2020/10/11 のログ
ご案内:「風紀委員会本庁 ロビー」に神代理央さんが現れました。
■神代理央 >
はてさて。今日も今日とて朧車に対する会議を終える。
とはいえ、上がってきている報告書は軒並み状況が好調である事を示している。
組織的に討伐を行っている各委員会のみならず、裏常世渋谷に"呑み込まれた"者が偶然遭遇して討伐する事案もあるのだとか。
ともあれ、本日迄懸念事項であった『朧車の現実世界への浸食』は、起こらなかった様子。
「上がって来た朧車の特殊個体も随分な数になってきたな。
まあ、とはいえ。収束に向かいつつあるのなら何よりではあるが…」
ロビーの一角。
自動販売機が立ち並ぶ場所で甘ったるい缶コーヒーを購入して一息。
会議で凝り固まった身体を首を軽く回して解しつつ、ただひたすらに甘いだけの缶コーヒーで喉を潤していた。
流石に本庁での喫煙は控えている。本当は一服したいのだが。
■神代理央 >
本来であれば、己も現場に向かいたいところではあったのだが。
情報共有もまた仕事の内なれば、大人しく真面目な顔をして会議に参列していたのがつい先程迄の事。
漸く終えた会議の疲労に、置かれていたベンチに座り込んでぼんやりとロビーに視線を向ける。
「……くぁ…いや、いけないいけない。朧車の討伐任務は、まだ終わった訳じゃないんだから…」
小さく欠伸を零しながらも、それを戒める様な独り言。
此の後、また裏常世に赴こうと決めているのだから、何時までも此処でぼんやりしている訳にはいかない。
幸いというか何というか。現在己の行動を縛る者はそれほど多くない立場となったが故に、裏常世での任務も特段今日行かなければいけない、という訳でもないのだが――
■神代理央 >
さて、疲れている場合では無い。
よいしょ、とベンチから立ち上がって現場に向かおうとして――
先程の会議に参加した委員から、別件の打ち合わせの依頼。
腕時計に目をやり、少しばかり悩んだ素振りを見せるものの。
「…構いませんよ。今日はもう、現場に出るには少しばかり遅くなってしまいましたし」
結局、再び欠伸を噛み殺しながら打ち合わせに励む事となるのだった。
ご案内:「風紀委員会本庁 ロビー」から神代理央さんが去りました。