2022/01/10 のログ
ご案内:「第三教室棟 職員室」に釜雲 蓮司さんが現れました。
釜雲 蓮司 >  
デスクの上でテストの採点を終え、ゆっくりと伸びをする
時間は放課後を少し過ぎ、外はもう暗くなってきている頃だ。
腕時計で時間を確認し、ゆっくりと伸びをしたらマイカップを取り
コーヒーメーカーの元へと向かい、カップを置いてボタンをポチッと。

「ふぁ……んー」

少し集中しすぎて肩や首がこってしまった
腕や首を回しながら 注ぎ終わるのを待って 砂糖をたっぷり
ミルクもたっぷり入れてコーヒーではないなにかに変身した
液体が入っている カップ それを取りデスクへと戻る。

「んー……甘いですねぇ」

甘いコーヒーのほうが好きだし 頭が疲れている時はこれに限るのだ
それにしても 周りの同僚の会話の内容 恋愛や結婚について
それが耳に入ってきてしまって 考えることもあった。

釜雲 蓮司 >  
今は教師として修行中の身であるし 考えている暇はない
親友の身も心配であるし 最近は連絡をとってないから 連絡でも取ろうかと考えていて。
大丈夫だろうか そう心配するけれど 会ってみないことには、と思考を切り替える。

「はぁ……いい人いないかなぁ」

考えている暇はないと言っても 考えてしまうからしょうがない
カップ片手に珈琲の香りがする甘い液体を啜る。
生徒相手とか 普通に考えて駄目だし 年の差を考えろと自分に言い聞かせる。

かと言って同僚達にその目を向けたとしても 話題にできるのは
仕事の会話だけで ほかは天気の話とかしか思い浮かばない
自分から話しかけるのもちょっと躊躇うし とか自分のヘタレさ
それに大きくため息を吐き カップをデスクに置いて突っ伏す。

27歳独身 危なくなかろうか。

釜雲 蓮司 >  
いや、今の結婚適齢期は25歳から30歳 後3年もあるのだし
ゆっくり探せばいいだけの話であって まだ焦るような時間じゃない
こういう話も親友としたいのだが 忙しいだろうし と遠慮してしまう

焦ってもしょうがない なるようになるさ その精神で行こう
身を起こして溜まっている書類に手を付けて カリカリとペンを動かす

後3年 いい人が来なかったらお見合いでもしよう

はぁ ため息を一つ 無意識にペン先で書類を叩く

釜雲 蓮司 >  
「あ゛」

答案用紙を点だらけにしてしまった 考え事をしながら
仕事はやはり駄目だと 頭を振って、点だらけにしてしまった
答案用紙の右下に小さく 謝罪の言葉をかき。

「集中、集中」

時間は、そうして過ぎていって。

ご案内:「第三教室棟 職員室」から釜雲 蓮司さんが去りました。