2020/06/11 のログ
ご案内:「図書館」にエリク・スタンさんが現れました。
エリク・スタン > ロハで色んな本が読めると聞き、あまり訪れることのない大図書館へやってきた。
偽造の学生証でも入室することはできたので、とりあえず時間が許す限り本を読んでみようと。

「ん~~~、まずはこの辺かな。」

手始めにこの世界のこと…は壮大すぎるので、この島のことがわかる本を。
それも学がないエリクでもわかるような簡単な本に限る。
正規な学生証がないので、恐らく借りて帰ることは出来ないだろうとのことから。

…ん~~~~、どれも難しいぞ。

本棚から適当に一冊手に取ってはパラパラと捲る。
当然ながら文字の多い本が多く、エリクは目の前がクラクラする。
一冊捲っては戻し、一冊捲っては頭が回るを繰り返し。

エリク・スタン > やがて、一冊の大変分かりやすい本を手にする。
写真と挿絵の合間に街の説明が載っている様な。

(お、これはいいな。)

島の全体図迄載っており、大層わかりやすそう。
エリクの頭でもついていけるレベル。

(あとはこれを外でも読めたら一番なんだけど。)

流石に正規の学生でないエリクでは貸し出しは難しい。
下手をすれば拘束される可能性もある。

とりあえず、今のうちに読めるだけ読もうかと、窓際の机に向かう。

エリク・スタン > まだまだ頭に入りきったわけではないが。
とりあえず一周流し読み程度には読むことが出来た。

(また来ようか。)

本を元の棚へと戻し、外へと。

ご案内:「図書館」からエリク・スタンさんが去りました。
ご案内:「図書館」に杜槻 菖蒲さんが現れました。
ご案内:「図書館」に松葉 雷覇さんが現れました。
杜槻 菖蒲 > 窓際、陽の当たる席。
黒フレームの眼鏡をかけ、膝に置いた本のページをめくる女の姿がある。

膝下までのスカートが、彼女の雰囲気を落ち着かせているように見えるだろう。

「………」

表紙から見て、堅苦しさのないライトな外国の物語のように思うだろうか。彼女は、穏やかな表情を変えず また一つページをめくる。

松葉 雷覇 > (そんな女性の後ろにふらりと流れるように現れた白い背広の男。融和な笑みを浮かべながら、彼女の後ろから本の内容をちらりと一瞥。)

「どうも、こんにちは。お勉強中でしたか?」

(ここは図書館。声量は抑え気味、耳元で囁くかのように語り掛ける。)

杜槻 菖蒲 > 足音には気付いていたのだろう。一度ページをめくる手を止め、背後の足元に視線を向けていたが。

「………っ!」

あまりに近い距離。知り合いにもそんなに近くで囁くことを許したことはない。
本を閉じ、振り向きながら立ち上がる。

「…どうもー?ただ読書をしていただけですけどもー。

初対面とお見受けいたしますが、何かご用でしたかぁ?」

にこり、と微笑むが その言葉からは警戒心を隠せていない。パーソナルスペースに入り込まれるのは苦手なのだ。

松葉 雷覇 > (驚いた様子に満足げに目を細め、顎に指を添えてくつくつと笑っている。中々良い性格をしているのが目に見える。)

「おや、てっきり図書館にいるものだから勉学に励むものかと……学生なら、よくやりませんか?自習するにはいい条件だと。尤も、貴女の言うように、本来の目的はそうでしょうが。」

(丁度いい広さ、静けさ、参考資料。どれもこれも差し当たりなく、読書にも勉学にも丁度いい。男は貴女の心境が読み取れているのかいないのか。離れた所を見て、何故か一歩踏み出した。)

「ええ、私達は初対面です。御用と言う程ではありませんが、何やら面白そうなものを読んでいたようなので、何を読んでいたのかと気になりましてね?」

杜槻 菖蒲 > 微笑みをそのままに、「ああ、気に食わないな」と思う。
わざとやったのか、どうもそういった思考回路の人間には良い印象を抱けない。

「私、図書館よりも家の方が落ち着くのでー。たまの暇潰しくらいにしか利用しないんですよー」

そういう人間が多いことも知っている。現にここに通う学生もちらほらと勉学に励んでいる姿が見受けられるだろう。
どうしても不特定多数の人間が利用する以上、あなたのように近付いてくる者がいる可能性が捨てきれない。
それゆえに、彼女はここをあまり積極的に利用していないのだ。

