2021/02/22 のログ
ご案内:「風紀委員会ロビー」に幣 美奈穂さんが現れました。
幣 美奈穂 >  
風紀委員会の受付があるロビー。
その端っこの方の窓側、昼からの日当たりのいい場所。
そこが今日の美奈穂のお昼の待機所です。
部門のお部屋はありますが、屋上のプレハブなので寒いし遠いです。

「ふぅ~・・」

座布団を敷き、机代わりのミカンの段ボール箱。
美奈穂が居る時は、外にいるにゃんこさん達も人が入り口を開ける時に、
そそくさと入ってきて周囲に寝そべります。
ここがあったかだと知っているからです。
お手洗いの時はきちんと外の、指定の猫砂の置かれた場所に行くようにしているようで、
美奈穂がご用事で離れるか、夕方で日が陰ってくると解散です。
そんな場所で、水筒に入れたほうじ茶を蓋に入れて飲む美奈穂なのです。

幣 美奈穂 >  
なにやら昨日は大変だったらしいです。
何があったのかよく知りませんけど。
おやつのおみかん。
それを段ボールの上に1つ。
何か丸い物がある!と鼻を近づけるにゃんこさんたちも
ミカンと判ると離れます。
安心して美奈穂がおやつにできる1つです。
膝の上に一匹、両脇に3匹。
机の向こう側に二匹に後ろに1匹。
万全な猫体勢であったかです。

「今日はお仕事ありませんわね・・」

ミカンをむきむき。
すると、俺らにもなんかくれと可愛くなくにゃんこさんもいます。
今日のカバンの中だと、ツナがいいでしょうか?
自家製で軽く炒めてからりとしたやつです。
にゃんこさんようの小皿を出しますと、均等になるようにぱらぱら。
ちゃんと人数分に分けます。

「昨日、楽しかったのでしょうか・・?」

なんか委員会の中もお疲れな気分が漂っている感じです。
本来のお仕事以外では雑用のお手伝いばかりの美奈穂。
暴力沙汰とは無縁なのです。

幣 美奈穂 >  
にゃんこさんがハグハグしている間に、
美奈穂は白い筋を取ってミカンのひと房をぱくり。
美味しいです!
ちなみにミカンの皮もきちんと持ち帰り、これは干した後にお風呂に使う予定です。

「あなたは食べませんの?」

膝の上でまどろんでいる子の背中を撫でます。
ときどき、美奈穂が洗ってあげてますし、ブラッシングもよくしますので。
野良猫とは思えない毛艶の良さ。
ふわふわ毛並みを撫でてると、目を細めてごろごろごろです。

幣 美奈穂 >  
時折、受付に来た方や。
休憩時間になった委員会の方が立ち寄ります。
お茶とお菓子を差し出すので、なんかロビーの一角だけ
猫茶屋です。
猫カフェにならないのは、出てくるのが日本茶と和テイストな物が多いからですけど。

「わたくしも遊びたいですね」

にゃんこさんを愛でながら、昨日、夜にみなさんが何してたのか。
美奈穂の想像の中なのです。
その中だと、一位が鍋パ、二位がタコパ、三位がお好み焼きパです。
タコパの延長でアヒージョというのもいいらしいです。
お好み焼きパは中国か近畿かで戦争になる事があるそうです。
美奈穂はどっちも好きです。
鍋パは土手鍋したいところですね!

幣 美奈穂 >  
後始末が大変ですが、土手鍋はちょっとオトナって感じがするのです。
今日は二郎三郎宗右衛門ちゃんは帰ってくるでしょうか?
居たらお鍋もできそうです。
・・一人分のお鍋だと、美奈穂の食べる量的に大変なのです。

そういえば、フカヒレどーん!も作らないといけません。
結構いい感じに干されているフカヒレです。
食べごろだと思うのです。

幣 美奈穂 >  
美奈穂がゆっくりとミカンを楽しんでいますと。
食べ終わったにゃんこさん達がにゃーんと近寄ってきます。
そのお口周りを温かい付近で拭ってあげます。
すっかりと慣れた様子で拭かれる野良猫さんたち。
吹かれて気持ちよくなる感じを覚えちゃってます。

