2021/02/21 のログ
ご案内:「実験室」にアメリアさんが現れました。
■アメリア > コポコポと沸騰しながら、桃色の煙をあげる鍋。
それを見つめるのは一人の学生。
「たぶんこれで完成してるけれど……」
甘い匂いが部屋中に蔓延している。
窓を開けて換気しているが、どうにも流れが悪い。
後で強制的に風を起こす必要があるだろう。
■アメリア > それはともかく。
火から鍋を離し、鍋を氷水に付ける。
時間があれば徐々に冷えていくのを待つが、面倒なのでさっさと冷やす。
その間に彼女は小さな入れ物を用意し、ミストノズルと組み合わせる。
■アメリア > 数十分待ち、鍋の中の液体が冷えたのを見計らって容器に入れていく。
(飲んだりしなければ平気、とはいってもちょっとねー)
容器に入れる際に手に少しつくが、すぐに水で洗い流す。
さて、これで完成だが実験は必要だ。
■アメリア > ごそごそと隅っこから箱を取り出す。
中にはネズミが二匹。
何の変哲もない、地球産のネズミ。
チューチューなき喚いているところを、上からピンクの霧を吹きかける。
■アメリア > プシュ、プシュ、プシュと三回。
気持ち離れながら吹きかけ、ネズミの様子を覗き込みながら伺うと。
「――わー……。うん、実験成功ってことで」
何とも言えない事態になっていることを確認。
とりあえず目当てのものは作れたので良いだろう。
■アメリア > あとは鍋の中のものを全て保存容器に移す。
これが高値で売れるのだから仕方ない。
誰に使われるのかは知らないが。
「用法用量はっと……」
成人6回、とだけ表記して、ぺたりとシールを容器に張る。
さて、撤収撤収。
ご案内:「実験室」からアメリアさんが去りました。