2019/05/04 のログ
ご案内:「図書館」にジャムさんが現れました。
ジャム > テストと言えば下から数えたほうが非常に早い。
座学にとことん弱い異邦人は放課後、図書館に来ていた。
ノートと教科書の詰まったカバンをちらほらと空いている自習スペースに置く。
中のノートと教科書を適当に机に配置し、ペンを取り出した。

一連の行動は勉強をするためではない。
では一体何故かと言えば……。

「はー……!
図書館って冷房効いてて涼しー……」

涼みに来ていた。今日はなんだか暑いからだ。
司書さんも居るし、一応体裁だけは勉強をしていると取り繕う。
教科書を開いて読んでるフリ。

ジャム > やがて十分身体も冷え、頭も冷えると壁掛けの時計を眺めた。
バイトに出かけるまでまだ少々時間がある。

もう少しここで涼んでいこうと決めれば、机に顔をつっぷして。
……そのまますやすやと寝入ってしまうのだった。
はっと気づいて時間を確かめたら、遅刻寸前。慌てて図書館から飛び出していく小さな異邦人の姿――。

ご案内:「図書館」からジャムさんが去りました。