2021/08/07 のログ
ご案内:「図書館 閲覧室」に白亜 愛さんが現れました。
ご案内:「図書館 閲覧室」に阿須賀 冬織さんが現れました。
白亜 愛 > 「むぉん……」

夏。外は暑く、特に予定が無ければ外に出たくない気温。
だからこそ屋内に予定を立てるのだが、それすらも邪魔するものがある。

宿題。

夏休み入って少し経った頃、何も憂うことなく遊ぶには全て消化するしかないのだ。

かくして、冷房の効いた図書館に様々な冊子、プリントを並べる少女と。

阿須賀 冬織 > 「んー……」

同じく冊子やプリントを並べて唸る男子。

宿題。

恐らく結構な人が涙を流すことになる夏の風物詩。
実際彼も8月31日からと言うほど酷くはないが、取り掛かるのは遅い方である。

ただ、今年はそれを考えずに遊ぶことに集中したい。
そんな思いから一緒に勉強会をする流れになった。
愛に会えてついでに宿題が進む一石二鳥である。

白亜 愛 > 「……」

問題集はただひたすら解けばよく、時々詰まることはあれど先へ進む。
そういうものはさっさと終わらせてしまい、後回しにしていた暗記ものに手をつけ始めている。

「う゛ぅー、面倒くさい……」

集中力はとうに無くなっており、時々彼の顔を眺めほっこりしつつ、だらだらと反復で英単語を書いていく。

阿須賀 冬織 > 「…………」

 レポートなどのデカブツは、流石に一日で終わらせるのは難しい(31日だけでやり切る猛者がいるので不可能ではないのだろうが)
ので一先ず置いておいて、先にワークの類から進めていく。

「……っあー、わっかんねー」

 国語で手が止まった。数学とかそう言ったほうはパズルみたいで好きなのだが、逆に国語や英語と言った教科は苦手だ。

「……くーー、ちょっと休憩」

 集中力が切れたので、両手を伸ばしつつ横を見る。

「ん、そっちは調子どう?」

 愛がこちらを向いて、目が合ったタイミングで聞いてみる。

白亜 愛 > 「……」

ぼーっと顔を見つめ。

「……ハッ!?あ、ぃぇ、順調にすすんでますョたぶん」

数泊遅れて反応し、単語を数回書いて覚える系のものを見せてみる。
……最後の単語だけ延々と書き続けられている。

「えーと、そうですね、私も休憩します!……飲み物は何がいいですか?」

阿須賀 冬織 > 「……」

 しばらく見つめ合う。……なんか恥ずかしくなってきた。

「……それ、大丈夫?」

 埋めるのなら問題はなさそうだけど、明らかに一つだけ分量がおかしいことになっている。

「俺も頑張ってさっさと終わらせないとな。ん。んー……何でもいいかな。あー、しいて言うなら頭使ったし甘いものだと嬉しいくらい。」

 こうして話しているだけで気力が回復するのを感じつつ、
飲み物を買ってきてくれるみたいなので甘いものをお願いする。

白亜 愛 > 「ぉ、多いに越したことはないですし?」

ずっと顔を見ながら書いていたからとは言えない。
目を横に向けて誤魔化す。

「あまいもの、あまいもの……わかった!」

希望を聞き受けると立ち上がり、レース柄のチュニックを翻して休憩スペースへ向かう。

阿須賀 冬織 > 「ん、まあ大丈夫そうならいいけど。」

 なんか目を逸らされた。なぜだ?

