2021/11/04 のログ
■深見 透悟 > 「自分に出来ない事は出来る奴にやって貰えば良いだけだしなー。
上手いことやらないと、いつ死ぬか分かったもんじゃないし
あ、これは今は分かりにくいかもしれないけど、俺じつは幽霊で……いわゆるゴーストジョークなんだけども。」
幽体の時ならともかく、テディベアの今では伝わりにくいか、とわざわざ解説を
特段面白い訳でも上手いこと言ってるわけでもないが、言わないと気が済まないらしい
「えぇ……何とかなるの爆弾……
それならそれで見ず知らずの喋るテディベアに自分のおっぱ…体を好きにさせる為に躊躇なく抱く女って評価になるんだけどー!?
それはそれでヤバい人では……ちょっと怖……うわぷ。」
金銭を要求されるよりも単純な恐怖が芽生える
だが、胸に押し付けられれば否応にも柔らかな感触に心が揺らぐテディベア
■雨見風菜 > 「幽霊だったんですか、なるほど」
ゴーストジョークよりも、そちらの方に意識が行った。
つまり今はテディベアに憑依している、と把握した。
「爆発する前に収納して『糸』で巻いておけばなんとかなります。
時間があるなら解体できる人のところに持っていくとかも。
最悪、私以外誰も居ない空間で爆発させるとか」
手段は色々ある。
破片が飛んでくるだけなら、最後の手段でも無傷でなんとかなるだろう。
「そうですね、そういうやばい女と言われれば否定はできません。
良いですよ、好きにしてもらって」
クスクスと笑ってヤバい人という評価を肯定する。
雨見風菜とは、そういう女であるのだった。
■深見 透悟 > 「あんま驚かない感じ……?
まあこれだけ異能やら何やらあるんだから、喋って動くテディベアが幽霊だった、とか驚かないか……」
ちょっとだけしょんぼり。もし次会う機会があれば絶対幽体で会ってやろう、と決意したり
幽体で会っても驚かなさそうな気はするが、そこはそれ物は試しである
「えー……こわー……
魔術でもなんでもなくそんな事出来るって、やっぱ凄いな異能って
いや異能があるからってそういう事を淡々と想定できるお姉さんも大概だけど……」
天才魔術師を自称する幽霊inテディベアでもちょっとドン引き
どんな環境で生きてればそうなるんだ、とこの世界の治安とかが心配になってくる始末
「ヤバイ女だって認めたー!!??
ヤバい女だったかそっかー、安心したーじゃあお言葉に甘えてー
……ってなるわけねーでしょーが!?怖いわ!!普通に怖いわ!!」
スケベ心よりも恐怖心がまだ勝ってる
まだ勝ってるというより、だいぶ勝ってる。33-4くらいで恐怖が勝ってる
■雨見風菜 > 「女の子の姿になってるドラゴンな方も居ますしね
幽霊の方も、先日のハロウィンで楽しんでいたそうですし」
流石に幽霊は友人にはいないが、少女姿のドラゴンは知っている。
単なるドラゴンではないけども。
そして、ハロウィンでこれまた別の友人の少女が幽霊を含むアンデッドの催しに参加していたという話も聞いた。
多分幽霊姿であっても驚かないだろう。
「あ、収納するのは魔術ですよ。
物理ならなんとかなります、物理なら」
風菜の『糸』は物理攻撃に対しては強靭だ。
まあ、想定の根幹自体は学生が戯れに『学校がテロリストに選挙されたら』と考えるようなものだが。
それに自分の異能をきちんと当てはめて考えては居る。
とは言え、落第街の治安はそれが起こってもおかしくなかったりもするが。
数ヶ月前にも戦争めいた戦いがあったし。
「怖がらなくていいですよー、危害は加えませんし。
……幽霊に危害を加えるって、そもそも触れるんでしょうか」
■深見 透悟 > 「えぇ……そんな人も居るの
まあそうだよね、ハロウィンあったから幽霊も珍しくないか」
ただし透悟は幽霊である事を差し引いても不可視な状態である
テディベアな今なら見れるし触ることも出来るが、幽体は基本的に“視えない”のだ
「ああ、そうなの……?
物理なら何とかなる、とかそういう次元の話じゃない気もするけど……
そもそも何でこんな話になったんだっけ……ああ、落ちてるものを無暗に拾うな、って話か」
脱線に脱線を重ねて何処から来たのか分からなくなっていた
まあこの少女が多少の危険には対応できる、と分かったからもう良しとしたい透悟である。
改めてこの島の人間こえーな、って思ったのだった
「危害を加えられるとか、そういう意味じゃない怖さがね!?
