2020/09/12 のログ
ご案内:「風紀委員会」に幣美奈穂さんが現れました。
幣美奈穂 >  
机に向かいまして、椅子に座りまして。
かきかき。
机の高さがあいませんので、椅子にはクッションを重ねております。

『・・公園にて、怪異の気配が信也未明にあり』

委員として、定期的な報告です。
クッションの上でさらに正座。
パソコンではなく、紙に毛筆でさらさらと書いております。

『・・そこで、黒い可愛いにゃんこさんがおりました』

『さらさらでごろごろ、柔らかくてあったかで。
 わたくし、思わずマッサージをしてさしあげました』

・・活動報告書?になってきました。
そこから、どんな可愛いにゃんこさんであるかを力込めて書き綴ります。

幣美奈穂 >  
桃が大好きなにゃんこさん。
お家で飼う事にしたまでを紙5枚にわたり。
更に、黒猫な絵を付けたします。

飼ったのではなく、通い猫になったのですけど。

「・・ふぅ。これで完成ですわ」

最後に書いたにゃんこさんの絵を満足げにみて頷きます。
委員会で通称「絵日記報告書」と呼ばれてしまいます、美奈穂の報告書。
いつみてもとても幸せそうなのです。

これを、提出箱に出しておきます。

風紀委員活動、本人は至極真面目なのです。

幣美奈穂 >  
クッションを積み上げた椅子から、するり。
登る時に比べますと、降りる時は一瞬。
降りてから、書いた報告書の墨が渇くまでと思いまして。

てけてけと自分のロッカー。
開けて、小さな容器を取り出しますと。
湯沸かし器のところまで。

湯沸かし器、ちょっと苦手。
いつもどうやったら出るのか少し手間取ります。
容器をあけますと、椀を取り出しまして。さらに匙で抹茶を中に。
苦労して、こぽこぽと椀にお湯を入れますと。
茶筅でしゃかしゃかしゃか!

お茶の時間にするつもりなのです。

幣美奈穂 >  
お抹茶をゆっくり頂きまして。
報告書が渇くのを待つのです。

飲み終わった頃は乾いた頃で。
それを揃えまして、提出箱に入れておくのでした。

ご案内:「風紀委員会」から幣美奈穂さんが去りました。
ご案内:「風紀委員会」に持流 童男さんが現れました。
持流 童男 > 資料をまとめようと、ここに来た。
というか大怒られした。
実をいうと、昨日の火事の一軒が、バレてしまった
そこかしこに、いろいろと叱られたでござる
まさか口調でバレるとは思ってなかったでござるよ


しかし、今日は、港のほうが騒がしい。
おそらく何かあったんだろう。
なんだか、胸騒ぎがする。
だけど。
なんだか大丈夫な気がする。
それはそうと、『ディープブルー』のことを、調べていかなければ。一応、書類は整理しておきつつも

しかし、昨日の火事の件。落第街の子供はほおっておけと。
言われた。何でだ?風紀委員っていうのは、誰かを助けるために。
誰かを守るためにあるんじゃないのか?

そこに琴線は、ないんじゃないか。

もしかして、某と、風紀委員の正義は違うのか。

持流 童男 > どれだけ騙されても、どれだけ泣かされても、どれだけ苦しんでも
信じぬいて、信じぬいて。
誰かを救うのが、誰かを守るのが
守るべきものの為に、正しいものの為に。

その力を使うのが。その為に。
守るが。分かってもらえなくても。

戸籍がなかろうが、戸籍があろうが。
その泣いてる誰かを守るのが、風紀じゃないのか

椅子に座りながらも考え込む

持流 童男 > 助けを求められたら、助けに行くのが
落第街の子供であろうと、何であろうと。
違反部活を捕まえる。

そしてなんだろうが、助けるのが風紀委員じゃないのか。
某の思う正しいことと、風紀委員の正しいことは違うのか。

きっと違うんでござろうな。僕はそう思う。
おそらく某が風紀をやめてもその正しいことは、
風紀の正義は、続くんだろう。
風紀は、某がやめた程度では揺るがない。
彼らは弱くない。彼らは強い。彼らならきっと大事なものを守れる。常世は揺るがない。

