2021/11/11 のログ
弓倉麻久良 > 「ミイラ取りがミイラになったら、
 意味がないですし、逆にいえば、
 荒事以外はラクおにーさんに相談ですね?」

仕事ぶりはわかるけど、相談事であれば頼りになりそうだという認識はブレなさそうだ。

「自転車だと労力は少なくなりますけど、 
 その分運動になるかといわれると……
 ああでも……坂道とかあると逆に辛かったりしますよね。
 とりあえず、健康そうな顔になったら……
 ……快気祝いで食べさせてくれそうですね?」

結局食べさせられる未来は避けられなさそうだと思わず南ー無ーって顔になってしまうのであった。

「少なくとも怒られるようなことはされた覚えはないですね。
 怒るときは怒りますよ。
 ただ、怒り下手だと思われるのは……
 単純に怒りのポイントがが別にあるだけだと思います?
 ほら、たいていの事はゆるせるけど、
 部屋を汚すのは許せないとか。」

よくあるじゃないですか?なんていいつつ

「こればっかりは落ちてみないと分からないって奴なのかもしれません。
 しいていえば……周囲に凄い人が多すぎて実感がないのも大きそうですね?」

いい出会いあるといいですねーなんて同意しながら、
うん、難しいかもしれないなーなんて達観である。

毒嶋 楽 > 「そうそう、荒事の場合も……まあ上手い事取り次ぐから俺ちゃんに相談で良いよ。
 ま、一番いいのはそういう相談する事態にならない事だけどね。」

へらへらしてはいるものの、言葉は全て心からの本音。
相談には全力で対応するし、どんな相談でも受け付けるが、相談自体が無いのが一番だ。
出来るだけみんなには平穏無事に過ごして欲しいよねえ、としみじみと呟く楽なのだった。

「まあそんなわけで俺ちゃん毎日頑張って歩いてるわけですよ。
 そして大量に食わされてるわけですよ……もうやだ。
 弓倉ちゃんはダイエット、ちゃんと自分に合うものを選べるようになるんだよ。」

軽い口調で告げる言葉は、何故か非常に重く感情がこもっていた。

「なるほど。確かに怒りの琴線ってよく分からん人も居るねえ。
 ま、弓倉ちゃんにはあんまり怒った顔しないで欲しいと思うなあ俺ちゃん。
 やっぱ女の子は笑ってる方が可愛いっしょ。ねー?」

へらへら。楽の場合はもう少し笑顔を勉強した方が良いだろう。

「そうそう、落ちてみたら案外ガッツリ嵌ったりして?
 まあうん……そだね、美男美女多いもんねぇ……」

思わず遠い目をしてしまう楽だった。

「さぁてとぉ、俺ちゃんはそろそろ戻りますかぁ。
 弓倉ちゃんとお話しできて、少しは気力も回復したし?」

ありがとね、なんて笑いながら告げて。

弓倉麻久良 > 「確かに。ええ、まぁ、でも、そうですね。
 美味しいお店がないかとかの相談ならありだと思いません?」

ちょっと悪戯めいた表情を浮かべた。

「とりあえず、弓道と、
 運動はしっかりしてますので大丈夫ですよ。
 ええ。ちょっとテスト前とか不安ですけど?」

平均点はとってるとはいえ、
頑張らずにとれるほど頭もよくはないのである。
でも、大丈夫と笑いながらも真剣に目を見て返して。

「とりあえず、心配しないでも無駄に怒る事もないと思いますよ。
 ほら、怒るとつかれるじゃないですか。
 だから必要な時だけ、です。」

そういいつつ、笑ってる方がかわいいといわれると、
ちょっと顔を赤らめてほほえんでしまう私である。

「それはラクおにーさんもだと思いますよ。
 でも、ええ……
 能力もすごい人多いですしね……」

同じく遠い目である。

「それでは、今日はありがとうございました。
 今度はゆっくりあえるといいですね。
 なんて。
 ええ、お仕事頑張ってくださいね。
 私は……もう少し弓を引いてそれで……
 片づけして帰ります。」

今日はありがとうございますと深々頭をさげるのであった。

毒嶋 楽 > 「あー、それなら俺ちゃんにお任せあれ。
 いろんなお店知ってるよ~、甘い物以外にも、フレンチにラーメン、うどん屋なんかも。」

紹介するする~、と呑気に笑ってみたり。

「そうだねえ、部活頑張るのが一番かもね。
 勉強は……俺ちゃんも自信ないけど、まあ一応は教えられるとことか、あるかも…いや、どうだろな……」

一度留年しているだけに、そこはかとなく自信はない。
しかし可愛い後輩の為、力になれるところは力になっておきたいと思う。

「あ~、そうだねぇ。その心構えは肝に銘じておきたいわ。
 疲れるよねえ、怒るの。うんうん、大事なことじゃん。
 それにううん、やっぱり笑ってる方が可愛い。」

俺ちゃんの見立て通り、とほほ笑む麻久良に大きく頷く。
やっぱり笑顔の方が見ていて和む。男女関係なく。

「ふふん、ありがとう弓倉ちゃん。でも俺ちゃん枯れ気味だしなあ。
 能力もねえ、派手だったりするよねえ、みんな。」

同じ人間なのになあ、と溜め息と不平をこぼしつつ。

「ううん、こちらこそだ。
 そうだねぇ、ゆっくりお茶でもしたいもんだ。
 じゃあね~、弓倉ちゃん。俺もがんばるよー。
 体に気を付けてねぇ。」

それじゃあまた、と飄々と手を振って。
来た時同様、どこか浮ついたような足取りで楽は弓道場を後にしたのだった。

ご案内:「弓道場」から毒嶋 楽さんが去りました。
弓倉麻久良 > 「ええ、では、また。
 ラクおにーさんの方も体に気を付けて。」

にっこり笑って手をふって見送りながら、
勉強についてきく、そういう手もあるのかなんて思ったりしている。
割と本気だ。
ともあれ、いい出会いだったななんて笑って――
再び弓と矢、そして的に向き合い練習する。
辛うじて的に中る程度ではあったが、
これくらい出来れば十分なのでは?
なんて首を傾げ、ひとしきり射終えると矢を回収し片付けるだろう。

ご案内:「弓道場」から弓倉麻久良さんが去りました。