2021/01/03 のログ
ご案内:「風紀委員会本庁 ロビー」に雪景勇成さんが現れました。
■雪景勇成 > ――新年早々、所属する特別攻撃課の上司の一人から”出向”を命じられた。
また、急な話だが今まであちこち転属をしているので、別にそれは構わない。
まぁ、それでも新年一発目から慌しいのは勘弁して欲しい、と思わないでもないけれど。
「――特務広報部…ボスはあの”鉄火の支配者”さん…か。」
ついさっき正式な出向・配属手続きを済ませたが気付いてみれば日付も変わっていい時間だ。
人通りの少ないロビーの一角、ソファーに腰を下ろして資料をざっと眺める。
上司から渡された大まかな特務広報部のあれこれだ。取り敢えず、メンバーの顔と名前は覚えておかなければならない。
■雪景勇成 > あくまで出向…特務広報部への人材提供、貸し出しという立場だ。言うなれば仮隊員。
本籍、というか本来の所属は未だに特別攻撃課という事になるのだろうが…。
「―――別に何処の所属だろうと、やる事は変わらないな。」
ただ、淡々と己の課せられた仕事を全うするのみ。それ以上でも以下でもない。
敵は潰す、味方は助ける、邪魔者は殲滅する。実に分かり易くて無駄が無い。
パラパラと資料を捲る。女性隊員も居るようだが、割合としては矢張り男子の方が多い気はする。
自分のような二級学生上がりの者も相応に居るらしい。まぁどうでもいい事だが。
■雪景勇成 > 取り敢えず、特別攻撃課の虎の子…”決戦兵装”については所持の許可は下りた。
完全に転属ともなれば返却しなければならないだろうが、今の時点では出向扱い。
今、己の傍らに置いてある細長い包みの中身がそれだ。個人に合わせたオーダーメイドの贅沢武装。
とはいえ、武器そのものは能力でどうとでもなるので、あまり頻繁に使う気もない。
(……まぁ、能力を封じてくる輩と対峙した場合の保険は必要だが)
刀剣類を適当に携行する事も検討する。別に刀剣類なら何でもいいが出来るだけ頑丈なのが欲しい。
切れ味については――どちらにしろ、”叩き切ればいい”ので問題は無い。
そんな事を考えながらも、一通り目は通したのか一息零して資料の束を閉じる。
「――指令(オーダー)に従い、敵は潰して味方は助ける。それだけだ。」
余計な情や不要な行動はいらない。自動機械の如くただ、命令のままに叩き潰すのみだ。
■雪景勇成 > 取り敢えず、初仕事は三が日明けからだと聞いたので、明日…否、もう今日か。余裕がある。
「―――武器の調達は適当にしておくか。」
特別攻撃課の隊員のツテを頼ってみるのもいいかもしれない。
どのみち、仕事に対する姿勢は良くも悪くも遊びが無く淡々としているのがこの少年だ。
ソファーから立ち上がれば、資料の束は畳んで無造作に懐に収めながら歩き出す。
――遅い夕飯は、適当にコンビニ弁当で済ませるとしよう。
ご案内:「風紀委員会本庁 ロビー」から雪景勇成さんが去りました。