2020/08/18 のログ
ご案内:「図書館 閲覧室」に真乃 真さんが現れました。
真乃 真 > 「えーと、ふむふむ、なるほど!!」

夏季休暇も終わりが近づき少しずつ人が増え始めた図書館。
この学園の新聞をひたすらふむふむとなるほどを繰り返している男が一人。
白く異様に長いタオルを首に巻いた男である。

男はかれこれそれを4時間ほど続けている…。

「うん!!大体わかった!!」

時計塔で知り合いに教えてもらった二つの事件。
『トゥルーバイト』と『光の柱』

新聞を読んでも、読んでも詳しい事は全然分からないことが分かった。
…この新聞には載ってないのかもしれない。

4コマ漫画、常世くん読みたさにこの新聞を選んだのは失敗だったのかもしれない。

真乃 真 > 「……多分、深いところの事かな?」

龍宮鋼、彼女が言っていた情報だから深いところ…
落第街などを中心に起こった事件なのかもしれない。
真はそちらには手を伸ばさない…あまりにも力が足りなさすぎる。

力が必要な部分の事は力を持っている人に任せるのがよい!
適材適所!

「……というか本当にこれ面白いな。」

4コマとは思えないストーリの深さとシンプルでかつ味わい深い設定。
様々なバックボーンを匂わせるキャラ造形。
常世くんが本体と言われるだけの事はあるぜ『常世島大体新聞。』

真乃 真 > 大体新聞の名前の通りざっくりとした一面の記事と一部の熱狂的記者によって書かれた記事のコントラストが特徴。
別にちゃんとした新聞は他にあるからいいでしょ?と言わんばかりに大きなニュースは詳細が書かれていない…。
おそらく、新聞を止めて別の紙媒体の物としてやり直した良い説も存在しているが…
常世25新聞社の末席に名を連ねるものとしてのプライドがそれを許さない……。

哀れな新聞屋である……。

「結局、今日4コマしか読んでないな!」

情報を探すのが下手であることを差し引いてもこれは良くない!

別の新聞を読んで見たほうがよいのだろうか…。
必死に他の新聞を探し始める。

真乃 真 > 「あっ!!これ木村君じゃあないか!へー…魔術分野で新しい材料の開発に成功…。
 がんばってるなあ……あっ!野山君も載ってる!門に関する新しい…へぇ…。」

次に真が見つけたのは常世出身のポジティブなニュースが載っている新聞。
教師ほどでもないが真は顔が広い!少しめくれば知っている顔を見る。

「あっこの先生インタビュー受けてる。」

知っている教師のインタビューの記事があれば熱心に読み込んでいく。

……これはまあさっきまでよりは有益。4コマよりは役に立つ!

真乃 真 > 「皆、色々やってるんだなあ…。」

新聞を元の場所に戻して前を向く。
そして、無駄にかっこいいポーズを取って言う。

「僕も負けてられないぜ!!」

そうしてこうして帰路につく。
そろそろアパートの大家さん帰ってくる頃だ!
さあレッツまともな暮らし!!

ご案内:「図書館 閲覧室」から真乃 真さんが去りました。
ご案内:「図書館 閲覧室」にパンプさんが現れました。
パンプ > ………。

(閲覧室の机の上に乗っかり、分厚い図鑑を開いて学習をしている魔物。ひらがなとカタカナを理解したので、少しだが理解できることが増えてきた。なので、ひらがなとカタカナだけで書かれている幼児向けの図鑑を読み、周りの物事に関する知識を増やすことにしたのだった。)

パンプ > ………?

(元の世界では森の奥でひっそりと生息していただけあり、動物や果実などは見たことはあれども名前までは知らないことが多かった。群れの仲間とのやり取りでもアレやコレで済ませていた。そんなわけでこの世界の住人には当たり前のものも、魔物にとっては未知の知識。それが多く載せられている図鑑は未知の知識の宝庫とも言える代物だった。名前と説明を何度も読み、納得すると次へと進む。そうしているおかげで、読み進めるペースはかなり遅かった。)

パンプ > (もう少しで五分の一くらいというところで目の動きがぴたりと止まる。そこには簡単なイラストだが星と月に関する説明の書かれたページだった。屋上で見上げた先にあったのはこれだろうかと考えながら、説明をゆっくりと読み始める。)

………。

(イラストと説明を何度も読み返した後、少し考え事をしようと目を天井へと向ける。)

ご案内:「図書館 閲覧室」に雨見風菜さんが現れました。
雨見風菜 > 図書館にやってきた風菜。
本日の目当ては魔法書のようだ。
ピンク色や紫色の表紙の魔法書を机に置く。

(……南瓜ですね)

正面の席で図鑑を開いて天井を向く先客はまさに南瓜だった。

パンプ > ………。………?

