学園を運営する重要な組織である「委員会」の本部などが立ち並ぶ一画。所謂官庁街に相当する。
「生徒会」の本部もここに置かれている。基本的に各種委員会の事務などが行われる場所のため、歓楽的なことを求めるには向いていない場所である。
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Time:04:54:30 更新


ご案内:「委員会街」から伊都波 凛霞さんが去りました。 (05/28-01:03:27)
ご案内:「委員会街」から橘壱さんが去りました。 (05/28-00:45:29)
橘壱 >  
「あの大変容から科学さえ目覚ましく発展した。
 まぁ、必要ない力を持っているのであれば、そういう意見にも成りますね。」

持たざるものが持てる力の一つ。
絶対にたどり着けない才能を穴埋めし、より高みへと臨むための翼。
……わかりはしないだろう、この感情は。
だからこそ、表に出しもしない。腹の底に渦巻く黒い感情を。
レンズの奥底に座る視線は、無意識に冷ややかなものだった。

「そうっすか。では、僕もフリューゲルのチューニングをしたいので。
 もし一緒になることがあれば、精々僕の邪魔だけはしないでくださいね。」

意外とあのデカさでも邪魔じゃないらしい。
それは知見を得た。なんだか急に不機嫌そうになったな。
……そう感じる辺りデリカシーなど皆無なのは間違いない。
そのなんだか妙な圧のある背中を見送れば、不思議そうに首を傾げた。

「……更年期か?何が気に入らないのやら……。」

言うに事欠いて此れである。
聞かれていたのならば眼鏡が割れていたに違いない。
やれやれ、と思いながらジュースを飲み干し、缶をゴミ箱へ投げ捨てればその場を後にした。
(05/28-00:44:25)
伊都波 凛霞 >  
「パワードスーツ自体は知ってる。そんなに浸透してるものでもないと思ってたけど。
 へぇー…非異能者向けの……」

それがケースで持ち運びできるのかーすごい時代だなあ、なんて思ったりもする。
そして、その一言で眼の前の彼が異能を持たない…非異能者であることも理解ってしまった。

……なんか、香味のあることを聞いた時の表情だったり、今の呆れたような顔だったり。
案外と表情豊富。単に周りを拒絶してるわけではなくて、本当に興味がそれにしか向いていないんだ、と。薄く理解…。

「実戦はなかなか、ね。危険も伴うものだから。──………」

少年が指さした先。
同性も羨む魅惑のたゆんである。
邪魔そう?いやあそりゃあ邪魔じゃないかどうかで言われれば邪魔だけど?
ぐしゃっ。
手元の紙カップが潰れた。
良かった、飲み終わった後で。

「──そろそろ会議再開の時間かな。あーいそがしいそがし」

露骨。
立ち上がってうーんと伸びて、ゴミを屑籠へ。
パシィーンッといい音がした。

「こう見えて案外邪魔にはなんないんだよ?それじゃね、橘くん」

終始、彼女は笑顔であった。
手をひらりと振って階段の先へと去っていくその去り際までも──。
その笑顔に圧を感じたかどうかは、少年の感受性次第だっただろうか。
(05/28-00:37:12)
橘壱 >  
「アサルトフレーム。非異能者向けのパワードースーツ。
 ……まぁ、要するに着込んで使える万能メカと思って貰えれば……。」

このご時世にパワードスーツで通じないのか。
ちょっと呆気を取られたが噛み砕いてわかりやすく説明した。
これだから素人は、と言わんばかりにちょっと呆れ顔だったのは言うまでもない。

「敢えて、"夢"を口にするのであれば実戦。
 本当に戦うことに意味がある。……まぁ、叶わないから夢なんですけどね。」

訓練や演習なんてものは文字通り、飽くまで練習に過ぎない。
それはそれでありがたいが、AFの実用性を示すのは実戦でしか無い。
それこそ、まさに身近にいるモデルであることには違いない。
心奥底に留めている狂犬にはしっかりと鎖を繋いでいるのは、少年の理性と見て取れる。

強そうに見えるか。
そう言われるとじっとレンズの奥からまじまじと相手を見やる。

「……見かけで判断するのはナンセンスです。
 が、敢えて評価をして見るのなら……。」

「────おっぱいが邪魔そう!!」

ビシッ!と指を指してしっかり一言。
どんだけ跳ね返ろうが17歳。しっかり思春期の17歳────!!
(05/28-00:26:08)
伊都波 凛霞 >  
おお…はっきりそう口にした。
無愛想だしつっけんどんな返答だけど、分別はしっかりしてる…。
ちょっと感心。十代の少年でちゃんとそう思える子って案外いないもの。