得体の知れない物を前にした時の、常識が通じない恐怖というか!
……まあ今はテディベアに入ってるから普通に触れるけど、幽体の時はまあ、霊感があれば?」
■雨見風菜 > 「居るんですよ。
そもそも、物語などでよく出てくる種族で、この島で見かけない種族って何が居るでしょうか……」
そんなレベルなのがこの島だ。
「魔術や祟りとかが絡んでいるとどうにもなりませんね。
先程も話に上がったように、できないことはできないです」
まあ、物理なら何でもというわけでもないが。
とは言え、大抵の対人物理攻撃なら何とかなるだろう。
だがこの島の人間がみんなこういうこと出来るわけではないが。
「幽霊の方でもそう思っちゃうんですねぇ……
霊感があるかは、まあ無いとは思いますが」
実際に確認したわけではない。
とはいえ、今までそういった体験をしていないのでないのだろう、きっと。
■深見 透悟 > 「へ、へえ……なんでも居るんだな……
それなら同じ世界の出身者とかも居るかもか。それはやだな……」
元の世界の人間にあまりいい思い出は無い
少なくとも、透悟の周囲に居た人間に限っては
「あー、なるほどねー。
つまり俺が幽霊パワーを発揮してお姉さんを呪っちゃったりすると何も出来ないわけだ」
ふーん、と分かったようなそぶりで物騒な事を言い出す
もちろん幽霊パワーを発揮したところでテディベアから出られすらしないのが現状なのだが
「幽霊とか関係ないからな、狂人相手にするのって……
そっか、お姉さんも霊感無いか―まあ今度幽体で会ったら触れれるか試してみようぜ」
もしかしたら気付いていないだけで霊感があるかもしれないし、と
■雨見風菜 > 「居るかも知れませんし、居ないかもしれません。
ただ、集団で転移したというわけでもなければ、同じ世界の人と会った人の話はあまり聞きませんね」
実際には、風菜はその類の話は聞いたことはない。
だが、流石に断言はできない。
様々な世界から、それぞれ一人だけ、1グループだけが来ているとは考えられない。
「きゃー怖いですよう」
芝居がかった悲鳴を上げる。
現状ではそんな事できないだろう予感はあるのだ。
「そうですねー、触れるならどこでも触ってもらって良いですし」
たとえセクハラされても受け入れるのが風菜である。
むしろ自分から押し付けるが。
■深見 透悟 > 「出来れば会いたくねえなあ……
転移して来てない事を祈っとこーっと。」
たとえ転移して来ていたとしても顔を合わせることがありませんように、と拝み倒す勢いのテディベア
よほど元の世界の人間と因縁があるのだろうか
「全然怖がってねえ……
まあ良いけど。別にホントに何かしてやろうって思ってるわけじゃねーし」
少女の悲鳴に少しだけムッとしつつ
何か出来たとしても何もする気は無い事だけは主張しておく
「どこでもって、手とか頭とかだよっ!
変なとこ触る気は無いし……ってか押し付けるなって!」
ぎゃー、と悲鳴を上げながら柔らかな暴力に抗う透悟
なんか触ったら負けだと思っている
■雨見風菜 > 「そんなに嫌ならば、出会ってしまえばご愁傷様、ですねぇ……」
相当嫌がっているのがよく分かる。
理由は自分で言うならともかく、こちらからは踏み込まない。
「そうでしょう?
あまり禍々しくないですもん」
かつて会った、神代先輩を知ったような口をきく少女。
その少女に感じたようなベクトルの恐ろしさは感じないからこその反応だ。
「遠慮なさらず、ですよ」
とりあえず今はこのテディベアに柔らかな胸を押し付ける。
■深見 透悟 > 「まーね。
お姉さんには居ないの?出来れば会いたくないなーって人とか。」
誰しも一人か二人は絶対に会いたくない相手というのは居るものでは?と思い訊ねてみる
訊ねてから、あんまり居なさそうだなと思ったがそこは口を噤み
「まあ悪い霊じゃねーし、俺
テディベアに入ってて悪いも何もあったもんじゃねえけどさ!」
禍々しくてたまるか、と善性な幽霊は主張する
ツッコむだけ野暮なのは重々承知だけれど
「遠慮とかじゃなくてー!
