楽しんだしやっぱもういいかなあ。ん……?」

夏祭り、釣り、ショッピング、海、BBQ。
夏休み何をしたかなと思い返せばこちらはそれなりに満喫していて、やはり秋を楽しみたいなと思う。
最後に突然軽く笑う様子には、何があったのかと少し首を傾げる。

雨見風菜 > 「自分の周りだけなら、冷気や風の魔術が使えればなんとかなりそうですね」

自分には才能がなくて使えないが。

「まあ、夏休みという長い休みがありましたしね。
 ふふ、最後が気になりました?」

にこりと笑顔を見せながら。
その姿は、噂に聞く痴女のイメージとはかけ離れたものながら。
その実この女がその痴女であるのだが。

阿須賀 冬織 > 「魔術……使えるといいなあ。」

まあもし仮に才能あっても来年からだが。

「へっ!? ん、ああ。」

にこりと笑った彼女の顔はどこか恐ろしく感じた。思わず生返事を返す。
痴女だなんて気が付いていない。噂から想像されたイメージと違うのだ。

雨見風菜 > 「一度魔術書を使って勉強してみては?
 図書館にも多数ありますし、何なら古書店街を巡ってみるとか」

魔術学の授業で教わる、一般的な魔術が全く使えていない風菜は。
そうやって自分に向いている魔術を習得している。

「冬織さん……もし、今、私が何も下着をつけていないと言ったら。
 見てみたかったり、します?」

そう言葉を紡ぐ裏で、無詠唱無媒体の魅了魔術を発動する。
効果は弱く、もしかしたら彼には効かないかも知れないが。
汗という媒体があるのに使わない以上、軽い遊び程度にしか風菜は考えていない。

阿須賀 冬織 > 「あー、古書店街。一回見て回りたかったんだよなー。」

魔術書。そういやそういうものもあるのか。今度の週末相手いたら行くかなあと頭の中で予定をたてる。
なんて考えていると飛び出してくる爆弾発言。

「……。へ?」

時間が止まった。すごいそんな異能を持っていたのか(そんなこと多分ありません)
着てない……? 何を? ……下着?

えっ、あっ っと短い声は出るものの、纏まった言葉が口から出ない。
自然と目線がそちらに向かい、体が意に反して少しずつ近寄り……

彼女が本気でなかったことと、すでに想い人と言える存在が居たからだろう。
そこではっと我に返った。

「えっ……え、と。……流石にその、そういうのは……。あー、やめとく…かな。」

顔を真っ赤にし、たどたどしくはあるものの、見ないと否定の言葉を紡ぐ。

雨見風菜 > 彼が動揺し、少しばかり引き寄せられたところで。
我に返られて否定の言葉が紡がれた。

「そうですか。
 ええ、それもいいでしょう」

くすくすと笑って。
自分の魅了魔術が、全然本気ではないとは言え少しばかり効果を出せていたことに満足するに留める。

「綺麗な薔薇には、棘があるものです」

風菜はそう言って、立てた人差し指を自分の唇に当てた。

阿須賀 冬織 > 危なかった。異能か魔術かはわからないが、これは早急に対抗手段を手に入れないと不味い。
今回はなんとかなったが、次精神に関わるようなものを受けた時、耐えられるかどうかわからないのだ。

「……ほんと。綺麗な花だと思ってたらとんだ劇物じゃねーか。」

綺麗ということは否定しない。が、それにしてもまさか履いていないうえに魅了?までしてくるなんて……。
何を条件に発動してるかわからないが、こういったものの定番は目を合わせることだよなと思い、顔を逸らしながらそう呟く。