2020/10/04 のログ
ご案内:「委員会街・風紀委員会本庁」に伊都波 凛霞さんが現れました。
伊都波 凛霞 >  
「渋谷の朧車に関する報告はこれで全部ー…っと」

トントン、とプリントアウトした資料をまとめて、ファイルに閉じる

情報の閲覧室から出て、ロビーで一息…
このタイミングで新しい怪異の群的発生、なんて
青垣山や件の黄泉の穴近辺なら兎も角、場所が場所である

「一般生徒への被害の可能性も考えると、委員会も放ってはおけない、か…」

独り言を零しながら、自販機でアイスコーヒーを購入、窓際の長椅子へと腰掛ける

伊都波 凛霞 >  
涼しくなってきたとはいえ、まだまだ日差しは強い
アイスコーヒーの冷たさと苦味が大変心地良いのでございます

さてファイリングした資料を流し見すれば…

「対処方法が確立してるなら、あとは人足の問題くらいかな…」

公に報道できないとなれば注意喚起にも限界がある
迅速に討伐と鎮圧が求められる故の、各委員会への通達なんだろう

…自分はどうしようかな、と考える

伊都波 凛霞 >  
怪異自体の対処は慣れているし、そもそもそういった家柄の出であるということ
それを隠しているわけでもないが、公に明かしているわけでもない
対霊専門の部署なども一応ある以上は、自分がでしゃばる立場でもないかな、と悩むところ

もちろん、人員不足含め応援の要請があれば現場に出るのも吝かではないけれど
そもそも境界に迷いこむプロセスが…といった問題もあるし……

「うーん…要請があったら、でいっかな」

まぁ、それはそれとして一度現場は見に行くべきかもしれないけど

伊都波 凛霞 >  
「…よし」

ファイルをバッグへと仕舞い、空になった紙コップを脇のくずかごへと
立ち上がってぐーっと両手を真上に上げて、伸び

「さて、それじゃ今日もひと頑張り」

今日は予定通り、スラムの警邏へと向かおう
噂は絶やさないことが重要である

最近はプライベートで良いことも沢山あってやる気に満ち満ちている凛霞
足取り軽く、本庁を後にするのでした

ご案内:「委員会街・風紀委員会本庁」から伊都波 凛霞さんが去りました。
ご案内:「委員会街」に修世 光奈さんが現れました。
修世 光奈 > 今日の授業も終わり、しかも珍しく新規の探し物の依頼がなかった
だから、善は急げ。彼から大丈夫、とも言われたから。
受付に…友人に懸想していると思われる人物の事を聞こうと。

しかし…

「あれ?」

先日、彼が言っていた怪異の影響か、何かの事件か。
一時的に受付さんは席を外しているようだ。

(うーん…)

周りを見ても、ぱ、と声をかけられそうな相手がいない
誰か戻ってくれば、簡単に話を聞けるのだろうけれど…
彼が頑張っている職場である以上、うろうろして迷惑をかけるわけにもいかず
ただ茫然と立ち尽くす姿があった

ご案内:「委員会街」に園刃 華霧さんが現れました。
園刃 華霧 >  
最近、まあ色々と周りは忙しいのだけれど自分は平常運転。
……ちょっと何やらないでもないが、許容範囲。

本庁だって別に用事があったというわけでもなく、僅かな義務とともに顔を出しただけ。
さて、面倒くさいことはさっさと終わらせよう……そんな風に考えつつ……

「うン?」

何処かで、見た顔が何故か立ち尽くしている。
どちらかと言うと活発なタイプだったはずなんだけど……

よし

「……光にゃん?」

こそこそと後ろから忍び寄って……そっと声をかける。
さて、近づいたのは気づかれたかどうか

修世 光奈 > 人の通りはあるにはある、が…
どうにも、書類を抱えてせかせかしていたりと微妙に声をかけずらい
名前も知らない人のことを聞くので、少し時間を取らせることも予想できるからだ

「んーーーー」

どうしようかな。流石に日を改めて帰ろうかな、と思ったところ
けれど、そんな考えだったから後から忍び寄る気配には気づかず

「ひゃっ」

びくーんっ、と良い反応をしてば、と振り返ると…

「わ、キリちゃん?やっほー!お仕事?」

見知った顔を見て、ぱあ、と顔を明るくする
いぇーい、と気軽にハイタッチの構えだ

園刃 華霧 >  
ひゃっ、ときた。
うんうん、可愛いかわいい。
録音しておけばよかったか……

「いぇーい!」

向こうがそんなノリだったから、まずはハイタッチ。
いやあ、楽しい。

「ンー……まあ仕事っチゃ仕事なンだけど、ちょっトした報告とカだかラさ。
 ほボなにもナいも同じダよ。」

へらへらといつもの笑いを浮かべる。

「ンで。光にゃんは、ドうしたノさ?
 ジェー君でも探し二きたン? こんナとこでボーっと立ってテも見つカらんヨ。
 探して来ヨうカ。」

とりあえずハイタッチの感じからして、調子が悪い、とか
何か気分が沈んでるって言うほどでもなさそう、だけど。
じゃあなんだろう、恋煩い? いや、それはもう越えた話だったはず。

