2020/06/12 のログ
■フィーナ > 「……」
無言で、図書室に入る影。
数多の書物を抱えている。
テーブルに着くなり、それを読み始める。
■フィーナ > 「……………」
ぺら、ぺらりと。頁をめくる。
■レイ > 図書館の扉が開く音が聞こえる。
こんな時間に図書館に来る人はあまりいない。
一先ず先ほど捲っていた本と元の場所に戻し、新しい本を持って戻ってくる。
適当に選ばれた本は小難しい魔術の本でとても分厚い。
「こんばんは...こんな時間に図書館にご用ですか?」
片目を開き、自分より小さな少女の姿を確認すれば、彼女の前に座って彼女の捲る本の音に耳を澄ませる。
「ああ...いい音ですね...」
■フィーナ > 「……魔術師?」
ぼそりと、呟く。
そちらを見たわけではない。顔は本に向けたままだ。
■レイ > 「違いますよ
ただの図書委員会です」
少女の幼く静かな声は静かな図書館にとても合っているように感じる。
「この本はただ捲る為の本です」
もしかするとさっき持ってきたこの本を見て魔術師と思われたのかと思い、本の表紙を撫でながら違うと伝える。
■フィーナ > 「…………そう。」
興味が失せたように。またぺらりと頁をめくる。
見ればわかるが『まともな文字』ではない。
■レイ > 「どんな本を読んでいるんですか?」
図書館では静かに、と普段はいう割に、それだけ目の前の少女に興味があるようだ。
再び目を開いて少女の読んでいる本を見るが、理解不能な文字に脳が?で埋まる。
別に多くの本を読んできたなんてことはないがこんな文字は初めて見た。
そして、少女の方へと困惑しつつ視線を移せば、顔や腕を覆う模様、刺青だろうか、に目がいき。
「異世界からきたんですか?」
僅かに悩んだ末、そう尋ねるであろう。
■フィーナ > 「…………」
無言で、こくりと頷く。
ふと、頁をめくる手が止まる。
止まった手から、魔力が流れる。
僅かに本が光ったかと思うと…『まともではない文字』が、『読める文字』に変貌した。
■フィーナ > 「……つまらない…」
ぼそりと出た感想だった。
■レイ > 「まぶしっ」
魔法だろうか。ちょうど目を開いていたために眼球が光った本の餌食になる。
慌てて目を閉じて、目元を腕で隠す。
しばらくして少女の読む本へと視線を戻せば、先ほどまで読めなかったもじが読めるようになっており。
ちょうど同じタイミング、その体質も合わさり、少女の言葉がはっきりと聞こえた
『つまらない』と
「えっと...あの...すみません」
構いすぎただろうか。
落ち込んだ様子でその目を閉じれば下を向いて小さくなる。
■フィーナ > 「貴女のことじゃない。この本が簡単すぎただけ。」
そう言って本を閉じる。
横に置いて、新しい本を取り出して、同じように頁をめくり始める。
■レイ > 「よかった...」
嫌われたかと思った。
安心したように小さく一息吐く。
...というかさっきの本、文字が読めるようになっても私には何を言っているのかよくわからなかった。
少女が違う本を捲り始めたことは音でわかるが、この本もいい音がする。
「...もしかして目が見えないんですか?」
どんな本か、どうせ読めないが確認しておこう。
ここは程よい明るさに調節してある。目を開くのはそこまで辛くない。
すると、少女の目が開いていないことに気付いて。
■フィーナ > 「うん。魔術で、見えるようには、出来るけど。」
もし、本の内容を覗き見ようとしてしまったのなら、貴女の心にはこんなもので埋め尽くされるだろう。
見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな見たな
途端に、どこからか、見られている感覚に囚われるだろう。
■レイ > 「私とは逆ですね。私は逆に見えすぎて...」
魔術は便利だな。まあ自分もこの体質を抑えるのに使ってはいるのだが。
少女は物を見るために魔術を使い、私は見ないために使う。
二人を足して割れれば、理想なのだろうが...
