2020/12/07 のログ
ご案内:「図書館 閲覧室」にセレネさんが現れました。
セレネ > 「――うーん、やっぱり付与は難しいわね。」

付与魔術についての本を開き文章に視線を走らせていたが、不意に顔を上げると凝っている肩や首の筋肉を回して解す。
あれからも色々と試しているが、どうにも上手くいかない。

「…もう諦めて魔素からの魔力充填のみにした方が良いのかしら…。」

そっちの方が早い気がしてきたし、何より手間がかからない。
溜息一つ吐いて人が疎らになってきた夕方頃、一人思案に耽る。

セレネ > 「…駄目ね、思考が纏まらないわ。」

睡眠不足か、低血糖か。どちらもと言う可能性もあるが眩暈がする。
流石に何か胃に物を入れないと駄目そうだ。
食欲はあまりないのだけど…。

「倒れてしまったらまた彼女に厄介になるだろうし、あの子も心配するだろうし…。」

それだけは避けなければなるまい。
読みかけの本を閉じるとふらりと立ち上がり、元の場所に戻しては図書館から立ち去ろう。
続きはまた今度だ。

ご案内:「図書館 閲覧室」からセレネさんが去りました。