2021/12/04 のログ
ご案内:「大時計塔」に釜雲 蓮司さんが現れました。
釜雲 蓮司 >  
ここをサボり場にしている生徒が複数いるらしいとの
報告を受け 本当かどうか、放課後にすべての仕事をぶっちして
確認しに来たわけだが

「うーん、見事に誰もいませんね」

踊り場に立ち あたりを見渡してみるものの人気はなし
確かに警備の人間もいない この場所はサボりにうってつけだろう
だが寒い この時期にスーツだけでは寒かった 

「はぁ、帰ったらお仕事山積みですよねぇ」

まぁ 生徒がいた所で時間は放課後を少し過ぎた辺り
放課後に来ただけと言われればそれまで 
立入禁止についてはまぁ 青春だから咎めないけど

せっかくだからゆっくりしよう
帰った後の仕事の山を思い返し ふふふ 現実逃避に笑う
ま、それも今は楽しいのだけど

ご案内:「大時計塔」に幣美奈穂さんが現れました。
幣美奈穂 >  
ここをサボり場にしている生徒や教師がたまにいるらしいとの話を聞いておりまして、
時々、チェックしにくる風紀委員の美奈穂です。
今日のお供は、先生からお散歩を頼まれたコーギー君のわんこさん。

「・・おられましたわ・・」

踊り場の入り口から、もしかしたらもしかしたら、そんな悪い子がいないかとそろりと確認。
してみましたら、おられました。
大人な方が。
身体が半分出ているような隠れ方、入っちゃいけないのに入っている方?をじっと確認。
そして同じく下の方で、へっへと舌を出して顔を覗かしているコーギー君と顔を見合わせます。

「これは、現行犯逮捕というのではないですかしら?」

ひそひそとしていますが、そんなに小さくないお声です。

「あっ、何か悪だくみの笑み・・!
 ――かもしれません。
 応援を呼ぶ時間はないかもしれませんわっ」

ぐっ、と覚悟を決める美奈穂なのです。

釜雲 蓮司 >  
はぁ 帰ったらお叱りとか受けるんだろうな
お仕事ぶっちしちゃったし 考えていれば

「……?」

何か 獣の吐息? とヒソヒソ声が耳に届く
なんだろうか もしや生徒の方なのでは
身体を声の方へと向かせ 身体が半分出ている少女を確認

「あ、あの……どうされました?」

なにか覚悟を決めた様子 その可愛らしい少女を視界に収め
ゆっくりと近づいていこう もしかしたら迷子かも知れない
犬も連れている様子であるし

「えーと、もしかして学生さんかな?」

近づけたなら 膝に手を当てて顔を少女の高さまで落とそう

幣美奈穂 >  
「用意はいいですかしら?
 いきますわよ?
 本当に行きますわよ?
 ――ぴゃっ!?」

どきどきしますお胸を軽く押さえまして、なんか楽しそうという顔をしているわんこさんに、
何度も確認を取っているのですけれど。
こっちを向かれお声を掛けられまして、驚いてびくりとしてしまうのです。

「あうぅ~・・えと、あの・・」

あれだけしっかり隠れていたのに見つけるなんて、忍術中級の授業を受けた生徒さんや、
もしかして忍者の先生なのかもしれません。
なんてったって、美奈穂は忍術初級の授業を何回も受けたのですから!

近付いてくる大きな大人の様子に、どうしようとあわあわする美奈穂。
そして短い尻尾をびしばし振りまして円らな瞳で近づこうとするわんこさん。

「ち、違いますの。
 えと、学生さんですけど・・風紀委員ですわっ。
 ここは、立ち入り禁止なのです。
 既に包囲しておりますから、無駄な抵抗とかダメなのです。
 お縄なのですわっ」

同じ高さになったお顔。
びしぃっと宣言したつもりな美奈穂、今日も風紀委員の制服も腕章もない巫女服姿です。
ぜんぜん風紀委員っぽさもなく、なんか頑張っている子供っぽい感じ?
わんこさんは先生の脚を嗅いでからお行儀よくお座りします。

釜雲 蓮司 >  
なんか 何回も確認してらっしゃる
本当にどうしたのだろうか 声をかけた後
返ってくる言葉は要領を得ず

して、近づいた後 此方へと近づいてこようとする
短いしっぽを懸命に振り回すわんこ それに顔を緩ませ
学生か確認をとったら 風紀委員 との言葉、それに顔を更に緩ませ
本当に風紀委員なのか 背伸びしているのか 判断はつかないが

