2020/10/17 のログ
ご案内:「大時計塔」に雨見風菜さんが現れました。
雨見風菜 > 「はー、見事に寒くなってきましたね」

言いつつ時計塔の上で街を眺める雨見風菜。
冷え込む気候に冬用の厚手のパーカーとロングスカートと言った出で立ちだ。

「さて、誰か来るでしょうか」

言って、『物体収納』していたホットココア缶とチョコバナナ味ポップコーンを出して飲食しだした。

ご案内:「大時計塔」に照月奏詩さんが現れました。
照月奏詩 > 「おうおう、こんなクッソ寒い時期にもここに人いるんだな」

 階段を上ってきた一人の男。手にはホットミルクを持っており最低限の防寒処置はしてきた模様。
 上ってくると軽く手をふるって。

「こんな場所で奇遇だな。邪魔していいかい。黄昏てましたとかならおとなしく降りるぜ?」

 などと言いながら軽く笑う。

雨見風菜 > 掛かった声に振り向けば。
一人の男が上がってきていた。

「ええ、どうぞ。
 きっとここは寒くても暑くても、結構どなたかが入り込んでると思いますよ」

嫌な顔せず、どころか待ってましたと言わんばかりに微笑む。

照月奏詩 > 「そりゃどうも」

 歓迎されれば改めて登り切って外に足を投げ出す形で座り込む。
 結構入り込んでいるという言葉には目を見開く。

「マジかよ。ここにくるのって変わり者か嫌な事あったかってイメージあったぞ。しかもこの時期なんて」

 ボーッとするなら他にも場所はあるだろうにと苦笑いをしてそちらに目線を向けると首をかしげる。

「そういえばあんたはこんな場所で何やってたんだ。意味もなく来るような場所じゃないだろうし……あ、ちなみに俺はこれな。こういうのはクッソ寒い場所の方が旨いのよ」

 とホットミルクを揺らす。

雨見風菜 > 座り込む彼に合わせて自分も同じように座り込む。
清楚な振る舞いながら、見たのならば胸の揺れはブラをしていないかのように思えるだろう。
目を見開いた彼の言葉には。

「どうなんでしょうね。
 私はそういう印象がないだけかも知れませんよ」

くすくすと笑って返す。

「私は景色を楽しんでいました。
 寒い場所で飲む、温かい飲み物っていいですよね」

言って、ホットココアを一口。
吹き付ける風に髪が流れる。

照月奏詩 > 「まぁ今のところはそういう印象はないな」

 彼女の発言に少しだけ笑って返す、一瞬目に映った胸の揺れはまぁ色々な理由もあるだろうと深くは突っ込まず。
 景色を言われればあぁと言葉を漏らす。

「たしかにここの景色良いもんなぁ。特にこの辺の時期からは空気も澄んで見やすくなるし」

 と遠くに視線を向ける。そうしてウンウンとうなずいて。

「でもあれだぞ。景色もだけど上も上で綺麗なもんだぜここからだと」

 と上を見上げる。下から見る景色と違って遮るものもなく、星空が綺麗に見えるかもしれない。

雨見風菜 > 「まあ、この学園には見た目の印象なんて当てにならない人が多いですよね」

言ってる風菜自身、見た目の印象が当てにならない一面を持っているが。
とは言え、今の清楚な姿も風菜の自分らしい姿では有る。

「上を見上げれば満天の星空。
 普段地上から見上げるよりもはっきり見えますよね」

プラネタリウムほどはっきりは見えなくても、それでも星々の瞬きが美しい。
障害物や周囲の光に影響されず、澄んだ空気で見渡せる。

照月奏詩 > 「本当に、授業とかでも明らかに力なさそうな子が大岩とかぶん投げてたりするからな。怖い怖い」

 と冗談っぽく言って笑う。
 彼女の本性はまだ見抜けていないので彼女は見た目通りだと思っていたが。

「そうそう、上に何にもないからな。上を見れば星しかないってわけだ。ロマンチックではある……俺にゃ似合わないけどよ」

 と肩をすくめた。気の利いた一言やロマンな事を言えない自覚はあるためロマンチックでも似合わないだろうなというのはある。
 
「そもそも一人でいた時点でロマンとは程遠いわな。最初から二人で来ました、とかならロマンチックかもしれないけど」
 

雨見風菜 > 「見た目明らかに小さい子なのに、先生だったり先輩だったり。
 知人もそういう小さい子の見た目であの朧車の突進を受け止めたり……
 世界は本当広いですよね」

どれもが知人の例だ。
まあ、三人目については本来の姿じゃないそうだが。

「ええ、ロマンチックですよね。
 一人でも、ロマンチックだと思いますよ。
 そしてそれを楽しむのに、似合うかどうかなんて野暮じゃないですか」

ロマンチック。
そう言えばその意味ってなんだっけ、とふと思った。
また後で調べてみよう。

照月奏詩 > 「異世界も含めてになるから広い世界の2乗3乗レベルか。そりゃ色々あるわけだ」

 そう考えると色々な人がいるのは納得かもしれない。
 最後の一言を聞けばそれはすごいなと素直に驚いていた。

「そういうもんか? どうにも自分とロマンチックが結びつかないんだよな……」

 野暮だと言われてもどうだかなぁと納得はできない。別に構わないわけだが。
 あ、と声を出すと。

「そういえば名前聞いてなかったな。俺は照月奏詩。好きに読んでくれ」

雨見風菜 > 「本当、『人は見た目じゃない』ですよね。
 本来の意味と変わってきてそうですけれども」

明白に違うのだが。
とは言えここは様々な異世界からも人が集まってきている以上、仕方のないところでは有るだろう。

「そういうものですよ、きっと。
 柄じゃないでしょうが、それでも楽しみたいなら楽しめばいいと思いますよ」

強面の屈強な男性でも、可愛らしいぬいぐるみを好んでも良い。
風菜はそう考えている。

「私は、雨見風菜です。
 よろしくお願いしますね、奏詩さん」

名乗られて、名乗り返す。

照月奏詩 > 「たしかに、場合によっては種族すら別だしな」

 全然意味がちげぇわとクツクツと笑う。
 だが見た目と違うという点だけならば意味合いは一緒ともいえるかもしれない。

「なるほどな……まぁ俺はこれで良いけどな。元々の目的はこれだし」

 とホットミルクを飲むが。一口飲むと肩をすくめた

「冷めた」

 この時期だ。話していればすぐに冷めてしまうだろう。まぁしゃあないと言いながら生ぬるくなったミルクを飲んでいた。

「ん、風菜な。了解、よろしく」

雨見風菜 > 「あら、全然違いましたか。
 失敗失敗」

そう言って、くすくすと笑う。
そしてミルクを一口飲んだ奏詩に続いて、風菜もココアを一口。

「あらまあ。
 私のココアも、すっかり冷めちゃってますね」

低い気温に吹き付ける風。
こんな環境にいれば無理もない。
ポップコーンを一粒、口に入れる。