(今知識を得たばかりの月と星についてアレコレと疑問に思った後、もう一度図鑑の説明を読んでみようかとしたところで視界に誰かの姿が映り込んだことに気付いた。じぃ、と相手の顔を見つめた後で思念を送ってみる。)

「こんばんわ。」

(穏便なやり取りのために挨拶は大事だと理解している魔物。机の上に置かれた見慣れない本を一度見た後、また視線を相手へと戻した。)

雨見風菜 > 礼儀正しい挨拶がなされた。

「こんばんわ」

ならばこちらも挨拶を返すのが道理。
この時点で相手はただの南瓜ではないし、人間には少なくとも敵対的ではないとわかる。

パンプ > ………。

(相手からの挨拶が返ってくるのを聞き取ると、魔物は心なしか安堵したように一つ目を細める。そのまま数秒間相手の顔を見つめていたが、興味は机の上に置かれた本に移ったのか視線を向ける。ひらがなでもカタカナでもない文字で書かれている表紙を見ては、不思議そうに身体を傾けて)

「それは、本か?」

(蔦で指し示しながら相手へと尋ねてみた。)

雨見風菜 > 「ええ、本です。
 そちらの図鑑とは違ってほとんど文字ばかりではありますが」

時たま図解として絵が入っていたり魔法陣の解説が入っていたりもするが、図鑑のような華やかさはない。
さらに言えば日本語でもない。

パンプ > 「ひらがなでもカタカナでもないか?何が書いてある?」

(図鑑を開いたままで机の上を移動して見慣れない本の近くまで移動する。表示を読もうとしてみるが、全く読めない。一体何について書かれたものなのだろうかと、興味のままに相手へと尋ねてみる。)

雨見風菜 > 「これは魔術書でして、魔術を習得するための……教科書、でしょうか。
 これを読んで、魔術を理解して。
 そうしないとこの世界の人は魔術を行使できないんですよ」

とはいえ、それだけではないが。
事実風菜は一般的な低級魔術を理解できては居るが、才能がなくて行使ができない。
今使えるのは収納系と魅了の魔術だけだ。

パンプ > 「魔術?魔法のことか?ここの人間、それ読めば魔法使える?」

(相手の口にした魔術という単語に反応してまた質問を投げかける。元の世界でも魔法を扱う人間は何人か見たことがある。それと同様のことができるようになるのかと、相手からの返答を待つ間も忙しなく一つ目は動き、本の表紙と相手の顔を交互に見ていた。)

雨見風菜 > 「読んで、理解して……ですね。
 それに、相性もあるみたいで」

風菜が魔力を集中させたかと思えば虚空から麦茶の入ったペットボトルが現れる。
『物体収納』しておいた他人用に準備している麦茶だ。

「これも魔術の一つでして。
 私は使えるんですが友人は使えないんですよね。
 逆に友人の使える魔術が私には使えなくて。
 ……あ、お茶って飲めますか?」

相手にあげるつもりで出したが、そもそも植物の……怪異?魔物?がお茶を飲むのだろうかと戸惑ってしまう。

パンプ > 「読んで、理解。相性。みんなが使えるようにはならない?」

(相手の返答から全員が魔法と扱えるようになるわけではないと理解し、納得したように瞬きをする。相手の本の表紙をもう一度観察してから、視線を相手の方へと移す。)

「何か出た。魔術、すごい。お茶?口はある、飲める。」

(相手が何もないところから液体の入った入れ物を取り出しているのを見ると、その入れ物へと目は釘付けになる。お茶、というものは良く分かっていないけれど、口はあるので飲めはすると思念を返した。)

雨見風菜 > 「ええ、そのようです」

ゲームや漫画なんかでも、誰でも同じ魔法が使える世界ばかりではない。
そう考えれば風菜には納得できたものだ。

「では、どうぞ。
 よく冷えてますよ」

と、彼?に麦茶のペットボトルを差し出す。
『物体収納』する前に冷蔵庫でしっかり冷やしたものだ。
なお、彼?がペットボトルを開けられるかとは全く考えていない。

パンプ > 「そうか。人間、魔法で火を飛ばしてくる。怖い。」

(森の奥へとやってくる人間は魔法で燃やそうとしてくるから魔物にとって恐怖の対象だった。安心した様子を相手に見せながら、差し出される入れ物を蔦を巻き付けて受け取ると、興味深そうに眺め始める。)

………?