「あ、なかったら別にお茶とかでも大丈夫だからなー。」

 時々ジュースとか全然ない自販機とかあるので一応付け加えて……

(あっ、服この前買ったやつじゃん。)

白亜 愛 > 「はーい」

聞いているのか聞いていないのか、返事をしながら休憩スペースの自販機へ。
よほど気に入っているのか跳ねるように移動している。

それほど時間も掛からないうちにアイスココアを二つ持ってくるだろう。

「へへへ。これでよかったですか、ね」

阿須賀 冬織 > 「お、アイスココアか。うん、甘そうだし大丈夫、ありがとう。」

 頼んだ通りの甘いものを受け取って、一口。
冷房が効いているとはいえ夏場の勉強した後に飲む甘くて冷たい飲み物は最高だ。

「あ、そうだ。遅くなったけど…服、この前の着てくれたんだな。……似合ってるよ。」

 忘れないうちに、遅くなってしまったが服について触れておく。

白亜 愛 > 「どういたしまして……へへ~選んでくれてありがとうございます」

服を褒められ、へにゃへにゃと笑う。

「裾が長いからワンピースみたいに着れるの、今日みたいな暑すぎる日でも楽です!」

横に座り直して、ココアを飲みながらそんなことを言う。

阿須賀 冬織 > 「気に入ってくれたみたいでよかった。そう言ってもらえると選んだ側としても嬉しいや。」

 笑う彼女を可愛いなあなんて思いながら見つめて。
……ついつい、頭に手を伸ばしたり。

「……そうだ、こうやって宿題早く終わらせようとしてるわけだけど。
夏休みの間に何かやりたいこととか行きたい場所ってあるか?」

 ずずず、とアイスココアを飲みながら。

白亜 愛 > 「うへへへへへ!!」

頭を撫でられたりすれば笑い声が悪化するだろう。
犬である。

「そうですね……、こないだ言ってた、山でキャンプとか?ぁ、また海とかプールもいいです、ね!」

あれもいいなー、これもー、と考え事をしながら隣に体重を預けていく。
うんうん唸りながら離れる気配がない。

阿須賀 冬織 > 「あー、そうだな。山キャンプも楽しそうだし、海やプールなんかもやっぱいいよな。
あと夏といったら……バーベキューとかか? キャンプと被るし、二人だとちょっと寂しいけど。」

 キャンプ用品はこの前百貨店で見たあの店で、去年は海だったしプールはどうだろ。いいところあったかな。キャンプじゃなくてバーベキュー単体も楽しそうだな……なんて色々と考えながらゆっくりと撫で続ける。

