2022/02/09 のログ
神樹椎苗 >  
 随分な様子の珍客を見て、自分の味覚も大概だが――と思いつつ、その様子に呆れたような息を吐く。
 これは面倒そうな相手だ、そう思わされる要素ばかりで構成されている。
 椎苗は、珍客の様子に眉を顰め、本を閉じる。

「――そうですか。
 では、どうぞゆっくり食事を楽しみやがれです」

 本とひざ掛けをカバンに押し込み、ブランケットは羽織ったまま、のそりと立ち上がる。
 呼び止められでもしなければ、そのまま時計塔を降りて去っていくだろう。
 

清水千里 >  
 口を動かしながら、清水は立ち去ろうとする少女を一瞥した。

「読書を邪魔して悪かったね」

 そう言うが、去ろうとする少女を無理には引き止めないだろう。

神樹椎苗 >  
「別にかまわねーですよ。
 ここ、風がつえーですし、かなり寒いですから、風邪引かねーように気を付けると良いですよ」

 それだけ言い残すと、椎苗は小さな歩幅で、歩き去っていくのだった。
 

ご案内:「大時計塔」から神樹椎苗さんが去りました。
ご案内:「大時計塔」に清水千里さんが現れました。
ご案内:「大時計塔」から清水千里さんが去りました。