2021/01/03 のログ
ご案内:「大時計塔」に雪景勇成さんが現れました。
■雪景勇成 > 本格的な仕事は明日から、とはいえ風紀委員会の一員として通常業務もこなす。
本来、生徒は立ち入り禁止のこの場所に来たのも、警邏目的という事で堂々と足を運べる訳だ。
「……さて、初仕事は何をさせられるやら。」
呟く声は夜風に紛れる程度には小さい。どのみち、命令に従うだけだが。それ以上でも以下でもない。
自分がそもそも特務広報部に出向という形とはいえ貸し出されたのも、色々と裏があるようだが。
(―――まぁ、そういうくだらない面倒臭いあれこれは気にしてもしょうがない、か)
億劫だし興味も無い。たかが”駒”の一つがあれこれ詮索するのも馬鹿らしい。
■雪景勇成 > 資料に目を通した限りでは、特別攻撃課に負けず劣らずの癖の強い人材が揃っているようだ。
まぁ、だからといってやる事は変わらない。仕事をこなす、給料を貰う。それだけだ。
正義感――昔はあった気もするが今は特に無い。そういうのは他の連中に任せよう。
義務感――仕事はきっちりやるが、それ以上頑張るつもりは特に無い。
じゃあ、何で風紀委員会なんてそもそも所属してるのか?
強いて言うなら、ただ借りを返しているだけだ。二級学生から引き上げて貰った恩を返しているだけ。
ただし、その恩返しの行動の先はただの殲滅だ。任務に忠実だが遊びが無く余裕も無い。
堅物、というよりそれを通り越して機械的だ。仕事中に限れば情動は一切無い。
肩に担いでいた細長い鎖が巻かれた布包みを一度地面に下ろし、先端をコツンと当てながら景色を見遣る。
まるで、ガラス玉の様に無機質な赤い視線は感慨も何もあったもんじゃない。
ご案内:「大時計塔」に雪景勇成さんが現れました。
■雪景勇成 > 「――まぁ、明日からだな。」
武装は一応確保したし、後は現場に出て臨機応変に。仲間…は、集団行動は正直苦手だがしょうがない。
淡々とした、何処か機械じみた所作でそのまま時計塔の階段を下りて、その姿は闇夜へと紛れる。
ご案内:「大時計塔」から雪景勇成さんが去りました。