「ん……撫でられるのそんなにいいの?」

 ちょっとした重さを感じて、見ればいつの間にか愛が寄りかかっていた。
耳や尻尾が見えそうだ。……だいぶ前にそんなこと言って怒られたっけ。

白亜 愛 > 「おぉーバーベキュー!被るなら秋でもよいのでは?
……んー、プールも探せばありそう?」

主要施設には見当たらなかったが探せばありそうである。
撫でられながら、探してみようかなぁと今後の予定を考える。

「その、冬織さんならぃぃ、かな、と……こう、前はワンちゃん撫でるみたいな様子だったけど」

今でもそんな感じではありそうだが。

阿須賀 冬織 > 「ん、確かに秋でもよさそうだな。じゃあとりあえずキャンプ行くってことでどうだろ。プールも、良さそうなところ後で探してみるか?」

 なんなら図書館の本に施設紹介の本とかあるかもしれない。

「……え、あー。……まあそうだった、かな……?」

 正直に言うと、今もちょっと犬っぽいと思っていたのでしどろもどろ。

白亜 愛 > 「わーい。山で寝泊まりかー楽しみです!
プール以外に面白そうな場所があるかもしれませんね!」

夏休みの予定が埋まっていくことが楽しみでうずうず。
宿題へのモチベが上昇した。

「前のことは、ょくってですね、い今は冬織さんに撫でられるのは好きってことれす!」

今もそう思われてるとは全く気づいておらず、今はいいのだと頭突きする。

阿須賀 冬織 > 「おう! そうと決まったらさっさと宿題終わらせねえとな。」

 こちらもモチベーションはだいぶ出てきた模様。
終わった後の展望があるとないとでは全然違う。


「……まあ、愛がいいっていうならいいんだけどさ…………んじゃあ、逆にこういうのして欲しいとかあるのって、うおわっ」

白亜 愛 > 「私はあと読書感想文なので、なんかいい感じのを図書館内で探せば頑張れそうです!」

むん、とやる気を出す。
特に本のジャンルは問われていないので誰かさんの昆虫記にでもしようとか思っている。

「ふふん。こうしてほしい、は、ぇえと、仲良くしてください?ぎゅーとか……?」

何すればいいんだろうね?と首をかしげる。

阿須賀 冬織 > 「お、もうそんだけなのか。俺はまだ問題集ちょっととレポート残ってるから頑張らないとな。」

 体を横に向けて。……もたれ掛ってきたのと、さっきの頭突きでいい感じに抱きしめやすそうで。

「……………ん、じゃあ。」

 そのまま、ぎゅっと腕を回そうと

白亜 愛 > 「読むことさえできればこっちのもんです!」

面白かった、この虫かっこいい、とだけ書いて提出するパターン。

「ほ?ぉお……っ」

小柄で体温の高い少女は大人しく抱きしめられるだろう。
腕の中にすっぽりと収まる形で。

「こうやって冬織さん分をチャージしてる……されてるのかな?」

商店街の雑誌なんかはこんな感じだった。他の人ってどうなんだろうとか色々思い浮かぶ。

阿須賀 冬織 > 「……じゃあ、俺は今マナを補給してるのかな?」

 冷房が効いているからか余計、体温の温もりが際立って感じられる。

「ん……。よしっと。充分チャージ出来たし、今なら宿題頑張れそうかな。」

 しばらくぎゅーっと抱きしめて。……一応公共の場なのである程度したら緩める。
うん、今ならなんか残りの分もすぐに終わらせられそうだ。

白亜 愛 > 「……むん!よっし頑張るぅ゛」

抱きしめタイムが終了し、勢いよく立ち上がる。
やる気が消えないうちに全部片づけてしまおうと早速本を探しに駆けていく。

(とーるさんのぎゅーがうわぁぁああーーー!!!)

