2020/11/21 のログ
ご案内:「図書館 閲覧室」に修世 光奈さんが現れました。
修世 光奈 > 「むーーー………」

今日もまた、探し物の後に…
図書館でぱたぱたと、脚を揺らしつつ電子メモに何事かを書き込んでいく。

「この本、借りていこうかなー…最近は眠くもならないし」

カレのおかげで、じんわりと本に慣れてきた光奈は。
本を読んでいてもあまり眠くならずに学習したり調べ物をすることができていた。
今見ているのは、神話関係の本。
直接関係は無いとはいえ…神様の話を調べれば、別側面から何かヒントが得られるかもしれないと。

「ただまー、…色々、助けが欲しいのは確かなんだよね…」

まだまだ、知識が、ひらめきが足りない。
集中して、しいちゃん…友人の事を考えてみるも。
いつも答えをくれる直観は、靄がかかったように判然としない。
自分の培ってきた能力も及ばないところに答えがあるのか、あるいは答えが単純だとしても…自分の知識が足りていないから導けていないのか。

「…んー…、これ、とこれと…いや、こっちもかな…うーん」

今どきは珍しい部類の紙の本、それをあっちへこっちへと抱えて歩いていると

「わ、とと!、あ、すいません…騒がしくしちゃって」

本が何冊かずささ、と滑り落ちてしまい。
静かだった図書室にどさどさという音が響いてしまう。
慌てて謝りつつ…本を拾おうとその場にかがみ、少し苦労しつつ本をまた抱えていく。