少しだけ目を伏せる。
きっと某は、風紀で仲間を増やしたかったのでござろうな。
きっと寂しさをどこかで。どこかで、埋めたかったんでござろう
これじゃだめでござるな。胸張れないでござる。あの子たちに。
あの子たちだって『自分』で『選んで』それに『答えた』。自分の答えを。

某のような化け物だった、某には違った。『自分』で答えた。
自分自身の道を誰かに教えてもらってここに入った。

コーヒーを飲む。苦いな

この調査が一区切りしたら、この調査が一区切りしたら。
某は風紀をやめよう。
逃げになるかもしれないけど、自分で選んで、自分で応えなきゃ。意味がない。

持流 童男 > 華霧殿にも沙羅殿にも謝って、それで辞表を出して。
さよならしよう。

きっと、某は一人じゃなかったからもう大丈夫。

「あくる殿や、レオ殿には申し訳ないでござろうが。与一殿にも

だけど某がやめても、ふさわしい人が・・いるでござるからな
レイチェル殿や、凛霞殿も、理央殿もいるでござるから。
きっと彼らのほうがふさわしい。『道』を進めれるのは自分を持ってるものでござるからな。」

少しだけ目が潤むけど。大丈夫。

コーヒーを飲み干す。

ご案内:「風紀委員会」に不凋花 ひぐれさんが現れました。
持流 童男 > ーーーー「きっと某が、風紀をやめても、風紀は揺るがないでござる」
不凋花 ひぐれ > 久々にこちらへ訪れ、上級生向けの面倒な会議を終えたのが今しがたのこと。
休憩がてらこちらへと訪れて見れば先客がいた。

「おつかれさまです」

扉を開けると、下駄と床を棒で叩く音がからからと響く。
特徴的な音を引き連れながら紙袋を手に、ふと顔を上げる。

「ごきげんよう持流さん。少々お疲れ気味のようですが」

今、確かに聞こえた音。先天的に耳が良い己は、彼が小さく呟いたやもしれない言葉を聞き逃しはしなかった。
ほんのりと香るコーヒーのにおいと、紙の音が心地良い。
書類整理をしているらしい彼の邪魔をしないように、端を壁伝いに歩きながらソファーへと腰掛ける。

持流 童男 > 「おお、ひぐれ殿、元気してるでござるか?」

そうこちらもその挨拶に応える。
そういえば、この子にも、かなり世話になったでござるな
1回、2回あっただけでござるけど。
大事な後輩でござる。
少しだけ心の底から微笑んで、懐かしむように

「----なぁひぐれ殿。お主にも、言っとこうと思うよ。」

自分の本音で
そうなんでもない声で言う。

「・・・某の正義と、風紀の正義が違うかもしれないから。
某、風紀をやめようと思うんでござるよ。
なぁに某が一人抜けた程度で、風紀は揺るがないでござるよ。
自分で、選べた道ではないでござるから。
大丈夫でござるよ。ひぐれ殿。」

そう少しだけ目を伏せて、寂しい表情になる。
そうだ、『仲間』を失うことになるのだ。
だけど、きっと任せれる。

「お主には、『頼りになる先輩が』いるでござるから。
某にはない『もの』を持っている素晴らしい人たちがいるでござるから。」

優しい目でひぐれさんを見る。

不凋花 ひぐれ > 「ええ、息災です」

まるで今生の別れをする時のような、感慨深い息遣い。
どうしたって顔は見られないが、相手の呼吸で何となく判断するしかない。

「はい」

とつとつと語られた言葉は、有体に言えば弱音であり本音だった。
彼なりに何かを悩んで、彼なりの結論として出された言葉だったのだろう。
俯き気味な声色はもの悲し気で、ほんのりと優しい。

