2021/01/16 のログ
ご案内:「大時計塔」に四方 壮司さんが現れました。
四方 壮司 > 「今日もこっちの方は異常無し、かな?」

階段を登った先、島を見下ろせる展望台。
風紀の生徒達が色々頑張ってくれているお陰で表の方は比較的平和。
だが最近、どうにもキナ臭い話が裏の方で流行っているとかなんとか。

仕事増えるのは勘弁して欲しいもんだ。
まだ年明けだってのに…。

外套のポケットから愛用しているジッポと紙巻き煙草を取り出し、咥えて手慣れた手つきで火をつける。

「…んー、澄んだ空気の中で吸う煙草も美味いね。」

吐き出す紫煙は風に浚われ消えて行った。

四方 壮司 > 「なーんか怪しい話もSNSで出回ってるみたいだし、こっちも強化しないとなぁ。」

島の社会と安全を守る風紀とは少し違い、自分はネット社会を守るのが仕事な訳だし。
これはこれで肩が凝るが仕方ない。
金がなけりゃ生活に困るからね。

…ま、息抜きがてらこうやってパトロールという名の散歩をしているのだけど。

四方 壮司 > 「さぁてあんまり遅くなると怒られるし戻るか。」

煙草臭いと女の子から嫌われちゃうので短くなった煙草を揉み消して携帯灰皿に突っ込み。
…なんてぼやいてたらスマホが鳴った。
掛けてきたのは同じ課の生徒だ。

「――はいはーい、俺だよ。
んー、今から戻るからもう少し待ってて。
今?時計塔。…いやホントだよ、めっちゃ寒いの。」

電話に出ればいつまで外に居るんだとお叱りの言葉。
笑いながら一人階段を下りて行こう。

今日の仕事はまだ終わらなさそうだ。

ご案内:「大時計塔」から四方 壮司さんが去りました。