はて、なんだろうとちょっと首を傾げつつ。
とりあえずは、提案をしてみる。

修世 光奈 > 後ろ…しかも近距離から声をかけられてびっくりはしたけれど
それが友人だとわかればテンションは上がる
どうしようかと戸惑っていたから、安心したのもあり

「そっかー。何か色々大変なんでしょ?見回りとかも報告しないといけないだろーし」

仕事、として当然といえば当然だが、中々色々と手間がかかりそうなのが風紀委員のイメージ
いつものキリちゃんの笑い方を見ると、それもまたとても安心する

「私?私は―…えっと、風紀委員探しかな?、いやあ、ジェー君に聞いてもよかったんだけどさ
せっかくだから自分で探してみようと思ったんだけど…ちょっとタイミング悪かったみたいでー。
声かけてもらえてよかったー!」

たまたま、間の悪い時に来てしまったようだ。

「えっと、キリちゃん、報告終わって、ちょっと時間あったら話聞いてくれる?
仕事の邪魔するのも悪いし…」

中々受付さんも帰ってくる様子がないし、友人が報告だけだというなら手伝ってもらおうと

園刃 華霧 >  
「まーマ―、いツものコト、いつモのこト。
 ちょイ待って」

さっとその辺を歩いている人間を捕まえて何やら会話を始める。
少しだけ話して……そして、そのまま戻ってくる。

開放された人物は、軽くため息の後、何処かへ行ってしまった。


「ほイ、お終い。
 で。えート……風紀委員探し?」

戻ってきた少女は、何事もなかったかのように会話を再開してきた。

「そりゃ、いツものお仕事カい?
 大変ダなー、光にゃんも。」

へらへらと笑う。
そういう捜し物をするのが、彼女の趣味であり仕事なのはわかっている。
そして、そういう彼女が好ましくもある。

「まア、話ならいクらでも聞くシ。
 できルことなラ、なンぼでモ手伝うヨ。」

修世 光奈 > 「?」

ちょい待ってと言われると、その辺を歩いていた風紀委員と会話を始める
ただ、それは時間としてはかなり短く…

「え、報告ってあれでいいの?もっとこー、書類とか…」

あまりにあっさりした報告にびっくり
それでいいのだろうか。いや、少なくとも…去っていった誰かが『またか』みたいな顔だった気もするから
これが日常なのだろうと判断して

「そうそう。仕事…ってほどでもないけどねー。生活委員さんとかの仕事だろーし
あ、ほんと?やった♪じゃあ、えっとー、ちょっとメッセージ送るね。風紀委員ってことしかあんまりわからないんだけど、この人を捜してるんだー」

えへへ、と笑いつつ。
何にせよ、報告が終わったというのなら手伝ってもらおう、せっかくだし。
端末を取り出して、友人に画像を添付したメッセージを一つ。

そこには1つの顔写真と簡単な情報が。
名前はわからないのか記載されていないが。
ベージュの髪に金目の人物だ。
さて、見覚えはあるだろうか。

園刃 華霧 >  
「世は並べてこともなしってネ。
 特に何もアりまセんでシた、ならマ、それデいいの」

まあ実際は報告書だのなんだのが必要なんだけれど、
その辺は後でどうとでもできる。

一応、まあちょっとゴニョっと云々はしてるし。

「うン……?」

ぴこん、と端末に送られてきたデータを見る。
ふむ、まだろくに情報がないのね。
写真とちょっとした情報だけ……

ベージュの髪に金目の人物――

「ンー……悪イ、そレっぽい心当たりハあるっチゃあルんだけド……
 同僚ッテも、全員って意外と知らナいのヨな。」

なんとなく、アイツかな? それともコイツかな? みたいな心当たりっぽいものはある。
あるんだけれど、逆に言えば直接の面識はない相手のよう。

なので、素直に申し訳無さそうにそう答える。

「……で、コイツがどーシたん? 聞いテも平気?」

それだけではちょっと申し訳なさすぎるので、
せめて少しでも情報を確認しようと聞いた。

修世 光奈 > 怒られるのでは…と、いつもこの友人に会うたびに思うけれど。
街のことはしっかり見てくれているようだから風紀委員として仕事はしっかりしてくれていると思うことにする