それとなく視線を本へと落とせばー
「ッッッ!!!!!!!!!!」
精神的な余裕の一切が埋め尽くされ冷や汗が溢れ出す。
どこかから見られている感覚がはっきりと、気持ち悪いぐらいにはっきり、体質のせいだろうがはっきりと見られている。
見られている見られている。
怖い怖い怖い
見てはいけない物を見てしまったレイは恐怖に染まった表情でガタガタ震え出した。
■フィーナ > 「…ほら、危ないから。」
ビリリ、と持っていた本を破く。すると途端に、彼女を襲う恐怖は消え失せるだろう。
■レイ > 「ッァア」
少女が本を破いたからだろう。
突然心を埋め尽くしていた恐怖が消え去り、気づかぬ間に止まっていた呼吸を再開し、心臓のあたりを抑える。
そうだ、この図書館にだって禁書が紛れ込んでたりする可能性があるから私がここにいるのに。
不用心すぎたようだ。
「...ありがとう...助かり... はぁ...ました...」
荒い呼吸のまま感謝の言葉を述べて少女の方を見る。
吊り橋効果というやつだろうか、幼い少女の顔がとても頼もしく見える。
「えっと...名前はなんていうんですか?私はレイっていいます。図書館の監視人をしてます」
■フィーナ > 「フィーナ。学生。」
破いた本を重力魔法に掛け、ギュパ、と丸い塊にしてしまう。もう読めることはないだろう。そうしてまた新しい本を取り出して頁をめくり始める。
ところで、さっきの丸い塊にした本は、フィーナが持ってきたものである。
■レイ > 「フィーナさん、ですね。よろしくお願いします」
自分よりも静かな人は珍しいが、こうして応答はしてくれるからある程度会話が成立して助かる。
さて、少女が先程本を破いていたが、そのタイミングでは恐怖から解放された直後であったことから見逃していたが、少女が読んでいる本はここの本ではないのだろうか?
「ところで...その本って持ち込んだ物ですか?」
丸くなってしまった紙片の塊を指差して問う。
こうなってしまっては戻しようがないが、もし図書館の本であればどうにかしなければならない...どうしよう。
■フィーナ > 「そう。迷惑かけてごめんね。」
ぼっ、と開いている本が燃え始める。
ものの数秒で鎮火し、本を閉じてまた新しい本を取り出した。
■レイ > 「なら良かった...ことはないですね。破かせちゃってすみません」
面倒ごとは回避した。
っていきなり図書館で炎は、と思ったが直ぐに鎮火したため見なかったことにしておく。
今度は少女の本は覗かずに。
「あの、もしかして足とか耳とかも...だったりします?」
図書館に少女が入ってきたとき、足音はしなかった。眼が見えなくて魔術で補っているなら、他の部分も不自由で魔術で補っている、なんてことはと思い、尋ねてみる。
■フィーナ > 「全部。」
■レイ > 「え、全部...?それじゃあまるでー」
私と真逆じゃないか。
特に何か根拠があるわけではないが、運命のような何かを感じる。
私からすれば少女の何も見えない、聞こえない、感じない。
そんな絶望的さが魅力的に思えて仕方がない。
少しでもいいからその静かな世界を私にも味合わせて欲しい。
そんな思いからか、両手が少女の両頬へと伸びて。
■フィーナ > 「……」
魔術を切っているのか、気にするでもなく。本の方向を向いている。
■レイ > 「...柔らかい」
少女の頬にその手が触れた。
特にそのまま摘むでもなく、撫でるでもなく、放すでもなく。
上半身をテーブルの上に乗り出したまま、少女を眺めているだろう。
少女から反応がないようであれば、魔術を使っていないのであろうか、とわずかに首を傾げて。
■フィーナ > 「………なにしてるの?」
ふと、問いかける。
■レイ > 「っあ...えっと...魔術じゃなくて、私の見てる世界、見て感じて聞いてみない?」
少女が気づけば、ふと正気に戻ったのか、戸惑ったように指先がわずかにあたふたと動くが、その動作を止めて、突然降って沸いた思いつきを少女へと提案してみる。
フィーナの世界を私が体験できるかはわからないけど、私の世界ならフィーナに見せてあげられる。
そんな思いで。
■フィーナ > 「…………」
魅力的な提案…とは、思わない。別に自分の魔術で完結しているし、それで不自由したこともないし。
「…いえ、遠慮しておきます。」
それに、それに少しでも『慣れて』しまったら、魔術の調整が難しくなる。興味が無いわけではないが、やめておこう。
■レイ > 「そう...ですか...勝手に触ってすみません」
残念そうな様子で手をひく。
この少女は私の思っているより魔術による世界の見え方に満足しているのだろうか。そうだとしたら、この空間に取り残されるのは私だけだ。
私だけが周りとは違う世界にいて、彼女は普通の世界の住人。
悲しい気持ちになった。
「...フィーナさんの世界をみてみたい...」
ー何もない世界をー
そんな思いが口から漏れており。
■フィーナ > 「やめたほうが良い」
何を憧れているのか知らないが。
何を考えているのかも知らないが。
冗談ではなかった。
「私がどうして、そうするのか、考えたほうが良いよ」
■レイ > 「あ...漏れてましたか?....
