2022/01/26 のログ
おこん > 「ウム!! 何も一度決めたからといって絶対に、たとえ相手が嫌がってもそばにいる…というのは違うじゃろ。
 そこは柔軟に対応せよ。 なにしろおぬしは女子と付き合うのは初めてであろう!」
力強く鼓舞する。 若さゆえの一本気なところは、美点でもあるが悪く向いてしまえば欠点だ。
釘を差しておくことできっと柔軟に動けるようになる…と思いたい。

「……ウム!!! まあいいじゃろ、寿司屋でいちゃいちゃしたんじゃし!」
いきなりそれを送ったら大騒ぎだろうけど、そういった相手でもあるまい。
雄々しくうなずいてみせた。

杉本久遠 >  
「わかりました!」

 力強い先生の言葉に、あっという間に元気になる単純さ。
 まあこういう直線的な性格で裏表がないのが、後輩に慕われる理由でもあるのだろうが。

「い――いちゃいちゃなんてしてませんよ!
 その、危うく押し倒されそうになりましたけど」

 そう言えばだいぶ距離が近かったなと思い出して、急に照れ始める。
 タイミングがやはりズレている。

「――えっと、こんな感じでどうですか?
 思ったまましたためてみました!」

 と、ここで堂々と先生に書いたメッセージを添削してもらおうっていうのだから、やっぱりどこかズレていた。
 

おこん > 「ウム!! え? 今”押し倒されそうになった”って言ったのう…。
 い、いや、二者間のことじゃからいいんじゃけども!!」

こいつらなにか数段飛びで事態が進行しており、まったくわからん。
理解を概ね諦めながらも、とりあえず二人のことだから応援しようとした。

「まあ、今回だけじゃぞ! 人からの言葉でラブを語っても仕方ないからのう。」
彼が作成した文章を眺める。

「……ウム!! 自由でよろしい!!」
もはやつける薬なし。 さじを投げた。
まあでも悪いことは書いてないし、素直でよい…だろう、たぶん。

杉本久遠 >  
「いや、ほら、おこん先生がアドバイスしたんじゃないですか。
 彼女、本気で実行しようとしたんですよ?」

 まあもちろん未遂で終わってますし、実際は押し倒される前に久遠が気づいたんですがね。
 先生のナイスなアドバイスで危うく、寿司屋の個室が大変な事になるところだったのだった。

「ほんとですか?
 よし、それじゃあ送ってみます!」

 なんとかにつける薬はないと申します。
 百戦錬磨のフォックス教諭もお手上げ。
 どうせならお手上げじゃなくて油あげが欲しいところでしょうねえ。

「――よし。
 ありがとうございます先生!
 おかげでどうしたらいいか、わかりました!
 さすが先生、百戦錬磨の経験、頼もしいです」

 メッセージを躊躇いなく送信すると、深々と目の前の教諭に頭を下げるのだ。
 

おこん > 「ウム、ということはよほどおぬしのことを好いていたということであろう!
 それほどまで本気なら…。 まあ、受けて立つしかないわのう!
 正直すごい猪突猛進な文章だとは思うが、相手が相手じゃ、問題なしと見た!」
相手から聞いた話しにうなずいてみせる。
ようするに、相手は杉本くんを狙っていたのだ。 狙撃である。
それならば問題ないだろう。 たぶん。

「ウム、しかしワシが手助けできるのは最初だけじゃ。
 これからはおぬし自信が経験を積み、相手との付き合い方を考えねばならぬぞ!
 なに、杉本くんならそれもできよう! 常世サンタでワシとつるんでおるのだ、
 力量はワシも十分良く知っておる!」
鼓舞するように尻尾で肩を叩いてから机から降りる。

「さて、と…ロ研の連中がまた来るかもしれん。
 そろそろ引き上げるのが良いかもしれんぞ。」

杉本久遠 >  
「そ、そうなんですかね?
 そうだと、はは、嬉しいですけど」

 ここで、照れてニヤケだすのだから、残念感八割増しである。
 でもあらためて両想いなのかもと思えばニヤケもするのだろう。
 このあたり、まっとうな青少年をしている。

「わかりました。
 彼女のためにも、しっかり精進します!」

 鼓舞してくれたもふもふの頼もしい尻尾に敬礼。
 やはり頼れる先生だと、改めて心から尊敬するのだった。

「――と、そうですか?
 それじゃあこのあたりで――あ、今度、今日のお礼にお揚げ作ってきますね!」

 立ち上がってから、改めて『ありがとうございました!』と勢いよく頭を下げる。
 部室から出るときも、しっかりと感謝を告げて退室するのだった。
 なお、廊下で再び尋常じゃない様子のロケット部部員らとすれ違うのだが、まあこれもまたいつもの光景だった。
 

おこん > 「ウム…。 どうあろうと、相手のことを考えることじゃな。
 友達ともそうであるし、もっと仲いい相手になろうというならなおさらじゃぞ!
 杉本くんはそこは心配ないじゃろうから、よく精進して…よい関係を築くようにな!」
少なくても方向性さえきちんとしていれば、彼は失敗などしないだろう。
自信の元には、一緒にいろいろやった裏付けがあるのだ。

「油揚げ…ウム、間に納豆挟んだやつがいいのう。焼いたやつ。
 気をつけて帰るんじゃぞ!」
元気よくお部屋を後にする杉本くんの背中を見送ったあとは、
また新たな被告人の処分に戻るのであった。

ご案内:「部室棟 ロケット研究会 部室」から杉本久遠さんが去りました。
ご案内:「部室棟 ロケット研究会 部室」からおこんさんが去りました。