2020/09/16 のログ
持流 童男 > こうして悩んでる間にも、
退部届を持ってる状態の某と誰かが鉢合わせるかもしれない。

早く提出しなければ。だが、足が以上に重い。
おそらく。どうすればいいか分からないからだ。

退部届をぽっけにしまいつつも

「本当に某はどうしたいんでござろうね。」

そうベンチに座りながらも上を見る。

持流 童男 > 「・・・責任を負うって言ってこのざまでござるか本当に大人として恥ずかしいでござるな」

そう言いながらも、この状態で委員をやめてはだめだ。
おそらく、ろくな結果にならない。

だから退部届をしまう。

「ひぐれ殿を頼るでござるか
他の人にも相談しよう。」

そう言いながらも部署を後にする。

ご案内:「委員会街:部署」から持流 童男さんが去りました。
ご案内:「風紀委員会本庁 資料室」にレオさんが現れました。
ご案内:「風紀委員会本庁 資料室」に日下 葵さんが現れました。
レオ > 「ふぅー……」

資料室。
埋もれそうな程の書類の山を作業机に積み書類仕事に精を励む青年が一人。
慣れぬ仕事に疲れが来たのか少し伸びをして肩を回している。

「本当に多い……」

つい先日から『ある先輩』の手伝いで書類仕事の手伝いを行う事になった青年は、その量の多さにぐったりとしていた。
元々書類等そう書いた事もない。資料を読むのも、それほど得意ではない。
様々な手続きやノウハウを聞きながら、手探りで進める作業は慣れた人のそれよりも効率が悪く、疲れる。

夕方から始めてもう21時。22時には帰るように言われているので、ここに残れるのはあと1時間か。
今日も予定より進まなかったな…
そう思いながら、気合を入れ直すかのようにドリンクを一口飲んで作業を再開するだろう。

「体、動かしたいな…」

ほんの少しぼやきながら。

日下 葵 > 「さて、今日はこれを仕舞ったら帰りますよ~」

夕刻というには遅すぎる時間。
よく言えば白くてきれいな廊下、悪く言えば無機質な廊下。
時間帯も相まってこれからまだ警邏のシフトや、
夜間の予備待機の委員以外がほとんどいない風紀委員会の本庁。
その廊下を一人、資料を手に歩いていた。

先日のディープブルーの報告書をまとめ、資料という形に体裁を整えて、
これから資料室にしまいに行こうというところだった。
そんな資料室前、手帳を電子ロックにかざして開錠しようとしたとき、
既に鍵が開いていた。

(誰かいるんでしょうか)

そう思いながら、扉を開ける。
そこにいたのは大量の資料に囲まれて整理作業をしている風紀委員の男子が一人。

「おやおや、お疲れ様です。
 こんな時間まで資料整理とは……
 ちょっとお邪魔しても?」

作業の邪魔はしませんから。
そう言って、相手の返事を待たずに室内へと足を踏み入れる>

レオ > 「あ…ええ、大丈夫ですよ」

こんな時間に、珍しいな…
ここ数日はこうして資料室にいる事が多かった青年はそう思いながら、入ってきた女生徒を見る。

知らない人だ…でもここに来るという事は、先輩かな。
風紀委員の資料室に入れるのは、その権利がある人間。つまり風紀委員の人間だけなのが基本だ。
稀に合同調査やらなにやらで生活委員や公安委員が入る事もあるそうだが、少なくとも風紀委員に入って日の浅い青年は、まだ出会った事はなかった。

ともかく、挨拶をしなければ。

「お疲れ様です。
 あ、えーっと…先週から委員会でお世話になっています。レオ・スプリッグス・ウイットフォードです。
 ちょっと先輩に頼まれた作業をしていたところで…もう少しで帰りますから、気になされないでください」