私は生まれつき感覚が鋭すぎて...大人の大声は鼓膜が破けそうで痛いし、ずっと走らされたら足の裏が引きちぎれそうなほど痛いし、叩かれたら死ぬほど痛かった
今だって、電気をこれだけ消してもまだ明るすぎるの。みんな薄暗いって言うのに私には眩しいの!」
心からの叫びだった。
少女がどうして魔術を使っているのか、それとも全感覚を失ったのか。
どちらを言っているのかは知らないが、それでも何も感じられないその世界を私に見せて欲しい。
彼女の静止を振り切る勢いで、感情を顕にして、机を叩いて叫ぶ。
...叩きつけた両掌と耳が痛くなりその場で耳を押さえて蹲って机に突っ伏す。
馬鹿みたいだ
■フィーナ > 「………一瞬だけ。」
ふよ、と。浮いて、近づく。
「後悔、しないでね。」
そう言うと彼女の額に手を添える。
魔力を通して構造解析。全感覚回路を捜査し、情報を届ける信号を遮断する。さぁ、これだけで私と同じ世界だ。
何もない世界。
何も見えない。何も聞こえない。何も臭わない。何の味もしない。何にも触れない。
この世界にはなにもない。自分すらも。
今どうなっている?今自分はどんな状態なのだろうか?それすらもわからない。
遮断された情報を求めて、頭の回転が急速に早くなる。それこそ、「たったの0.1秒が、数時間に感じてしまうほど」に。
或る実験があった。
それは人を孤独にしたらどうなるか、という実験であった。
白い壁に囲まれた部屋に、一人放置する。
被験者は孤独を紛らわすために歌を歌ったり、幻覚を見たり、幻聴を聞いたり。そうなるほどに、孤独は人を狂気を齎す。
全てを遮断された彼女には、それすらも許されないのだ。
全てを遮断されれば、自分が生きているかどうかも怪しくなる。
ともすれば、『死んだ』と錯覚し、そのままショック死してしまう可能性も…
■レイ > 「何もない!」
狂う、と言う意味では少女の予想は大いに当たっていただろう。
今レイは何も感じられない世界で発狂している。
大いに叫んだ。ただし意識のみの世界で。
感覚の一切を失った直後、まず全身が感じていた空気の動きを一切感じなくなった。
そして、耳栓をつけていても聞こえてくる雑多な音、耳栓と言う異物が耳の中にある気持ち悪さ。
そして、いままで何処にいても失わなかった光。
どんなに暗い夜でも、研究所でも、まぶたを閉じていても、目を手で塞いでも。
何処までもついてきた光が失われた。
素晴らしい解放感を感じた。一切の感覚がないからわからないが、私の体は今涙を流しているだろう。
闇だ。
何度願ったかもわからない闇だ。
これが闇。光のない世界!これだけでも一生眺めていられる!
そう思ったがこの時間がいつ終わるかわからない。
試しに、想像の世界で叫んでみた。
別に普段から、頭の中であればいくらでも叫べる。耳に響くわけでもない。
しかし、現実で叫んだ時の痛みを考えると、どうしても叫べなかった。
脳内ですら叫べずに、ずっと自分を押さえ込んで生きてきた。その分無限に叫んでやる。
闇だ!無臭だ!無感覚だ!これが私の声だ!
今まで16年間、ずっと不自由な体で生きてきた彼女にとって、この空間は救い以外の何物でもなかった。
この解放の叫び声は、彼女の調整器官が暴走し、彼女の体が死ぬまで続いた。
■フィーナ > 「…………羨ましい」
心の底から、そう思った。
彼女は全てを失っても、それを行うだけの『経験』がある。
私にはないものだ。
循環系の止まった彼女の身体に触れ、無理矢理信号を送って蘇生する。
■レイ > 「っハァ!?!」
目を見開いて短く叫ぶ。
叫び疲れて寝てしまったのだろうか。
一瞬だけ寝ていた気がする。
と、見開いた目が眩しさと空気に痛みを訴えたため慌てて目を閉じる。
防衛のために出た涙が頬をつたう。
「あ、フィーナさん...ありがとうございました
それと...変なこと言ってすみませんでした」
照れたように、頬を赤らめ、少女に本心から感謝の言葉を告げる。
少女があの世界を見せてくれたおかげで、心がすっきりした。
死んだことに気付いていないようで。
■フィーナ > 「………」
魔力で神経系を捜査してわかったことがある。
この子は、その感覚を抑える為に、非常に拙い魔術を使っている。
遮断の仕方も間違えているのもある。
ここは一つ、先達としてその世界を見せてやるほうが良いだろう。
「じっとしてて」
そう言うと、彼女のこめかみに手を添える。慎重に、魔力を練り、術式を形成し…「置換」していく。自分が使っている魔術を応用して、鋭すぎる感覚器官を使うのではなく、『魔力で形成した代替器官』を通しての感覚を、彼女に伝える。
■レイ > 「え......え?」
例えるなら透明なフィルター越しで景色を見るような、そんな感じがした。
突然まぶたが暗くなった。突然自分の声がくぐもったものになった。突然空気を感じなくなった。
恐る恐る、両耳の耳栓を抜いた。まぶたを開けた
「あ....あ.....」
頬を暖かい液体が伝っていく。涙だ。目が痛いから流れているのではない。嬉しいから流れる涙だ。
これが普通の人がみた図書館なのだろうか?確かに薄暗い。あんなに明るかった図書館が、薄暗い。
頬を抓ってみた。痛い...けど痛くない!!!!