何なのさっきから、触られたがりなの!?」
むにんむにんと押し付けられる物に対しいっそ触った方が相手の気が済むのか、と悩み始める
■雨見風菜 > 「居ますね。
できれば会いたくない女性が」
表情を変えず、きっぱりと言い切る。
多分、次に会えば自分は無事で済まないだろうし。
「そうでしょうそうでしょう。
ただ、テディベアだからといってとても恐ろしいテディベアの作り話もありますが」
悪性の幽霊ならココまで平和に会話はできないだろうし。
「んー、幽霊だからそっちの欲は薄くなっちゃってるんでしょうか?
喜んでいただきたいだけなんですが」
■深見 透悟 > 「あ、居るんだ……ちょっと意外
まあ誰しも会いたくない奴くらい、居るんだよな」
うんうん、と頷く透悟
まさか物騒な理由から会いたくないとは思ってすらいない
「それは作り話っしょ?
俺は本物だし、つーか何かしたらこのテディベアが汚れるからやーだし」
テディベアである間はなるべく汚れるようなことはしたくない
誰かから報復を受けるようなこともしたくない。だからしないのだ
だったら幽体の時は?……それはまあ、時と場合による
「そういうわけじゃないけどさー!
何て言うか、ムード?雰囲気?そういうのがあるわけじゃん!
嬉しいとかやらしいとかの前にこえーんだもんお姉さんは!」
■雨見風菜 > 「誰とも仲良くはしたいんですけどね。
やっぱり、馬の合わない人は居ます」
もちろん、相手が仲良くしようと思わなければ仲良くはなれないのは知っているのだが。
やはり、禍々しい敵意・殺意を向けられるのは誰だって嫌だ。
「ええ、作り話ですね。
あなたが綺麗好きで良かったです」
その作り話は汚れとは無縁だったが、そこまで説明する必要もないし聞きたくもないだろう。
少なくとも、彼が身体を汚さずに出来ることなんてあまり多くないのが現実だろうし。
「あら、あなたは今テディベアでしょう?
だから可愛がっても問題ないでしょう」
そうやって胸に押し付けながら撫でていると、携帯端末のアラームが鳴る。
「おや、流石にそろそろ帰って寝ないと明日に響きますね……。
ということで、テディベアさん。
また縁があれば」
彼をベンチに、元通りに座らせて。
来た方向を向いた、と思ってら振り返って。
「あ、私、一年生の雨見風菜と言います」
■深見 透悟 > 「あはは……まあ気持ちは察するけど
ま、俺は仲良くしてあげても良いからさ!」
だからちょっと狂気じみた行動に出るのは止めて欲しい
そう続けようとして、さすがに失礼かもと思い止まった
「この体、というかテディベア、貰い物だからさ
大事にしたいんだよねー、出来る限りだけど」
ふふん、と少しだけ自慢げに
「テディベアだけど!問題無いけど!
それとこれとは何か違くない!?」
ムチムチとした感触と共に、撫でられる心地よさは否定し難い
相手が相手でなければ大手を振って甘んじるところではあるのだが……
やっぱりまだ恐怖心の方が勝ってる
「あ、そ、そう……
そうだね、またご縁があればー
雨見さんか……俺は深見透悟、トーゴで良いよ」
ベンチに置き直されれば、片腕をあげて振ってみる
そうして雨見を見送るテディベアだった
■雨見風菜 > 「ええ、それではまた、透吾さん」
パチリ、とウインクして。
手から銀色の『糸』を伸ばして、もと来た方向へ跳び去っていくのだった。
ご案内:「第三教室棟 屋上」から雨見風菜さんが去りました。
■深見 透悟 > 「ばいばーい、雨見さん」
来た時同様に跳んで行った雨見を見送って
その姿が見えなくなれば、大きく息を吐いてベンチの上で崩れ落ちる
精神的疲労が凄い。死んで初めてここまで精神的に疲れた気がする、とややぐったり
「まあ、次会ったときはもうちょっと印象も変わるかな……」
変な人ではあったが、悪い人ではない。でかかったし。
そう思い返してから、でもやっぱり変な人だったなあ、と苦笑して
「俺も帰ろう……てか下まで送って貰えばよかった!!」
傍らの本を抱えると、ベンチから飛び降りて
とてとて校舎内へと続く扉へと向かうのだった
ご案内:「第三教室棟 屋上」から深見 透悟さんが去りました。