「え…ええと…AF…?ぱわーど、すーつ…?」

唐突に出てきた単語にぱちくり。
あまり馴染みがない、というか初耳かも。
トランクのアピールに視線を向ければ、それがそうなのだということは理解る。

「なるほど…」

「風紀委員は色んな枠組みで実力のある子がいっぱいいるから、
 演習や訓練だったら意欲的に応じてくれる子もいるかもしれないね?
 私?うーん…私、強そうに見える?」

アンタが、と問われれば苦笑して見せる。
別に実力を隠してるわけでもないけれど、他者に興味がないと断じる彼には、自分の噂なんかも届かないだろうと。
ちょっととぼけて見せる。
(05/28-00:11:02)
橘壱 >  
眼鏡をくいっと指先で上げ、顔をしかめる。

「一応僕は風紀委員です。
 組織に所属する以上は、その決定には従います。」

跳ね返りではあるものの、そういった分別自体は付いている。
ただの自信家の跳ね返りではない。そうでなければ、組織に所属しようとも思わない。
続けてそう言われれば、待ってましたと言わんばかりにニヤリと笑う。

「決まっています。僕はAF……パワードスーツを使うために此処にいる。
 僕とフリューゲルを奮い立たせてくれるような、そんな相手に興味があります。」

そこに区別も分別もない。
闘争のためのマシンである以上、その使い道は決まっている。
だからこそ、それに相応しい相手を常に求めている。
より高く、より強く。何処までも上り詰めるにあたって、踏み潰せる相手にこそ価値があるのだ。
喜々として語る姿は、ある意味純粋ではあった。
甘みをもう一口と流し込めば、軽くトランクを見せつけるように揺らして見せる。

「……身内同士の争いはご法度でしょうが、風紀委員の中にも、それに相応しい人間がいるならば興味はありますね?」

「アンタがそうかは、知らないですけど。」
(05/28-00:04:51)
伊都波 凛霞 >  
「あ、命令なら従うんだ…」

そこはちょっと意外。
なかなか付け入る隙を与えてくれない少年だったが、なるほど。

「ん…、逆にキミの興味の対象が気になっちゃっただけ」

笑顔でそう答える。
内心おもったことを今この空気感で打ち明けるほど野暮でもない。
答えた言葉にも、特に嘘偽りはないものだし。
委員会という組織に属しながら、他を興味なしと断じる彼の興味の先とは一体。
(05/27-23:53:48)
橘壱 >  
「興味がありませんね。現場の結果を出せば、仕事は回ってくる。
 興味のないことに一々脳のメモリを割く方がよっぽど"無駄"ですね。」

結果さえ出せば上の連中は文句を言わないことを知っている。
まさに自分向けだ。そこに他人の介在は必要としない。
自分一人で結果を出し、失敗すればそこまでの人材だったと割り切れる。
"他人"という不確定要素など、それこそ必要としなかった。
ふふん、と得意げに笑いながらぐいっと一口。うーん、甘い。ちょっと口元が緩んだ。

「他の連中の事なんて知らないですし、向こうだってそうでしょう。
 まぁ、それが命令なら従いはしますけど、出来る限り一人のが楽ですね。」

「仮の連携なら、その場の一期一会でも充分だ。」

だからこそ、そんなことはどうでもいい。興味がない。
イヤとかそうじゃないとか、それ以前の問題だ。
軽く缶を揺らしながら、じぃ、と訝しげに相手を睨む。

「……僕の顔に、何か?」

無駄に勘はいいらしい。何か妙なことを考えてると思われたぞ。
(05/27-23:46:14)
伊都波 凛霞 >  
「そう?横の繋がりがあるとよりスムーズに仕事も進むかもしれないよぉ。
 それこそ、キミの言う"邪魔"を効率的に減らす効果もあるんじゃないかな?」

妙に跳ねっ返りの強い男の子。
くすりと浮かべた笑みを変えずに言葉を返しつつ、思想の転換をちょい提案。
こういう年代の男の子にはありがちなやつだ。きっと。

「そうそう。私はこうやってキミとお話して邪魔されたくないんだなーって理解ったけど。
 他の風紀委員の子はそうじゃない。キミがまず誰か、同僚なのかどうか、なんてとこから始まっちゃう。
 それってキミにとってイヤなコト、じゃない?」

なんかそんなタイプな気がしたから、そう言葉を付け加えて。
どうでしょ、とにっこり。
にしても結構可愛い飲料を飲んでいる…すごい甘いやつ。
ギャップがあって可愛いとかそういう類のやつかな…なんて内心。
(05/27-23:32:44)
橘壱 >  
「仕事終わりと言うことですか、お疲れ様です。
 まぁ、そういうものだと思います。会議って。自分は興味ないからでないっすけど。」