普通の人の感覚とはこうも素晴らしいものなのだろうか?
電灯を見ても目が痛くならない。
抓っても痛くない。変な音も空気の動きも感じない。
目を閉じれば真っ暗だし目の前の少女だって半開きじゃない、しっかりと目を開いて見ることができる。
そんな当たり前、普通なら当たり前のことに、大喜びして、泣いている少女がそこには居た。
■フィーナ > 「…………」
刺青を輝かせながら、集中している。自分のものならいざしらず、他人の感覚を全て当人に伝えているようなものだ。1千万以上の数の情報を、彼女が形成した感覚器を経て伝えているのだ。
並の所業ではない。
■レイ > 「あ、えっと...この感覚フィーナさんがやってくれてるんですよね
ありがとうございます。本当にありがとうございます」
こめかみを押さえられているため頭を下げられないが、それでも出来るだけ下げる。
一生お礼を言っても足りない程、感謝していた。
少女の様子を見るに、おそらくこの状態も長くは続かないのだろう。
それでも、一時でも、自分を普通の人間の状態にしてくれた少女に深い深い、心の底からの感謝の言葉を送った。
■フィーナ > 「…………そろそろ、切るよ」
10分ほどで、そう告げる。
■レイ > 「あ...わかりました」
名残惜しい。普通の人間であれる時間、この数百倍あっても数千倍あっても、私は足りないだろう。だけど、この素晴らしいひと時を与えてくれた少女にこれ以上無理をさせるわけには行かないのだ。
また、ここからは私の世界だ。
薄暗い電灯が眩しく、空気の動きが感じ取れる世界だ。
戻るだけだ。覚悟を決めて目を閉じー
「さようなら、普通の世界」
最後に、一筋の涙が頬を伝った。
■フィーナ > 「ふぅ」
接続を切断し、一息つく。
「今のが、魔術の世界。目指す気は、ある?」
問いかける。
■レイ > 「あります!」
即答だった。
普通の人間と同じ世界をずっと体験できるなら、いや、ずっとでなくてもいい。
普通の人間として生きられる時間を作れるのなら。
学ぶしかないだろう。
そして、叫んだ分耳に響いて耳を抑える阿呆。
■フィーナ > 「…一朝一夕じゃいかない。少なくとも数年はかかる。一生かかっても無理かもしれない。それでも?」
■レイ > 「それでも...やります!」
数年程度で諦めるわけには行かない
なんなら10年20年、いくらでもやってやる。
この体質と決別できるのであれば、その程度悩むほどのことでもない。
■フィーナ > 「…わかった。じゃあ、住んでる場所、教えるから。おいで。」
そういって、自分の住んでいる場所…未開拓地区にある住居を教えるだろう。
■レイ > 「はい!わかりました!
...師匠って呼んでもいいですか?」
少女、改め師匠の教えてくれた場所は未開拓地域のどこかだった。
学園からは少し遠いが、その程度でめげているわけには行かない。
これから先が長いのだ。
■フィーナ > 「フィーナでいいよ。」
そういいながら、紙を差し出す。
「辛い順に、書き出していって。」
■レイ > 「辛い感覚順ですよね...」
渡された紙に、聴覚、触覚、視覚、嗅覚、味覚の順で書き込んで渡す。
■フィーナ > 「じゃあ、その順番に『作って』行きましょうか。術式の考案に時間が必要だから、今日はこのへんでいい?」
■レイ > 「はい!今日はありがとうございましたフィーナ師匠!」
今日、初めに出会ったときは無表情だった少女が、今こうして一人の魔法使いとの数十分を経て、満面の笑みを零した。
「私もそろそろ...いろいろあって疲れたので寝ますね...おやすみなさい師匠、本当にありがとうございました」
少女が去ることを告げれば一礼してから、自分も寝るべく図書館にある管理人室に睡眠を取るべく、その部屋に引っ込んだ。
今晩はきっと良い夢を見るだろう。
■フィーナ > 「ん、おやすみ」
そう言って、フィーナも図書室を後にする。
ご案内:「図書館」からフィーナさんが去りました。
ご案内:「図書館」からレイさんが去りました。