「あー、そっかあ…。まあ、いっぱいいるし、仕方ない仕方ない
ごめんね、急に…」

自分だって、風紀委員という大所帯の中。
いきなり写真と少しの情報を見せられて答えられる自信は無い。
申し訳なさそうな友人にぱたぱたと緩く手を振って気にしないで、と。

「んーー、そうだね。えっと、依頼で直接この人を捜したいってわけじゃなくて。
この人が、今受けてる依頼を手伝ってくれるかもーって感じの人なの。どうしても、一人じゃ難しい依頼でさ。
もちろん、ジェー君にも声はかけてるけどね」

別の男だけを頼るとなると心配するのではないかと思われるかと思い。
先回りして、彼にはもうお願いしてあることを言っておく

「いや、でもうーん。二人も風紀委員を持っていくかも…なんていうのは、やっぱりだめかなあ」

考えると、それはそれで怒られるかもしれない、とも思った。

園刃 華霧 >  
「ふーン……?」

今受けてる依頼を手伝ってくれるかも
一人じゃ難しい依頼

どうも、微妙な言い回しだと思った。
ただの"探しもの"では、そうはならないだろう。

それなら、それこそこの男じゃなくて自分に頼めばいい話だ。
それとも、探しものができる特殊な能力でもあるのだろうか。

いや、それもどうなのだろう。
ジェー君は確かに妙な異能の目をもってるし……なら、彼に先に頼んでもいいだろう。

「ンー……結構面倒くサそうナ依頼?」

どこまで踏み込んだものかな、と思いながら問を口にする。
まあ、話せる範囲で話してくれるだろうと期待してはいる。

「風紀委員を二人、カ。どーカね。いいンじゃナいのカな。
 相手さえ良けレば、だけドさ」

まあ内容次第、ではあるだろうけれど。
 
 

修世 光奈 > どうにも手が足りないのは事実だ。
そして、この友人なら協力してくれそうだとも。

「んー……、そう、だね。
色々事情が絡み合っててさー。手がかりっていうか、解決するための糸口も見つけられてない状態なんだー」

あはは…と苦笑い。
探し物は得意ではあるが、この依頼はかなり難題の部類。

「できるだけ大事にもしたくないし、別に事件が起きてるわけでもないから風紀にも依頼しづらくって
………えっとね。うーん、……こう、言葉にするのも難しいんだけど…。
んー、と。キリちゃんは、常世島に不死…死なない人が居るの、知ってる?」

簡単に言ったとしても…流石に立ったままで出来る話でもないので。
休憩用か、書類待ちの時に使われる椅子を示して座ろう。
聞かれないように、少し声を落として。

「それで…そういう、性質を持ってる友達を普通に戻す方法を捜してるんだ
で、この人がそのヒントを持っているかもーって感じで」

友人の名は公開されてはいるものの
一先ず反応を見ようと一旦そこで話しを区切る

園刃 華霧 >  
「ふ、む……ってコとは、捜し物ッテわけデもなサそーダね」

聞いている感じ、そういうものではなさそうだ。
さて、そんな厄介なお願い事を抱え込むことになったのはどうしてなんだろう。
別の意味で興味が湧く。

「死なない、ヒト……か。」


思いきり、心当たりはある。
知り合いに、その手のたぐいの人物が、二人。
一人はたまたま、もうひとりも……別に知りたかったわけではなく、調べることになってたまたま。


「……まァ、うン。そンなやつガ居るノは知っテるよ?
 しカし……元二、戻す……カ。」

もし、そんな夢物語な話が現実になるのなら……
その二人にも関わりのある話かもしれない。

もっとも、本人が望むかは別だから押し付けはできないが。

「そりゃ、大しタやつダな。
 ドんなヤツ……って、そッカ。
 そこハまダわかッテないンだっけ?」

まあ知っておいて損はない。
ちょっとだけ食いついてみる。

修世 光奈 > 探し物と言えば探し物ではある。
けれど、モノではなく『方法』を捜しているという違いはある
それだから、難しいのだけれど

「そっか………えっと、依頼主の方はわかってるけど、この人のことは全然。
結構特殊な依頼主でさ、そっちの情報自体は公開されてるからそれも送るね」

協力者は出来るだけ多い方が光奈の都合はいい。
だから、依頼主…神樹椎苗の情報も送ろう
更に、関係性まで公開されており…交友関係まである程度確認できる情報だ。
風紀でも公安でもない光奈が入手出来ていることから、公開されている情報だということはわかる