「仕事もどうせ、言われたことやってれば特に問題ないですしね。」

自分の役割は飽くまでこのAFの宣伝と操作。
現場行動以外には興味はなく、会議なんてお任せ。
命令の範囲であれば、そこに疑問を持ちはしない。
一兵卒的考え方であり、風紀を守るという観点で言えばその思考は乖離しているとも取れる。
念押しされても、それこそ鼻で笑い飛ばした。

「ええ、そう思いました。暇そうにコーヒー飲んでましたもの。
 ……自分には、どれも必要性を感じませんね。邪魔されなければなんでも良いです。」

それこそ現場での行動が至高の時間だ。
そこに水を差されるなんて真っ平ごめんだ。
必要であれば連携も吝かではないが、ワンマンのが余程楽だ。
組織に所属しているものとしては、余りにも何もかもが欠如していた。
わざとらしく肩を竦めて見せれば、自販機へと向かう。
そして、迷わず購入したものは「果汁120%どろりーと」
とんでもなく甘いタイプのジュースである。仕方ない、頭を使うから糖分が必要だ。

「それこそ、アンタも同じですよ。
 もし現場で会うことがあっても、僕の邪魔はしないでください。」

向き直って自信満々に言ってのける。
実に跳ね返りが激しいが、手に持った缶のラベルは非常にファンシー。
(05/27-23:26:15)
伊都波 凛霞 >  
良かった、合ってた。
と笑顔で珈琲を一口傾ける。
程よい苦みと鼻に抜ける良い香り。
疲れてる身体には妙に良く感じる不思議。

「暇じゃないってー、ちょうど小会議が終わったトコ!
 もー、堅苦しくって疲れちゃって、漸く一息つけてるんだから~」

暇かと問われれば苦笑交じりにそんな返答。
ちなみにこの休憩時間の後にももう一度会議がある…。
室長代理もなかなか大変なのだ。

「あ、さては暇だから声かけたと思ってるな~?
 こうやって常日頃から同僚の顔や名前を確認しておくと、いざって時に役に立ったりするんだよ?
 色々な確認のタイムラグも減るし、横同士の連携なんかもまるで知らない同士よりはよっぽど、ね♪」

ちゃんと意味がある行為なんだからね、と念押し!
(05/27-23:12:56)
橘壱 >  
三年生。どうやら先輩らしい。
同じ風紀委員ならば、把握されていてもおかしくはない。
成る程、そういうことかと合点が行けば少年も頷いた。

「(先輩か……一応、目上の人間ならこのままでいこう。)」

「そうですね、合ってます。自分、あんまり同僚とかには興味ないので。
 別に僕も誰かに覚えてもらおうとは思わないものだから、少し面くらいました。」

「先輩は結構、暇なんすね。」

ご覧の通りの愛想の無さにふ、と半笑いで付け足される一言。
無礼さどころか、協調性のなさまで見て取れる。
別に仲良し小好しで、この常世学園に来たわけじゃない。
企業の連中の傀儡でもなく、ただ"楽しいこと"の為に此処にいる。
それ以外のこういった時間は、次の為の小休止に過ぎない。
タブレットを白衣裏にしまい、眼鏡のブリッジを軽く上げた。

「それで、今日は非番なんですか?随分と暇そうですけど。」
(05/27-23:05:30)
伊都波 凛霞 >  
「伊都波凛霞。三年生。
 君は橘壱くん。一年生だよね?」

合ってる?との問いかけに答えをもらえなかったのでもう一度。
記憶違いだったかな?なんて少しだけ思いながら。

「大体の風紀委員の顔と名前は名簿みて覚えてるつもりなんだけど…。
 違ったらごめんね~」

それはそれで、訂正してもらえれば今度は間違えない。
季節の変わり目、まだ空調は少し肌寒く感じる中、手元の珈琲の温かさが心地よい。
(05/27-22:57:46)
橘壱 >  
余り他人には興味がない。
興味を抱いた相手といえば、尽く対戦相手として戦う相手位だ。
かろうじで覚えているのは、昔のゲーム仲間の名前とおぼろげな輪郭位。
とことんそれ以外には興味はなかった。なかったからこそ、意外だった。
まさか、知りもしない相手に名前を呼ばれるとは思わなかった。
ピクリとわずかに瞬きし、タブレットから視線を移す。
無愛想な仏頂面。じぃ、と見つめること数分。

「アンタ誰です?」

口を開いた第一声がこれ。
訝しげに問いかけるのは、先輩に当てたものとは到底思えない。
知り合いだったっけな、と記憶を辿るも思い出せず、僅かに首を傾げた。
(05/27-22:46:27)