「これ、このまま噛んで飲むか?」

(相手へと疑問を投げかけながら、横に割れるように口を開く。外側を噛み砕いて中身の液体を飲むのだろうかと仮定し、それを実行しようとする。)

雨見風菜 > 「ああ、友好的かどうかわからないと怖いですからねぇ」

まあ、魔術でなくても火は矢でも飛ばせるのだが。
と思っていたらペットボトルを噛み砕きそうな勢いの彼?が。

「あ、違います違います」

『物体収納』しておいた自分用の麦茶を出して。

「上の白い部分をこうやって、ひねって開けて飲むんですよ」

実際にやって説明する。
問題は彼?の蔦にそれができる力が有るかどうかだが。

パンプ > (入れ物を口へと放り込もうとしていると相手から待ったがかかって蔦を止める。相手が同じような入れ物の開け方を説明してくれれば、もう一度入れ物を観察して、指摘された部分へと蔦を巻き付ける。)

………!

「回った、開いた。ありがとう、いただきます。」

(なんとか蓋を開けることができた魔物は相手の顔を見つめながらお礼の念を送る。その後、挨拶の一つと学んだ言葉を送り、口へと液体を流し込んでいく。)

「冷たい。少し、苦い。」

(半分ほど飲んだ後で水や蜜とは違うものだと理解し、感想を相手へ念で送る。)

雨見風菜 > 「ええ、よかったです」

そうして、彼?が麦茶を飲むのを眺めて。
そうして出てきた感想には。

「ええ、冷やしてますので。
 苦味は……お茶ですからね」

とまで言って気付く。
そもそも彼?はお茶のこと分かってないじゃないか、と。

「ええと、お茶っていうのは人間の飲み物なんですよ。
 これは麦茶って言って、麦を煮たり水に漬け込んだりした汁のようなもので……」

記憶の中からお茶に関する説明を必死に捻り出す。
果たして彼?は理解できるのだろうか。

パンプ > (相手から受け取った入れ物も、その中に入っていた液体も知らないもの。口を閉じては、またまじまじと観察し始める。そんな中、相手がお茶とは何なのかと話し始めると、視線を相手の顔へと向けて説明を聞き取り理解しようとする。)

「麦茶。人間、水で麦を煮るのか?不思議。」

(とりあえず、どのような物であるのかは理解できた。しかし、それを作り出す人間の行動は魔物からすれば不思議なものだと思念を返す。それから、残っていたもう半分を大口を開けて流し込んでしまう。)

「ごちそうさまでした。」

(挨拶の一つである言葉を思念に乗せて相手へと送った。)

雨見風菜 > 「まあ、最初は薬……身体を良くするために飲まれてたんじゃないかとは思うんですが。
 確かに、何も知らないと不思議に思われても当然ですね」

なんとか通じたようだ。
ネット知識だが覚えていてよかったと思う。

「お粗末さまでした」

日本語として定番の受け答え。
まあ実際安物ではあるのだが。

パンプ > 「薬?もっと不思議。人間、良く分からない。」

(今飲んだ麦茶なる液体は最初は薬として扱われていたかもしれないと相手から聞き、猶更不思議だと念を返した。そして、空になった入れ物をじっと眺めてみる。透明で向こうが見えるそれに蔦を巻き付けてみたりして。ふと思いついたのか、口を開けるとシロップを入れ物へと流し込み始めた)

「お礼、シロップ。欲しいか?」

(ハチミツに似た蜜が入った入れ物を相手に差し出して尋ねてみる。麦茶のお礼のつもりだった。)

雨見風菜 > 「病気をしたときに草木の力を借りたりするようなものです」

人間の文化どころか生体も分かっていないなら、果たしてこれで説明になっているだろうかとは思いつつも。
そして殻になったペットボトルにシロップが流し込まれるのには流石にちょっと驚いた。

「シロップ、ですか」

お礼のつもりなのだろうか?
ストレートにそう問われると、ちょっと答えにくいけれども。

「お礼として、でしたら頂きます」

毒があれば『液体収納』でなんとかなるだろう。
毒を入れるような人柄……魔物柄?ではないとは思うけれども。

パンプ > 「そうか、それなら分かる。薬草と同じか。」

(相手の言葉に薬草のように扱っていたのだろうと理解する。そういうことなら納得できると頷くように身体を上下に揺らしてみせて。)

「貰ったら、返す。礼儀と学んだ。どうぞ。」

(魔物にとっては学んだことを実践してみているだけで、特に相手に他意を抱いているわけではない。相手の返答を聞くと、学んだ定型文をそのまま念で送ると共に、シロップの入った入れ物を元通り蓋をして差し出した。)

雨見風菜 > 「ええ、そうだとおもいます」

煎じ薬の概念のない世界から来たのかも知れない。
いや、そもそも生まれて間もなかったりするのかも。
とはいえ単なる邪推でしかないしここまでにしておこう。

「では、いただきます」

受け取って、味見をしてみる。
甘く、毒ではないようだ。

「甘くて美味しいですね。
 後でまたゆっくり飲ませてもらいます」

そう言って、『物体収納』する。