2020/12/30 のログ
■雨見風菜 > 仕事じゃないときはつけなくていい。
制服もある。
「つまりスズネさんも今はここに入っていい理由はないのでは?」
きょとんとした顔で言い放つ。
結構クリティカルな指摘だ。
「まあいいじゃないですか、ちょっとくらい。
私なら、落ちても大丈夫ですし、スズネさんが落ちてもなんとかできますし」
ここまで登ってきたのは、『糸』を中空に固定しながら巻き上げる勢いで加速してきたから。
たとえ鈴音が落ちたとしても、自分も一緒に落ちれば『糸』なり『触手』なりで救助もできる。
そう軽く考えている。
なお、相手は風菜の異能を知らないのはポロッと頭から抜け落ちている。
■刀々斬 鈴音 > 「鈴音は鈴音だからいいの!」
理由になってない理由を告げる。
かなり自由。
「そうなの?まあそれなら……。」
落ちても問題ないなら問題ない。
「……じゃあ好きに入っていいよ!!鈴音が良いっていうからOKね!」
軽い、あまりに軽い。
■雨見風菜 > 「あ、あはは……ありがとうございます」
(スズネちゃん、とてもゴーイングマイウェイですね……)
まあ実際問題立入禁止なのは転落の危険性があるからで。
転落しないなら問題……ない訳はない。
鈴音が勝手に許可を出せるものでもないのだろうが。
まあ割と今更である。
誰も彼もが入り込んでるわけだし。
「そういえばスズネちゃんは、ここで何を?」
いつの間にか敬称が『さん』から『ちゃん』になっている。
■刀々斬 鈴音 > 「どういたしまして!」
鈴音に許可を得たとしても何も得ることはない。
気分で取り消すこともある。何もない。
「え?鈴音?鈴音はね……
今後の事とか考えてたんだよ年末だしね!」
今後の事、どんな感じで人を斬っていくかとか。
そんな感じの事。
「あなたは何でわざわざこんなところに?」
■雨見風菜 > 「今後のこと。
確かに、来年の抱負とかありますしね」
相手が物騒なことを考えてるとは思わない。
実に無防備な風菜。
「私は……なんとなく?」
言いながら首を傾げる。
なんとなく、目的もなく。
誰かがいるという虫の知らせのような感覚でやってきたのだった。
■刀々斬 鈴音 > 「来年も一杯違反部活を倒すよ!」
来年の抱負。
来年もザクザクと斬っていきたい。
「何となく……何となくって…。
あなた大分ノリで生きてるね!」
厳しい風紀委員とかがたまたま言ったりしたら怒られたりするかもしれない。
それでも寒いここに理由なく来るのは結構変わっている。
■雨見風菜 > 「それはそれは、頑張ってください」
ちょっと心配にはなるが、頼もしい。
素直に頑張って欲しいと笑顔で応援する。
「そうですね、割とノリで生きてますね。
まあ、楽しく生きるほうがいいですし」
怒られても懲りないのが風菜だ。
なお、寒さについては対策できているからこそ飛んできたのであるが。
対策していなかったらとても飛んでこれる気温ではないだろう。
■刀々斬 鈴音 > 「ねー楽しく生きてる方がいいよね。」
鈴音も自分の欲求に従って生きている。
人を斬るのも自分の欲求に従った結果。
そういう意味では近い性質をもっているのかもしれない。
「どこまでいっても自分の人生だもん。
自分の幸せが一番だよ!」
人生なんてそんなもの。
自分が楽しければそれでいい、他の事は後でいい。
■雨見風菜 > 「ええ。
まあ、流石にルールに従うことは必要でしょうけど」
そうは言うがこの風菜。
自分の欲求のために風紀を騒がせているのだが。
「自分の幸せが一番、たしかに。
やりたいことがあればそれに邁進すればいいですしね」
のほほん笑顔で言い放つ。
とりあえず風菜の今の目標は卒業だ。
果たしてその先にどうするのかは、今はまだ考えていないが。
■刀々斬 鈴音 > 「ルールに従った方が困らない事が多いもんね。」
ルールを破れば敵が増える。
敵が増えれば結果的に自由が制限される。
「やりたい事だけやるのも難しいけど鈴音は頑張ってやりたい事だけやるよ!!」
人を斬る。
人を斬る以外には特にやる事はない。あとは普通に生きていくだけ。
■雨見風菜 > 「みんなを守るためにルールがあるんですしね。
ルールを守るためではなく」
一部を守っていない口でよく言えるものである。
特にここの立ち入りとか。
「ええ、頑張ってください」
この時点で風菜は、鈴音のやりたいことを勘違いしているが。
この場においては知らないほうが良かったのかもしれない。
■刀々斬 鈴音 > 「うん頑張るね!!」
頑張っていっぱい斬っていこう。
「……寒っ!」
風が吹く。
12月の終わりここに吹く風はあまりに寒い。
「もう、寒いから鈴音帰るね!」
持ってきていた紙袋を抱きかかえるとそそくさと階段を降りていく。
常世の年は暮れていく…。
■雨見風菜 > 「確かに、時間も結構いい時間になってますしね。
では、お気をつけて」
言って、階段を降りていく鈴音を見送る。
姿が見えなくなったあたりで。
「さて、では私も帰りましょう」
そうひとりごちて。
眼下に広がる街めがけて、その身を投げ出すのであった。
ご案内:「大時計塔」から刀々斬 鈴音さんが去りました。
ご案内:「大時計塔」から雨見風菜さんが去りました。