日下 葵 > 「随分とたくさんの書類を任されているようですねえ」

大丈夫ですよ、と彼が快諾してくれたころには、
こちらは目当ての棚に行きついていた。
そこにディープブルーの資料を放り込んで、彼に向き直る。

「先週から配属ですか。
 ということは新人さんですね?
 私は日下葵です。”あおい”と書いて”まもる”と読みます。
 えーっと……長いのでレオさんでいいですか?」

どうやら資料に囲まれた彼は新人らしい。
この時期に入ってくるというのもなかなか珍しいな、なんて思いながら、
返事をするようにこちらも自己紹介。
そして彼の名前を聞くと、ちょっと困ったように眉を寄せた。

彼の名前――レオ・スプリッグス・ウイットフォード――とても長い。
反芻することをあきらめて、略してもいいかとお伺いを立てた。

「あれ?いや……
 もしかしてですけど、レオさんってあのレオさん?」

どのレオさんだよ。
と己にツッコミを入れたくなった。
あのレオさん、というのは、最近落第街やらスラムやら違反部活のたまり場やらで
”鉄火の支配者”――もといあのマセガk、じゃなくて神代君の代理だか
後継だか、そんな意を込めて”鉄火の代行者”なんて呼ばれている彼だろうか。
そんな疑問が頭に浮かんだ。

「いや、まさかね。
 まさか鉄火の支配者の後輩とやらが、
 こんな資料の山に囲まれて疲れ切ってるなんて」

そんな独り言がこぼれる。
もちろん、ここには二人しかいないので彼に聞こえていても何ら不思議ではない>

レオ > 「ははは……その、まさかです。」

小さく苦笑しながら、独り言に対して返事をする。
そう、”その”レオである。
こんな先輩にまで名が知られているのか。こりゃあもう、撤回は出来そうになさそうだ。

「成り行きみたいなものですけれど…落第街の違法部活の人間たちが、そんな名前で呼んできてるみたいで…
 あはは……拍子抜けな見た目で、すみません」

困ったような声。
『鉄火の支配者』の代理というには、資料なんかで悪戦苦闘する姿はあまりにも情けない自覚はある。
神代先輩の異名…それに伴う評価は、風紀委員会で行われてきた数々の功績によるものだ。
それは華々しい戦果だけではない。こういう事務仕事にしろ、人事にしろ、風紀委員会で必要とされる仕事を”何でも”こなしていた事に起因する。

それの代行者が資料に埋もれて、決して効率的とは言えない作業をしながら夜遅くまで悪戦苦闘しているのだから、そう言われても仕方がない。

まぁ…もっともその事を知ったのは、”代行者”の噂が立って引くに引けない状況になってからであったが。

日下 葵 > 「あら、ご本人でしたか。
 委員会に入って一週間で厄介な名前なんて付けられちゃって、ご愁傷様です」

そのまさかです。
独り言にそんな返事が返ってくると、興味深そうに彼を見た。
なるほど?いや、見た目が云々という話ではない。
見た目なんてあてにならない。
ただ、どんな見てくれなのかは気になっていた。

「成り行きでそんな名前つけられるなんてそうそうないですよ。
 何かやらかしたんです?
 もしかしてこの資料整理も何かの罰則だったり?」

この島にいる時間、委員会にいる時間だけは長い自分にとって、
そんな大層な名前で呼ばれる人間は大抵”やばい奴”だ。
何がどうやばいのかは千差万別だが、
あの神代君の代わり、なんて呼ばれ方をしているのだ、
おおよそ普通の人間ではあるまい。
しかも、ヤバさを隠しきれてないタイプのやばい奴。

「資料整理なんてできなくて当たり前でしょう。
 一週間でしょう?何もわからないってのが正直なところだと思いますけど」

私なんて風紀委員に関わって10年弱ですけどなんも知りませんよ。
そんなことをさも誇らしげに語った。
つまるところ不真面目なだけだが、
それに比べて真面目(そうに見える)彼とはいえ、
一週間では何もわからないだろう>