2020/07/28 のログ
ご案内:「禁書庫」にさんが現れました。
> 「あれ?どこ、ここ?」

じっとしていても泣いてばかりなので、病院から抜け出し、あてもなく、彷徨っていた

そうしたら、無限に広がる書庫にたどり着いた。

周りを見回せば、力ある本ばかりなのが、希にはわかり

> その中の一つ、妖しげな光を放つ方角にふらふらと呼ばれるように、誘われるように

呼ばれるように

生と死を司る書籍群に誘われて

「よんでる?」

ゆっくりと、幼女は迷い込む、自分から、進んで

> 「わたしが、ひつようなの?」

幾つかの本が舞い踊る、祝福するように

呪うかのように。

「ちからを、くれるの?」

掌を、伸ばす

> 生と死を、もたらすそれに

掌を乗せて

幼女は、契約を交わした

本に力を与える契約を

よくわかりもしないまま

魔に、手を染めた。

> 幼女が目を開けると

手には小さなメモ帳のようになったそれがあった。

「待っててね、もう、子どもなんて、言わせないから」

病室へ、ゆっくり戻っていく
溢れる魔力を、本に捧げながら

ご案内:「禁書庫」からさんが去りました。