2020/10/26 のログ
ご案内:「第三調合室」に藤巳陽菜さんが現れました。
藤巳陽菜 > 遮光カーテンの閉まった部屋、緑や紫の色の蝋燭の炎だけがこの部屋の明かりとなっている。
そんな、部屋の中ですり鉢に入った何かしらの根をゴリゴリと潰す蛇の半身を持つ少女。
甘いようなもしくは何か腐ったような匂いが部屋に充ちている。

「はー……絶対これ匂い付くやつだわ。」

陽菜の服装は黒っぽい見るからに魔女のローブ。
これは薬品がかかった際に身を守る為に特別な植物で染めてあるもの。
魔女の魔術を学ぶ際に購入が推奨されていたローブ。

それに加えてこれまた同じように魔女のようなつばの長いとんがり帽子。
これにはとんだ薬品が顔や髪にかかる事を防ぐ効果がある。

……一見ハロウィンのコスプレのようだが常世島では珍しくない光景である。

藤巳陽菜 > 「えーと……あとはこの青い花を入れて……。」

青い花を一緒に入れてグッと潰していく。
甘いにおいと植物の青臭い匂いが合わさって……やっぱり独特の匂い。

「……しばらく混ぜて。」

グニュルグニュルと合わさってゲル状になって固まっていく。
ぐにゅりぐにゅり……。

混ぜるほどに緑色の餅みたいに……

藤巳陽菜 > 「最後にこの白い粉を入れて……。」

じゃりじゃりしてる……。
匂いは……何て言うんだろう……悪い匂いではない臭い。

それをゴム手袋を嵌めた手で小さくちぎって丸めてクッキングシートの上に並べていく。

「あとはこれを乾燥させれば完成ね。」

取り出したのはドライヤー。
弱い風を浴びせていく。

藤巳陽菜 > ……しばらく、しばらく。

「……なんとか乾いたわね。」

乾かすのにかなりの時間を有した。
乾いたそれを容器に移して……。

「あとは後片付けね……」

料理も調合も片づけが大変。
……片付けの手間が大変なのだ。

ご案内:「第三調合室」から藤巳陽菜さんが去りました。