近付いてくるあなたから離れるように、机の横に出るとまた一歩下がる。

「…ありきたりな物語ですよー。広大な自然と共に暮らす少女のお話です」

フランス文学だ。タイトルは聞いたことがあるかもしれないし、ないかもしれない。それほど有名な物ではないだろう。

松葉 雷覇 > (一歩下がれが、また一歩踏み込んだ。融和な微笑みをそのままに、明らかにその視線は好意……いや、興味を示した眼差しだ。それだけならまだ、聞こえは良かったのかもしれない。お察しの通り、相手の反応が"面白くて"やっている。そしてそれを、"微塵も嫌がる事"だとは認識していない。気に食わない、その感想は間違いなく正しい。)

「おやおや、それはそれは……では、珍しい貴女に出会った、と言う事は私の運が良かったという事ですかね?とても興味深いと思います。ですが、たまには人込みに触れないと人肌が寂しいのも、人の性だと思いますよ?」

(既に男は、彼女がそう言った自分のスペースに踏み入られるのを嫌う人間だと察している。だからこそ、からかった。)

「ありきたりな物語でも、心を動かせればそれは貴女にとって良い刺激になるでしょう。生憎、文学にはそれほど興味はありませんが……私は、紙に染みついたインクよりも、生の人間。即ち、貴女のような方にこそ興味があります。」

杜槻 菖蒲 > 懲りず追いかけてくるような素振りを見せるあなたに、ほんの一瞬 不快感を浮かべた顔を向ける。
また、すぐに笑みを張り付けるのだが。


「生憎、講義で人込みには触れていますのでー。
それに私は、どちらかといえば人に触れてしまう方が疲れてしまいますからー」


ご心配には及びません、と受け流す。
余計なお世話だというように、突っぱねるような含みを込めて。

「はあ、そうですかー。私は、人に掛ける時間を自分のために使うべきだと思いますけどねー」

また一歩下がった。
お気に入りなのだろうか、胸に抱いたその本を離すことはしないだろう。

松葉 雷覇 > 「ふふふ、それは失礼いたしました。……ああ、いえ、人として生まれていて、それは"生きづらそう"だと思ってしまったので、つい。」

(科学者である男は相応の観察眼を持っている。ほんの一瞬とはいえ、その不快感を見逃すはずもなく、まさに"余計なお世話"を嫌味っぽく重ねていった。)

「御尤もなお言葉ですが、私。科学者の端くれでありまして……異能学を研究する以上、貴女がたのような異能者と触れ合う事こそ目的ですからね。自分の為と言うなら、今まさに自分の為に時間を使っていますとも。」

(また一歩、踏み込んだ。)

「……その本、余程お気に入りのようですね?」

杜槻 菖蒲 > 「……生きづらそうだなんて言うのは、あなたの主観ですねー?
疲れるだけで、嫌ではないですしー。人間、多少向き不向きはあるかと思いますが―」

いちいち癇に障る。全て分かってやっているように見えて気分が良くない。


「……そうですかぁ。それなら、"そういう"力を見せれば 立ち去って頂けるのでしょうかー?」

ぐるりと自分の体に、荊を巻きつかせ 喉元に大きな杭ほどの大きさの棘を突きつけた。
勿論、周囲からは見えないよう死角となるような位置で行使する。

「そうですねえ、こういった本は心が安らぎますからー」

にこりと微笑んで答える。こういった本、という言葉から この本自体が特別大事というわけではなさそうだが。

松葉 雷覇 > 「はい、私の主観です。ですが、こう言った主観主張の折り合いこそ、互いの価値観へと繋がると思いますが……どうでしょうか?ああ、いえ、貴女はそう言うのにも興味がなく、"自分が良ければそれでいい"……と、お見受けします。申し訳ない、これも"主観での意見"ですから。」

(ああ言えばこう言うとはよくぞ言ったものだ。勿論、全てわかってやっている。貴女が嫌がる事も、こう言う事を言えば多少なり不快に思ってくれるのも。わかりやすくて助かる、と。そして今度は、一歩、また一歩と近づいた時に、喉元に突きつけられたのは大きな茨。流石にそれには、歩みを止めた。)

「茨姫にしては、随分とお転婆なようですね。目覚めを待つよりは、誰も近づけない心の棘……それが、貴女のありようの様です。」

(少なくとも彼女自身が仮にそうだとしても、眠りを妨げる事を許さないタイプだろう。一歩間違えれば"死"がそこに迫っているというのに、一切の態度は崩す事はなく……)

「実にわかりやすくて、嬉しい話ですが────……仮にも図書館。御静粛に……余り感心しませんよ?」

(しぃ──…。自らの口元に人差し指を添え、白々しいまでのご忠告を一つ。)