「あなたには頼りになる先輩はいないのですか?
 あなたは年上とはいえ、ここではまだ一年でしょう。ここで学び始めて得られる経験を不意にするのですか?」

目を閉じたまま、白杖を両手に握って彼を見据える。

「音楽性の違いから解散というのは音楽業界ではよくあることです。
 正義の在り方が違うから離反するのなら、幻滅です。実害を被ったわけでも辞めろと強要された様子でもないのに。

 そも、辞めた後はどうするんですか」

持流 童男 > 苦笑して、少しだけ目を伏せた後に
優しい声色で

「うん、いるよ。
『レイチェルさん』には、道を示してもらった。覚えてくれた
『理央さん』には覚えてくれてたし楽しい時間を過ごさせてもらった
『山本さん』には、空気の読み方を。
『凛霞さん』には、力の使い方と、人の助け方を。
『沙羅さん』には、仮面をかぶってるのを見破ってくれたし。
『華霧さん』には、考えることを。
『キッドさん』には、人と向き合ってるところを見せてもらった。
『雨夜さん』には、友達に害をなすものを知れと。

全部、かけがえないもので、先輩で、仲間だよ。
全部大事なもので、苦しいこともあったけど。
全部大切なもの(記憶)だよ。

僕はいっぱい貰いっぱなしだったからさ、何かできるようになろうって、役に立とうと思ってた。
だからせめて胸を張れるようになろうと思ってね。

だけど彼らに何もできなかったうえに、彼らのことを妬んでた。
自分の英雄願望の為にね。そんな僕が、風紀を名乗れるのかい。」

自責の念で、哀しそうにいいながらも
一息つく
書類を作る手は止まらない。

「・・・きっと、認めてもらいたかったし、誰かに愛してほしいんだろうね僕は。」

そう少しだけ本心からの苦笑いをして

「辞めた後は、特に決めてないよ。まぁ大丈夫!!」

そうひぐれさんに、笑う

「やればできる!!!僕の家には、少女もいるけどね。
まぁ!なんとかなる!」

書類を置いて、ひぐれさんにサムズアップをした。
そして真剣な顔で、落第街の廃ビルの火事の書類をわたそうとする

「・・落第街の子供はほっとけってさ。
でもさ、僕できないんだよね。
きっと僕は、目の前で誰かが泣いてたら。
助けに行っちゃう」

そうひぐれさんに少しだけ悲しくする。
そしてひぐれさんを見据える。

不凋花 ひぐれ > 「沢山いるんですね。いるんですよ、あなたにも」

 その教えることの規模の程度は様々なれど、間違いなく彼に道を照らしてくれた存在はいたはずだ。
 それでも、彼らの恩に報いることが出来なかったと彼は言う。自我の為に、己の為に。
 あるいは自分の掲げる正義の為に。

 ・・・・・・・・・・・
「無責任ではありませんか?」

 大丈夫と彼は言う。根拠の提示も無く、保護したか知れない子もいるという。
 沢山の人に支えられ、それでも彼らの恩に報いられず、彼らを妬んで離反する。
 すべては自分を中心に回っている。あまりにも自己が強すぎる。
 そこがどうしても納得いかない。閉じられた瞼は逆向きのハの字にならんとしていた。

 彼に渡された落第街の事件について書かれた記事を手に取る。一度スマホで資料をスキャンした後、音声再生を付けたツールで文章を聴読する。
 事件に関するあらましは、至って普通の事件だった。子供が取り残されてしまったが、それは落第街の子だったと。

「……持流さん。あなたの気持ちは痛い程よく分かります。
 公的な組織である我々はある程度のダメージは抑えなければなりません。
 子どもを助けるのは生活委員の役目で、我々が手を出して良い領分ではないし、そもそも落第街は『歓楽街』です。
 泣いている人に助けを請われたら助ける道理は間違っていないのです。カジノや特殊浴場であっても、火事があったら助けない訳にはいかない。ですがそれは管轄外の正義です。何でも助けることが正義ではないし、助けられる手を差し出せる数に限りはあります。