……ように見せかけて赤面を隠しにいった。
探すのに時間をかけて顔を冷やすだろう。

阿須賀 冬織 > 「よし、俺も頑張るか。」

 駆けていった愛を見送って。

「…………さっきの、誰にも見られてないよな……」

 こう、勢いで抱きしめたはいいものの、お陰で心臓は早鐘を打ってるし顔は赤い。
……誰にも、特に知り合いに見られたりはしてないよなと周りを見てから。

考えすぎないためにも、気を取り直して問題冊子に向き直る。
……あ、現代文の問題恋愛ものかよ。

白亜 愛 > 伝記のコーナーへ向かって数分。

「あれー?」

昆虫記が見つからない。当たり前だ。
某氏の書いた昆虫記であって、昆虫である某氏の伝記ではない。
別氏の動物記も同様。

「ぬ゛ぅ。別のところかぁ……仕方なし」

変な名前の偉人の伝記があったらしれにしようと探し始めた。
やがて、一冊だけ場違いなものを見つけ、読み始めようと。

阿須賀 冬織 > 「んー、本選ぶの苦労してそうだな。よしっと、後はレポートか。」

 もともと問題集自体はあと少しまでいってたので終わらせて。
……本選び遅いけど迷ってるのかなーと思いつつ

「んーと、これからの社会で異能はどのような扱いを受け、
どのような影響を与えていくのかを考えて2000字程度で……うっへえ。」

白亜 愛 > 「……おあ゛ぁ……見なかったことにしよう」

場違いな本を途中まで読み、そっと戻す。
ソレから視線を外し、別の伝記を探して十数分。

「おまたせしましだ!」

何冊か伝記を手に持ち、感想文を書くために戻ってきた。

「これを書き終えれば、あとはばっちりです!ばっちりです」

阿須賀 冬織 > 「また、異能に関する法整備の例として……えーっと、どこだったっけ。」

 端末で資料を探したりしながら、レポートを書き進めていく。
なんというか、こういうのは一度筆が乗り始めるとはやい気がする。

「あ、お帰り。結構時間かかってたけど、よさそうな本は見つかった?」

 声を聴いて振り向く。何冊か持ってる本は……伝記だろうか? 確かに感想文にはしやすそうだ。

白亜 愛 > 「はい゛……色々ありました」

何か違う意味も含まれてそうな言い方。

「あ、私が持ってるのはこれです。『アリフレッタ・ノーヘル』と『ミスットラー』の伝記……伝記?」

自分で持ってきておいてこの言い方である。

ちなみに内容は、まず異世界の言葉で翻訳し、次に日本語に再翻訳して、最後に文脈がつながるようにした、元の人物が原型を留めていない伝言ゲームのようなものだった。

阿須賀 冬織 > 「……? どうした、なんか変だけど。」

 言い方に引っ掛かって一応突っ込んでみる。

「へえ、二人とも聞いた事ない……ない、のか? ……よかったら読み終わった後読んでみてもいい?」

 なんだか聞いたことある様なないような微妙に気になる名前で。
後で読んでみようかなと確認をとる。

白亜 愛 > 「場違いなというか、その、誰かの忘れ物ノートがありまして。
それを感想文に使うのはなーと」

異能でも魔法でも呪いでもない力を発現させて世界を救うらしい物語であった。
夢は無限大、というように目を逸らす。

「あ、はい。ではミスットラーの方をどうぞ」

ノーヘルの方を感想文に使うらしい。

阿須賀 冬織 > 「あー、まあ流石にそれはどうかと思うし、もしそれでだしたら後で呼び出し食らいそうだな。」

 本と間違えて置いていったのだろうか。ちょっと気になるけどまあ人の物勝手に見るのは良くないよなーと。

「ん、ありがとう。…………なんじゃこりゃ。」

 受け取って、ちょっとだけ見てみるかとページを捲って……
文章を無理やり繋げたかのような、読みにくいしなんか文脈もところどころおかしい、そんな文章が目に入った。
……よし、これをちゃんと見るのは宣言通り宿題終わってからにしよう。

白亜 愛 > 「です。ので、そっと戻して探してたら、トンチキ加減のすごいそちらを見つけまして」

このわけのわからなさを先生らに共感して欲しいという理由で感想文を書き始めた。
評価は未知数。

「あそこに置いておけば、元の伝記を読んで比較したくなりますし学習には繋がるのかな……?」

色々変な疑問も浮かびつつ、数十分かけて感想文を仕上げるのだった。

阿須賀 冬織 > 「あ、やっぱこれ普通の伝記じゃなかったんだ。」

 なんとなくおかしいなと思ったが、やはりそういうものだったらしい。……え、これで感想文書くの……?
なんて慄きながらも自分の宿題に戻る。

「であると私は考えた。……っと。終わったあ!」

 流石に数十分とはいかず、それなりに時間がかかったものの、なんとか終わらせることが出来た。
……クオリティは、まあ31日に焦りながら書いたものよりはマシだと思う程度だが。

喜びを声に出しながら体を伸ばす。

白亜 愛 > 「やったー!遊び放題じゃー!へへへへ。お疲れ様です」

邪魔するものは何もない、とバンザイした。

「冬織さん冬織さん!早速ですがいつどこへキャンプ行きます!?
プールとかもどうしましょう!!」

わふわふと大はしゃぎしながら、宿題で溜まっていた我慢を発散する。

阿須賀 冬織 > 「いやー、こんなに早く終わらせられるとは思ってなかったわ。愛もお疲れ様っと。」

 バンザイする彼女に両手でハイタッチ。

「まあまあ、そう急ぐなって。でもまあ、宿題はもうないから、道具だけ買って準備したら俺はいつでも行けるぞ?」

 そうして、後の時間は二人でワイワイ今後の予定なんかを話したりするのだろう。

ご案内:「図書館 閲覧室」から阿須賀 冬織さんが去りました。
ご案内:「図書館 閲覧室」から白亜 愛さんが去りました。