杜槻 菖蒲 > 「"その通りです"よー。私は、私のためにそう言っていますー。
何か問題でもー?…私は、人と関わるよりも大事なものがあるだけですよー」

迷いなく肯定する。
これ以上チクチク刺されるよりはマシだと思ったのだ。解放されるなら、認めてしまった方が楽だ。


「よく言われますー。それで、あなたは…ここから引いてはくださらないのですかー?」

荊に連なる棘の数が増える。彼女の心情に合わせて、共鳴しているかのようだ。

元々うるさくしているつもりもないからか、その忠告を聞いても態度は変わらないだろう。荊をそのままに、隙を探せばするりと横を抜けていこうとする。

松葉 雷覇 > 「いえいえ、問題などとはとんでもない。貴女が大事と思うなら、是非とも大事にしてくだされば、それで構いません。」

(さながら茨姫所か茨の園。踏み入れるものを容赦なく傷つける、棘の迷宮。それを目の前にしても男は尚、態度を崩さない。その不快さに限界を迎えたのは、突きつけられた茨にそっと右手を添え、通り過ぎる間際に……)

「────ですから、そう言った貴女に"興味"を持ち、踏み込むのも私の"自由"……と言う事でも、宜しいですね?自らの花園が踏みにじられた貴女がどんな顔をするのか、私は興味があります。」

(────耳元で、囁いた。容赦なく心の花園を踏みにじる一言を。その男の姿は実際無防備。突けば抜ける、巻けば刺さる。貴女は如何様にでも出来るだろう。)

杜槻 菖蒲 > 「………」

彼女は、囁かれた方の耳を手で押さえるようにして通り過ぎたかと思うと
心底不快そうに顔を顰めながら振り返り、掌に切り傷を一つ付けるだけに抑えて茨を消滅させるだろう。


「お好きにどうぞー?私は、二度とあなたに会わないことを望みますけれどー…あなたの期待通りの反応が返ってくるばかりと、思わないことですねー」

彼女はそう言い捨てると、引き留められなければこの場を後にするだろう。

松葉 雷覇 > (掌が浅く避け、白い手袋がじんわりと赤く染まり始める。痛みに顔を歪めることもなく、終始笑顔を崩すことなく切れた手袋を脱げば困ったように肩を竦めた。)

「勿論お好きにさせて頂きます。ああ、でも、そうですね。どうせなら、もう少し激情に身を任せた生の感情を見てみたかったのですが……次回にしておきましょう。」

(二度と会う気はないと言った矢先、これだ。研究機関に属する人間。この島に属する人間なら、その気になれば多少なり動向を調べる事が出来る。気持ち悪い間での興味一心で、彼は茨の園を踏み荒らす事を辞さないだろう。)

(切れた手のひらを口元まで持ってくれば舌で舐め上げた。此の生臭い鉄の味が、とても背徳的で甘露だ。)

「それでは、またお会いしましょう。」

(そのまま彼女を見送れば、此方もその場を後にするだろう。)

ご案内:「図書館」から松葉 雷覇さんが去りました。
ご案内:「図書館」から杜槻 菖蒲さんが去りました。
ご案内:「図書館」にレイさんが現れました。
レイ > 夜がふけ人影のなくなった常世学園。
ほとんどの教室や部室の灯は消え、学園は静寂に包まれている。
そんな中、図書館は3分の1ほどの灯は点灯しており薄暗く落ち着いた明るさとなっており。

「はあ...本をめくる音っていい音...」

読書スペースの椅子に座り、30秒に一度ほどのペースで、目を閉じた少女が本のページを捲りながら恍惚とした表情で呟く。
本を読んでいるように見えるだろうが、彼女はただただ本のページを捲っているだけ、中身には興味はないようでその目が開かれる様子はない。

レイ > そのまま5分ほど、時折恍惚とした吐息を漏らしながらただただページを捲っていただろうか。
すでにその本を読み、否捲り始めて2時間は経過しているだろう。
大体200ページ超の本を捲り終えれば、愛おしげにその本の背を撫で、次の本を取りに向かう。
一度捲った本は二度と捲らないというこだわりがあるのだ。

「次はあそこらへんで...」

独り言を呟き、反響で本棚や周辺の椅子を探る。
先ほどまで捲っていた本を大切に抱え、椅子から立ち上がれば、次捲る本を探しに本棚の方へと足を進める。

ご案内:「図書館」にフィーナさんが現れました。