2021/12/02 のログ
ご案内:「大時計塔」に雪城 氷架さんが現れました。
雪城 氷架 >  
──少女曰く、《恰好のサボり場》

一般生徒立入禁止
そんな大時計塔の踊り場で壁に背をもたれ
ストールを毛布のようにかけて堂々と寝息を立てている生徒の姿

試験が近い時期なので最近はサボる頻度は少しだけ減った
でもたまに、昼食後に此処で昼寝をするのは心地よいのでやめられない

そんな、昼下がりの時計台

雪城 氷架 >  
誰もこない時計台の中に響く音と言えば、針の刻む音と

──時間の切り替わりを告げる鐘の音

「……ん」

少女にとっては目覚まし時計のようなもの
うっすらと青い瞳が開いて、細く白い指が瞼を軽く擦る

よく寝た、といった表情である

「…午後なんかあったっけ」

異能のおかげで風邪をひくこともない少女は吹き込む冬風を気にすることなく立ち上がり、ストールを巻いて

「……あ、異能の授業あったか…これは出とかなきゃだな…ふぁ…」

小さな欠伸を噛み殺しつつ、予定を確認するともそもそ時計台を降りていくのだった

ご案内:「大時計塔」から雪城 氷架さんが去りました。