2022/05/04 のログ
ご案内:「図書館 休憩室」にシャンティさんが現れました。
シャンティ > 「……ふぅ」

女はため息を一つ、ついた。暖かくなり始めた今の時節、少々似つかわしくないものかもしれない。
しかし季節はめぐり、学園は新しい時を刻んだ。その事実はほんの少しだけ女に思索を巡らせる契機となっていた。

「……何年、経った……の、かし、ら……ね、ぇ……」


ぽつり、と口にする。
それは、聞かせるともなく漏れた言葉。誰の耳に届くものではないかもしれない。


「……私、は……ええ、私……の、まま……だけ、れど……」


そして、また吐息が漏れた

シャンティ > 「いち、ど……考え、た……方が、いい、か、しら……」


見えない目が、遠くを見る。


「あぁ……らし、く……な、い……わ、ねぇ……」

小さく、また吐息が漏れる


「春……だ、から……か、し、らぁ……こま、り……もの、ねぇ……」

深く、椅子に腰を掛けた