2020/10/18 のログ
照月奏詩 > 「まぁこんな場だし当たり前といえば当たり前だが……というかなんというか」

 と彼女の方を見て、正確にいえばその手元を見て。
 少し笑う。

「最初にいった変わり者って意見に関してはあながち間違ってない気がする」

 といって指をさす。その先はポップコーン

「どんんだけガッツリ景色眺めるつもりだったんだよ。映画じゃないんだから。せっかくだしひとつくれよポップコーン」

雨見風菜 > 「ふふ、一つと言わず一掴み位どうぞ」

言って、ポップコーンの袋を差し出す。
ポップダディーという店のロゴが印刷された袋に入っているそれは、まだまだたくさん残っている。
そもそもの量がとても多そうだ。

「とりあえずはそうですね、ココアを飲みきるまでは眺めるつもりでした。
 まあ、何故そうしようと思ったかについては……まあ、ハイキングに行こうみたいな」

変わり者と言われても、気を悪くしない風菜。
まあ、実際変わり者であることには違いないのだが。

照月奏詩 > 「ん、そいつはどうも……久々にこういう袋菓子なんか食べたが。意外と旨いもんだな」

 言ってくれたので一掴みもらって食べる。結構いいものだとうなずいていた。

「ハイキングか、まぁたしかに安全に行けて高い場所っていえばこの辺だろうしな……まぁでもあれだ。あんまり遅くまでいると危ないぞ。ただでさえ危ない恰好みたいだしな」

 ノーブラに関してツッコミはしないがそんなことをいってホットミルクを飲み干すと立ち上がる。

「さってと、じゃあ俺はそろそろ行くわ。お前も遅くなりすぎるなよ。完全に安全ってわけじゃないんだからよ。それとも帰るか。それなら送ってくが?」

 どっちでも構わないぞという感じで。

雨見風菜 > 「それは良かった」

旨い、という感想を、まるで自分のことのように喜ぶ風菜。
そりゃあ行きつけの店が美味しいと評価されるのは嬉しいものである。

「ふふ、ご心配ありがとうございます。
 確かに、夜になると色々と出てきますしね。
 泥棒とか、露出狂とか」

後者、完全に自分のことである。
無論、それを知らない知る由もない奏詩にはわからないことだろうが。
そして、彼が帰ろうと立ち上がり、ついでと言わんばかりの申し出には。

「そうですか、また縁があればお会いしましょう。
 私はもう少ししてから帰ります。
 大丈夫ですよ、逃げ足には自信がありますし」

実際には逃げる以前に帰り道で襲われることはない。
襲おうにも襲え無いルートを通るから。
だがそれを言っていない以上、無難な答えを返す。

照月奏詩 > 「泥棒はともかく露出狂ってこの時期でるか……? いやまぁ出るのか」

 たまに出るとかでないとかそういう話を聞いた事もある。まぁ出たところで被害は少ないだろうしそれならまだ問題はない。

「ん、了解。じゃあその言葉を信じる……ぶっちゃけ俺も強いわけじゃないからな。護衛についてヤバいのに絡まれたらヤバかったわ」

 そういって苦笑いをしていた。
 虚無としてならば違反部活が相手だろうとねじ伏せるが、奏詩としてやるならばせいぜいが3、4人程度だろう。
 そうして彼女が断るのならばじゃあなといいながら階段を下りていぅた。

ご案内:「大時計塔」から照月奏詩さんが去りました。
雨見風菜 > 「出るんですよ、裸になれる程度の気温までなら」

何ならコートがおかしくない季節でも有るし。

「ええ、お互い帰り道には気をつけましょう」

そうして、座ったまま彼を見送っていくのであった。

ご案内:「大時計塔」から雨見風菜さんが去りました。