2021/11/26 のログ
ご案内:「図書館 閲覧室」にセレネさんが現れました。
セレネ > 『うーん…やっぱりどこにも記述はないわね…。』

本の閲覧スペース。その一角。異国の言葉で呟く月色の少女が一人。
開いている本は洋書だが、文字が読める人が見れば北欧の神話や伝承に関するものだという事が分かるだろう。

似たような伝承はいくつもある。が、その神や英雄の名は彼女から聞いたものと違う。
これも無し、と本を閉じて次の本を探す為に本棚に蒼を走らせた。
時期もあってもう外は陽が落ち、図書館に居る生徒も疎らだ。

ご案内:「図書館 閲覧室」にオルランドさんが現れました。
ご案内:「図書館 閲覧室」からオルランドさんが去りました。
セレネ > 何故己が北欧神話の神話や伝承について調べているかだが、
仲良くしてくれている後輩であり友人の子の助けになりたいからだ。

…とはいえ、知ったからと何かできるような力や奇蹟など持ち合わせていないけれど。
つくづく、己は神族としても非力だと思う。

『…せめて神格が戻せればね…。』

やはり一度”器”を壊して新しい器に入れ替えた方が良いのだろうか。
…いやでも、器がそのまま残ってしまうと死体として残る可能性もあるし、
そも新しい器を作る目途すら立っていない。

己自身「自殺」をする事に抵抗はないが、己の友人達はどう思うか。

セレネ > 小さく溜息を吐き、さて本来の目的へと集中しよう。
スマホで時刻を確認しては、もう少し探してみようかしらと
めぼしい本をピックアップしては中身を開き戻す作業。

――暫く探しても、どうにも見つからなかった。
今回はここまで。軽く肩を竦めては晩御飯の買い出しへ商店街へと向かうのだった。

ご案内:「図書館 閲覧室」からセレネさんが去りました。