2019/02/09 のログ
ジャム > 「やったー!いつ困った事になってもこれで安心ー!
……って、有料ー?ふふっ、理央は面白いね!
お金はあんまり払えないけど、カフェでフルーツパフェ奢るからそれでお願いできないかな!」

諸手上げて喜ぶも、最後のひとことに気づいてぱちぱちと睫毛を弾ませて笑顔綻ばせ。有料は有料でも、もう少しマイルドな有料に変えようと企んで。
同じ呼び捨ててもらうと嬉しそうに。代名詞でも気にせずに。

「いいよー!その願掛けはジャムにおまかせあれー。
理央に気まぐれと風の導きあれー!」

彼のほしがる幸運を尻尾が引き寄せられるかどうか。無責任に自信たっぷり大きく頷くと、怪しげな占い師が水晶玉の前に両手掲げるよな珍妙な真似事をしてみせつつ。彼の手先に収まる黒尻尾。長い毛先は指通りよく、ほのかにあったかいもふもふな触れ心地。

神代理央 > 「…冗談だよ。流石に、同級生から金を取る訳がないだろう?パフェくらいなら寧ろ奢ってやるさ。今度の試験で赤点回避出来たらな」

笑顔を浮かべる相手に、僅かな苦笑いを零しながら穏やかな口調で言葉を返す。
天真爛漫を具現化したらこんな感じなんだろうか、と思いながらもパフェを餌にして試験を頑張る様に発破をかける。

「………気紛れと風の導きって、御利益がありそうでなさそうな微妙な具合だな。
しかし願掛けはさておき、触り心地は良いじゃないか。毛並みも良い。気に入ったぞ」

掌に収まった尻尾を撫で上げ、その感触を楽しむ様に柔らかく握りしめる。
少女の言うもふもふ感を楽しみながら、その手先は尻尾の毛先を弄んでいるだろう。

ジャム > 「うわあああ!ほんと?ほんとに?
がっ、……がんばらなきゃ……!」

パフェ、奢ってやる。その単語が連結したとたん、半獣人の瞳はキラキラと7月夜空、天の川並みの瞬きを見せた。ぐ!と両手の拳握りこむと単語を覚えるスピードは倍速に。
餌には全力で食いつく異邦人である。

「へへ。これは僕の一族のおまじないだよ。
ふふー。そう?理央なら、好きに触ってもいいよー。
手、くすぐったいけど気持ちいー……!」

時々ふるるっと身震いしながら、握られて気持ちよさそうに尻尾がご機嫌そうによく動く。
くるくる、腕に軽く巻き付いて蛇ごっこしたりして遊び。

「さてっと……!そろそろ僕、学生街の自分の家に戻って勉強の続きするよ。理央はどうする?学校出るなら、途中まで一緒に行く?」

賑やかに戯れながら暗記を続けていれば、放課後の夕日も少しずつ沈みかける頃へ。
一度お暇の時間かと荷物を片付けつつ、相手にそう尋ね。

神代理央 > 「本当だよ。嘘ついても仕方ないだろう。…ただし、赤点回避したらだからな?パフェが食べたければ、ちゃんと勉強頑張る事」

そこまで喜ぶ事だったのだろうかと思いつつ、小さく笑みを浮かべて頷く。殺伐とした仕事も多い此の頃、彼女の様に朗らかに学園生活を送っている生徒には少しでも頑張って欲しい事だし。

「そういうものなのか。異世界というのは奥が深いな…。
……そうか。なら、遠慮なく。しかし、こうしていると本当に猫みたいだな、お前」

器用に蠢く尻尾に合わせて、撫でたり触ったり指に巻き付けたり。
身震いする少女の姿に、人懐こい猫の様な印象を感じながら気ままに戯れて――

「…ん、そうだな。俺も必要な本は揃っているし、後は家でのんびり続きに勤しむとしよう。
是でも風紀委員の端くれだからな。勿論、途中までは送ってやるさ。女子生徒の一人歩きを看過する訳にもいかんしな」

最後の言葉は少し冗談交じりの口調で、小さく笑みを浮かべて彼女の言葉に頷くだろう。
尻尾から手を離し、此方も置いていた本を鞄に仕舞いこんで帰宅の準備を整える。

ジャム > 甘いものをおごってくれる人は神様と言わんばかりの勢いであった。小さな笑みと共に勉学への励みを勧められて、はーい!と大きく片手を上げての良い返事。

「へっへー。猫かも。ふーっ!にゃあにゃあ!」

両手構えて爪伸ばすポーズとったり、または喉をころころ鳴らしたり。猫の真似する猫であった。

「理央、風紀委員なんだ……!それじゃあこの世界の衛兵なんだね……!
やったーありがと!一緒に帰ろう、理央!」

異世界における風紀を守る人物、イコール衛兵。元居た世界では田舎の田舎。のんびりとした辺境暮らしだった故、街の治安を守る衛兵はちょっと都会的な職業というイメージである。先のキラキラとは別の意味で瞳輝かせ。