 あなたは、その考えの儘ではきっと破裂してしまいます。
 体が壊れるから、ではありません。あなたの正義は自己満足です。自分の思い通りにならないことに憤る餓鬼そのものです。何でもかんでもと手を伸ばして夢想したがる中二です。
 今の調子では公的組織では正義を振るえないからと、落第街の用心棒にでもなりかねない。今のあなたはそれほど不安定で危ういです」

持流 童男 > 「そうでござうるな。うん、正直揺れてる。
自分自身を受け入れたんだけどね。」

そう少しだけ哀しそうにする。

「正直これも、また僕の弱さなんだろうね。
『仲間』も『友達』も信じれた。だけど、ほかの人がなかなか信じれない
向き合おうと思ってたけど、向き合えてなかったのか。
逃げてることにすら気づいてなかった」

今まで逃げてきて、逃げない様にしてたけどそれさえ気づいていなかったな
ひぐれさんと目を合わせてから。

「まだ、”英雄癖”と”逃げる癖”が、抜け切れてないな。」

言った。多分自分が何かできる、何かしたいと自分で思ってできなかったら逃げる。そんなことを繰り返してた。だけど
それはいけないな。変わらなきゃ、
逃げないって決めたんだ。だったら逃げない。自分自身を救ったのだから

「・・・うん、ごめん。ひぐれさん。僕はまだまだみたいだ。
だからまぁ、うん。人を信じてみるよ。『友達』と『仲間』以外も。だからまぁ、まだ、風紀委員を続けてみようと思う。」

そう頬を掻いた。

不凋花 ひぐれ > 「自分を受け入れるというには、まだまだ自分を測り切れていないようですが」

少しばかり怒りの感情に傾きかけた感情は波に浚われるように平静を取り戻す。

「あなたは表面的に理解した心算になっているだけです。口だけです。
 『俺のやりたいことが出来ないから辞めます。後は何とかするから!』
 これを聞いて納得できる友人がどれだけいますか。私でなくとも、お優しい友人は止めたと思います。グーで行く人だっているでしょうね」

 ぐっと細い腕でパンチを繰り出す挙動。

「せめて認めて欲しい・愛して欲しいというのなら、このコミュニティでそれらの環境をよく形成していくことです。すぐにそうちやほやされるのは刹那的な麻薬のようなものです。即戦力や期待の新人を求めるのは総じて高次元の場か、ワルいところだけなんですから」

 ぐ、と体重をかけて、立ち上がる。資料を彼に返しながら彼の隣に立つ。

「風紀委員にもいろいろな人はいます。司法裁判が得意な人、サイバー対策が得意な人、警備員をしている人。
 私は一人でしか動けないからソロ活動をさせて貰っていますし、眼が見えないから書類仕事は免除してもらっていますし、攻撃課なんて物騒な仕事をしています。
 信じるのも大切ですが、人に歩み寄って人を理解することもしましょう。教え教えられるだけが肝要ではありません。人を理解してこそ信じられるのです」
 

持流 童男 > 「うむむ、そうでござるよなぁ。うーん。
・・・っく、そうでござるなぁ。歩みよって、理解をするのはわかってるんだけど。

某、なかなか不器用で。相手を怒らせて、逃げてたでござるなぁ。某は嫌われることが怖かったんでござろうな。」

そう隣に立ったひぐれさんを見ながら

「ひぐれ殿、あの。ちょっと近いでござる」

照れる。
不器用なのだ。

「それなら某はあれでござるな。まずひぐれ殿も理解するところから始めるでござる。」
「それで、お主を信じようと思うでござる。」

そう、しっかりとひぐれさんに真っすぐ言った。
資料を返されながらも

「しかし愛される方法でござるか。その形成・・・それってどうやればいいのでござるか。
あぁいや、そういうの不慣れで。コミュニケーション不足何でござるよね。」

少し自信なさげに、指をつんつんする。