「で、協力してくれるかもしれない人は…一応、しいちゃん…あ、依頼主のことね。
しいちゃんと、関係が深いみたいだから、一度話してみたいなーって感じ。
協力してくれるかは、その人の自由だけど」

情報は、まだまだ不透明。
わかっているのは協力的である可能性が高いことぐらい。

「あはは…ごめんね、仕事終わりに。
ちょっと頭の片隅にでも置いて、何かあったら教えてくれるとうれしい!」

色々と複雑な事情だから手が空いている時でいいと友人に告げよう

園刃 華霧 >  
「ふぅん……って、しぃじゃン……」

うわぉ。不死者、で思い出したうちの片割れ。
まさか、ドンピシャだとは思わなかった。

「え……アイツ、そンな依頼を出しテたの……
 そッカ……」

調べればあっさりと色々出てくる。
そんな相手だから、今確認すれば、自分とも最近交流があったことも分かるだろう。

もっとも、そんな一々探る真似もしてないだろうから、気づかなかったんだろうな。
……とはいえ、娘扱いされてることまで、のってないよな……?

「関係が、深い……?
 アイツに? コイツが? ほン……?」

息子扱いでもしてるんだろうか?
思わず首を傾げる

「ヤー……ちょット、知っテる相手の依頼ッテなるト……
 少しマジで調べテ、みッカ……ねェ……」

頭の片隅に置いてくれるだけでも、と言われはしたが。
しかし、こと相手が知り合いとくればそうもいかない。

しかし……それって、死にたいってことだよな……
……ううん……"妹"のいないところで、一回話したほうがいいのだろうか。

修世 光奈 > 情報を送信したところで、知った反応が返ってくれば…
は、と光奈も気づく

「え?、……あ………、そういえば」

そういえば、娘…と呼んでいる人が風紀ではあった。
そして、内容までは無かったが交友関係の中で友人の名前があった。
彼女の特異な体質に引きずられて思い出せなかったようだ

「う、うん……そうみたい?、…………………」

流石に、恋人のような関係…だとは言えなかった。
どうにも知り合いの様だったし、反応が…何というか静かでちょっとカミングアウトするには怖い
彼には話してしまったが、あまり広める話でもない

「あ、でもでも、この依頼…殺人とかじゃなくて。
単純に、普通になりたい…って感じ…だと思ったよ」

彼にも気にされた部分。
人殺しではなく…人として生きられるようにするのだと、友人にも訂正を入れて。
友人が何を考えているかはわからないけれど、結果的に協力者を得られたかもしれない。

「だから、頑張りたいって思ったんだしね。
…調べてくれるなら、嬉しいかも!情報はいくらあっても困らないし!」

ぱ、と…キスのことは誤魔化すため、笑顔を作って

園刃 華霧 >  
「ン、んー……?」

光にゃんの返事がどうも歯切れが悪い。
そもそも、関係が深いって言葉自体、色々勘ぐれるところは多い。
少なくとも、光にゃんの脳内では疑問符というか、なんだか引っかかることがありそうな気配だ。

ちょっとフォローするかどうか……

「ァ―……アイツのこトだかラ、息子、とか言っテもおかシかナいンだけどサ。
 なんか変なコトいッテんの?」

と。まあそんなフォローになってるのかわからないことを口にする。
見た目通りじゃないから余計、なあ。

「普通になりたい……か。
 そウか……うン。いヤ、ありがとナ。光にゃん」

にへ、と笑う。
気をつかわせちゃったかな。

修世 光奈 > 「……。えー、わたしは『探偵モドキ』とか言われてるよ?いや、娘が良い!ってわけでもないけど…」

あはは、と笑って。
口は悪いが、良い友人だ。

「えっと…この人のことは、ロリコンやろー、だったかな…。そんな感じだった気がする…。
けど、うん。しっかりしいちゃんに話は聞いたけど…アブナイ感じじゃなさそうだった」

それは、確かだ。
キスのことは隠しているとはいえ…友人が嫌がっている様子ではなかったのは確か。
本人も、もし嫌だったら去勢してやる、と話していたことから、そこは信じていて。

「…風紀としては、人を殺す―なんて依頼見過ごせないだろうしね。その誤解は解いておかないと!
…お礼なんて、いーよ。私が好きでやってることなんだからさー。キリちゃんも、何か探したいものあったらいつでも言ってね」

気遣いも、依頼も。
光奈自身が選んだことだ。
友人が笑ってくれるなら、それが嬉しい
抱えている依頼もあるにはあるが、それで依頼を受け付けない、なら…今の光奈は居ない。
だから、にぱ、と笑って心配ない事を示そう。