「あはは、可愛らしい風紀委員さんですね
 確かに 教師も立入禁止ですものね、失念していました

 おや、包囲されているのです? それは怖い
 うーん、どうしたら許してくれます?」

散歩の途中なのかも知れない そう解釈をし
ニコニコとしながら視線を合わせ続けよう

「あ、わんこ撫でてもいいですか?」

そう、確認もとり

幣美奈穂 >  
笑顔なので優しい感じの大人の方です。
でも、凄く大きい男性なのです。

コーギー君、舌を出してへっへっと。
短い尻尾がピコピコせわしなく、遊んでほしそうなお顔です。

「これでも、風紀委員4年のベテランさんなのですわ。
 あっ、先生でしたの。
 はい、先生でもここは入っちゃダメって、ほら、入り口にも書いてありましたでしょう?」

片手を胸に置きまして、ちょっと胸を張る美奈穂です。
そして、見上げながら眉をへにょり。
入口の方を指さしまして、きちんと注意するのです。

「はいっ、わたくしと・・政宗君で包囲してますわ。
 今から逃げてもダメなのです・・えと・・反省の色があれば、口頭注意でいいはずですわ」

反省しておりますかしら?
と、まじまじと澄んだお目めで先生の目をまっすぐに見ます。
あっ、わんこさんが好きなら悪い方ではないようです!

「はい、政宗君・・伊達政宗君ですの。
 嫌がったりしなければ大丈夫と思いますわ」

んしょとしゃがみ、先生から視線を外ししゃがんで、
わんこさんの背中を掻くように撫でてあげます。
美奈穂を見てから、先生を好奇心いっぱいの目でまた見上げるわんこさんです。

釜雲 蓮司 >  
舌を出して息を吐くコーギー君 
それにだらしない笑顔が浮いて

それでも 相手の方へと視線を移し
目線をしっかりと合わせていれば 四年生と返ってきて驚いた

「おや、こんなにも可愛らしいのに四年生なんです?
 随分と頭もいいんですね 可愛くて頭もいい 将来が楽しみですね
 ……見逃しておりました」

注意され 入口の方へと見やれば確かに書いてある
これは此方が悪いと頭を軽く下げ 上げた後
小さく可愛らしい口から出た言葉 それに小さく笑い


「それは逃げ切れそうにありませんね
 はい、反省してますので 注意をしっかりと聞きます」

生徒の模範となるべき教師が率先して禁を破っては駄目だろう
澄んだ綺麗な瞳 その瞳は心が洗われるような気さえなる
コーギー君の名前を耳に入れ

「し、渋い名前ですね……それでは、失礼いたしまして」

犬好きな此方としては 真ん丸とした好奇心いっぱいの瞳に
見上げてもらうとワシャワシャとしたくなる
それを抑えながら 同じ様にしゃがみこんで政宗君の頭を嬉しそうに撫で

幣美奈穂 >  
「そ、そうですかしら?
 ――えへへぇ・・」

褒められてしまい、耳朶を少し桜色に染めまして、ふにゃりともじもじしてしまいます。
てれてれとなってしまった美奈穂なのです。

「はいっ、次からは注意してくださいませ・・。
 景色がいいそうで、時々見に来られる方がおられるそうですけど。
 あっ、高いところから見たいなら百貨店からも良く見えますわ!」

ちなみに、高いところがあまり得意でないので、
ここから端の方に行ってみたことはない美奈穂です。

「そうなのです。
 走って逃げましたら・・わたくし、追いかけてしまいますから。
 あっ、歴史の先生の家の子ですわ」

はい、政宗君ご挨拶~。と。
右前足を軽く持ち上げまして振ります。
頭を撫でられますと、笑ったようなわんこさんの目元。
先生の手首を嘗めようと舌をちらちら伸ばします。

「先生は来てすぐなのかしら?」

授業で見たことがないので訪ねてしまいます。
まあ、美奈穂が受けているのは一般学校で中等部1年生相当の一般教養授業であり、
選択して好きな授業を受けれている専門や特殊な授業。
教室も多いですし、知らない授業の方がかなり多いのですけれど。

釜雲 蓮司 >  
「ええ、とても素敵ですよ?
 私がもっと若ければ告白していたかも知れません」

耳たぶを綺麗な桜色に染め もじもじしている様子は
立っているだけで可愛いのに 更に可愛らしく見せて
穏やかな色を含んだ視線を向ける

「えーと、たまーに来ていいですか?
 そうですね、景色がいいのでまた来たくなっちゃいます
 ふむ、百貨店ですか……今度そちらも覗いてみます」

良い情報ありがとうございます 付け加えた後
次に届いた言葉 それに思わずと相手の頭を撫でようと片手を
伸ばしたが 寸での所で自制し

「ふふ、それは逃げ切れそうにありません
 すぐに捕まってしまいますね……あー、政宗推しの方ですか」

少女と政宗君のやり取りがとても愛らしく 
クスクス 笑いながら飽きずにその光景を眺め 
頭を撫でたら 手首を舐めてもらえ、擽ったげに

「あはは、分かります? はい、新任の教師です
 数学と公民を教えておりますので
 わからないことがあれば是非に 何でもお教えしますので」

飛び級していると思っている此方は 
すごい子もいたものだと 感心して
そうして、何度か相手の頭を撫でそうになりながら