自分も荷物を整理して、リュックにひとまとめにしまい込めばうきうきと彼と一緒に帰路に着くのだろう。
帰り道も賑やかな調子、分かれる頃となれば「またね、理央!」とやはり元気よく手と尻尾を振って分かれるものと――。

ご案内:「図書館」からジャムさんが去りました。
神代理央 > 猫の様だ、と告げたれば、楽し気に猫の真似を始める少女。
流石にこの警戒心の無さは如何なものか、とちょっとだけ悩まし気な表情を浮かべる。歓楽街とか落第街で妙な連中に捕まらなければ良いのだが。

「衛兵…まあ、そんなものだ。そこまで格好の良いものでは無いかも知れないが。
それじゃあ、忘れものの無い様にな」

衛兵と言う程清廉な仕事をしている訳でも無し。少女に返す表情は、僅かに自嘲と困った様な感情が入り混じったものだろう。
とはいえ、直ぐにその表情を穏やかな笑みに切り替えれば、少女の言葉に従って共に帰路につくことになるだろう。
賑やかな帰り道。随分と久し振りに学生らしい下校時間を過ごしたものだと、少女と別れた後独り言ちながら家路を急ぐのだった。

ご案内:「図書館」から神代理央さんが去りました。
ご案内:「休憩室」に風間蒼介さんが現れました。
風間蒼介 > (定期テスト、それは学生にとって全力全霊で挑むイベントである。
 常世学園は他の一般的な学園とは少々毛色が違うが本分が学業にあることは変わりない。
 おのれの進級を、プライドを、小遣いを、様々な事情を抱えて戦場に挑むのだ)

マジでやっべぇかも知れんでござる……
(そうしてこちらに出来上がったのが敗残兵でございます。
 休憩室の一角に突っ伏し手付かずのジュースを転がし、口からは魂がぷかり。
 そのまま額縁におさめれば負け犬とタイトルが付けられることだろう。

 体感時間的に一年以上学業から離れた異世界道中は元から平均レベルだった学力をごっそりと奪い取っていた。
 というか普通に答えようとして異世界側の常識で答えてしまいそうになる事が幾度かあった。
 重力加速度は根性入れたら増えるとか)

風間蒼介 > (歴史や現国といったテストはなんとか行けた
 微妙に歴史が現代日本と被る異世界の知識が混線して薩摩武士が得意とした戦術は?に「多示現屈折現象」と答えそうになってしまったが
 問題は物理や数学といった暗記だけではどうにもならない分野である。
 数学のはずなのになぜ英語が…?というレベルで退化していた数学スキルでは太刀打ち出来ず、なんとか解答欄は埋めたはずだが記憶が完全に飛んでいた。
 武術の達人が気を失いながらも戦ったようにいつの間にか達人クラスに開眼して無意識のうちに解いていたという可能性に任せようと思う)

あとは……乱数調整が上手く行っていれば…
(何科目かマークシート形式があったのでそこは乱数調整を使わせてもらった。
 鉛筆を彫り込んでサイコロに見立てたものを音を立てないようにニンジャスローで投げて出目を見る
 この時特定の目が連続して出たときに回答テーブルとダイス目が一致するので後はそれを解答欄に書き写していくだけである。
 以上のことは忍者自己暗示の術でインストールした概念である)

風間蒼介 > うう、実技のテストなら自信あるんでござるけどなあ…
(そっちに関してはむしろ実戦で鍛え上げてきたのだ、こちらに居た頃よりもむしろレベルアップはしている。
 たとえば敵と戦っている最中に後ろで「きゃっ…!」「大丈夫か!任せろ、オレが守ってやるから」「トゥンク」といったやり取りが始まっても振り返らず目の前の敵に集中する鋼のメンタルを手に入れている)

まあ流石に留年は……いや、大丈夫、大丈夫?
(放置していた糖質三倍おしるこドリンクにストローを突き刺してじゅうううと脳に糖分を補充する。
 転移事故という不可抗力によるものではあるがあそこでの探索は自己責任によるもの
 事情を説明すると理解は示してくれたが、果たしてどこまで配慮してくれるのか…と、じわじわと不安がこみ上げまたも顔色がブルーゾーンへと)

風間蒼介 > いかん!このままマジで留年したら同級生に先輩と呼ばれる事に…!あいや当時の同級生は進級してござるが…いや待てよ女子に先輩呼びをされる率が上がるのはそれはそれでッ……!
(青い春のリビドーをヒートアップさせ、気付けばシャウトしていた忍者
 しかしここは静寂の園である図書館……休憩室とはいえ騒ぐ事は許されない
 いつの間にか背後に出現していた司書さんに「お静かに…」と首筋にトンってするやつをトンってされて意識を闇に沈めるのだった)

ご案内:「休憩室」から風間蒼介さんが去りました。