2020/12/29 のログ
ご案内:「大時計塔」に刀々斬 鈴音さんが現れました。
刀々斬 鈴音 > 時計塔の一番上この島で一番高いところ。
そこから下を見ればクリスマスの時に比べればいくらか落ち着いたくらいの光が見える。
その柵の上、少し間違えれば下に落ちてしまうようなところそんなところに座っているのは一人の少女。

「本当に退屈。広報部もあんまり動けないし……。」

風で近くに置いてある紙袋が音を立てる。
この場所は高くて寒い。

刀々斬 鈴音 > 「もっと弱いものイジメ出来るって聞いてたんだけどなあ……。」

足をプラプラと揺らす、もし靴でも落ちようものなそれは命さえ奪うくらいの危険な落下物になる。
そんな事は考えもせずに足を揺らしてこの島をみる。

この足元は学生街、あそこにあるのは百貨店。
あのひときわ光ってるのが歓楽街で横の暗くてまばらな辺りは落第街。

これだけの光があって、それだけの光があるのに実際に……

「鈴音が斬れるのはほんの一握り……。」

違反部活狩りに出た時くらいそれもあんまりやりすぎてると怒られるし……ストレスはたまる…。

ご案内:「大時計塔」に雨見風菜さんが現れました。
刀々斬 鈴音 > 「どうすればいい感じに怒られないように斬れると思う?」

『諦めろ鈴音、一度捕まった時点で上手く立ち回るのに失敗している。』

刀から無機質な声がする。
実際にどうしようもない、これ以上何かを起こせばあの異形達の銃口は容易に鈴音に向くだろう。
勝てないしどうしようもない。

「うーん、人が多めの違反部活退治に行かせてもらえるように部長に言ってみる?」

一人で刀話を続けて……。

雨見風菜 > そんな彼女の足元から、何かが飛んできた。

「!」

その飛んできた何か、いや何者かは。
飛んでくる軌道を変えて、鈴音の横2m程を上空へ通過。
そのまま、足場に着地した。
……なお、そのままの軌道でも当たらなかったのだが。

「ごめんなさい、人がいるとは思わなくて」

刀々斬 鈴音 > 「うわ、びっくりした……鈴音じゃなかったら心臓止まって死んじゃってたよ…。」

胸のあたりを抑えて言う。
柵から転がり落ちなかったは不幸中の幸い……。
不安定な状態の人を驚かせるのは危険なのだ。

「あれだよ!時計塔って本当は立ち入り禁止なんだよ!
 立ち入り禁止だから飛んで入ったらいいってわけじゃないんだよ!」

怒りながらそんな事をいう鈴音、だが入っていけないのは鈴音も同じ……。
それは完全に棚に上げている。

雨見風菜 > 「いやぁ、下からは人がいるなんて見えませんからね」

そもそも外から飛んでくるほうがおかしい。
普通は階段を登ってこい。

「いやぁ、そう入っても結構人が入り込んでますよここ。
 それに、お互い様ではないでしょうか」

苦笑しながらそう返す。

刀々斬 鈴音 > 「だろうジャンプはだめなんだよ!
 かもしれないジャンプを心がけないと!!年末でみんな慌ててるんだから!」

そう、大丈夫だろうではなく上に人がいるかもしれないと考えて飛ばないといつか大変なことになる……。
大変なことになると大変なのだ…。

「あっ!皆がやってるから良いっていうのは良くないんだよ!!
 それに鈴音は風紀委員みたいなものだからOKなの!!」

特務広報部、風紀委員の下の組織ではあるが特に一般の生徒を逮捕する権限もないし
時計塔に入っていい許可もない。
つまり別にOKではない。

雨見風菜 > 「そうですね、下から一息に加速していくとぶつかりますもんね」

だから階段を登ってこいと。

「……あら、スズネさん、風紀委員だったんですか?」

以前の、ハロウィンのときはそんな感じではなかった記憶がある。
むしろ落第街の住民だったのでは、と。

刀々斬 鈴音 > 「一回飛んで人がいないの見てからもう一回飛ぶとかね。」

手段は分からないけど恐らく手間だろう。

「えっ……あった事ある人だったっけ?」

こちらを知ってるような口ぶりに思い出そうと考える……。
ハロウィンだっただろうか??
なんかケルベロスだったけ?犬っぽかったきがする……。

「……でも鈴音は特務広報部だよ!風紀委員みたいなものだよ!!」

風紀委員とは違う。

雨見風菜 > 「途中で一度止まって確認、ですね」

できない訳でもないし手間でもない。
問題は減速である。
だがそれ以前に階段を使えって。

「はい、気が付かないうちに吸血だかなんだか……ちょっとよくわからなかったんですけども」

なお、それについては風菜、無自覚に失敗させている。
まあ、何も知らなかった以上事故のようなものだ。

「ああ、特務広報部。
 神代先輩の」

なんとなく合点がいった。
確か落第街から人員を集めた噂があったが、それがビンゴなのだろう。

刀々斬 鈴音 > 「むー。」

よくわからなかったと言われれば口をとがらせるが説明する必要もない。
表の生徒に手を出したことが明るみになるのは良くない。

「そう!そうだよ!その神代部長の一の部下的なのが鈴音!!」

実際に一の部下とか思われているかどうかは知らないけれども!
実際は分からないけども!

ちなみに鈴音は今日は非番。
今日、向かう違反部活の摘発にはそこまでの戦力が要らないだろうという事を鑑みての事らしい。

雨見風菜 > 「なるほど、神代先輩の部下」

(なぜだろう。
 スズネさんことをあまり知らないのに、神代先輩大変じゃないかなって)

急にふと湧いた謎の感覚に内心首を傾げながら。

「……では腕章は?」

刀々斬 鈴音 > 「そう!神代部長の部下!!」

胸を張って言う。
自慢げ。

「えっ?あれは別に広報部の仕事じゃないときは付けなくてもいいんだよ!
 仕事の時にも専用の服があるし……。」

特務広報部の黒い装甲服にガスマスク。
未だに落第街では恐怖と反抗心を煽る姿。