「今日はそれだけですからね?」

また傍でまるまりお昼寝などしだすにゃんこさんや。
四つ足で立って尻尾をぴーんとさせて来る人や受付を見張るにゃんこさん。
彼はきっと、誰かが食べるものを持ってくるのを期待しているのでしょう。
膝の上にのっていた子がのそりと起きて、自分の分を食べにいくと。
代わりの子が膝の上に乗ってきます。
あったかいからうぃんうぃんなのです。

幣 美奈穂 >  
そろそろ、美奈穂のお仕事時間も終わりです。
夜の部の仕事は、美奈穂には基本有りません。
お役目としてたまのたまーに、そんな時間になる事があるだけです。
お昼ご飯のあとにきしんと1時間の修練も行っている美奈穂。
あとは帰ってお夕食をつくるばかりです。
今日は何にしましょうか?
牡蠣を買って帰り、二郎三郎宗右衛門ちゃんがいれば土手鍋。
居なければ牡蠣クリームコロッケにしましょう。
余った分は明日のお弁当に入れる事になります。

昨日、お夜食を作るのに冷蔵庫もある程度余裕が出来ました。
余り物を色々と出せたのです。

時間を知らせる時報が鳴れば、美奈穂のお仕事は終わり。

「今日はここでさようならですね?」

にゃんこさんたちもすっかり判っているので。
名残惜し気にしながらも、入り口が開くとお外に出ていきます。
まだ暖かさがあるうちに、今日の餌場と寝床を確保しないといけませんから。
段ボール箱は畳んで、座布団と共に休憩室で預かってもらいます。
折畳の小さなちゃぶ台というのもありなのですが、段ボール箱の方が軽いのです。
物に魂が宿る。
いつもお世話になる段ボール箱さん4代目に、心でお礼を言い。
美奈穂は総務部や受付の方にご挨拶をしてから、とてとてっとおっとり帰るのでした。

ご案内:「風紀委員会ロビー」から幣 美奈穂さんが去りました。
ご案内:「風紀委員会本庁 特務広報部室」に神代理央さんが現れました。
神代理央 >  
昨夜の戦闘の結果、特務広報部は多くの物を失った。
装備や車両だけならまだしも、隊員の中にも負傷者は勿論――死者も、当然出ている。
あれほど大規模な戦闘ともなれば当然の事ではあるし、当日会議においてそう大見得を切った。

だから、こうして事後処理に追われるのも致し方ない事。
それに、多少忙しいくらいが、雑念に囚われずに済む。
一つ、問題があるとすれば――

「……片手が使えないというのは、思ったより不便だな」

戦闘の結果、左腕は骨折。他にも、打ち身打撲裂傷など細かい怪我が多数。
とはいえ、休んでいる訳にもいかないので、取り敢えず治療を受け、ギプスをつけて、出来る範囲でせっせと事務仕事の真っ最中。
最悪、判子さえ押せれば取り敢えず仕事にはなるのだし。

神代理央 >  
本来であれば、報告書をきちんと纏めるべきなのだが、この腕ではそうもいかない。
常世島の医療技術であれば、骨折程度直ぐに治るだろう。
骨がくっつかない内にもう一度戦闘、なんて事にならなければ数日中には現場に復帰出来る筈だ。

「……しかしまあ…派手にやられたものだ」

ぽつり、と呟いて被害報告を纏めた書類を眺める。
落第街での戦闘は勿論。移送車の方もズタボロ。
特務広報部のみならず、他の風紀委員にも被害が及んだというのも溜息が深くなる原因なのだが。

「…警邏部に、移送車への応援部隊。其方の被害報告は…あまり見見たくはないな。
何にせよ、少数精鋭を謳った結果がこれだ。単純な損耗率だけなら、特務広報部はそんなに悪くないというのに」

"組織"或いは"集団"として動き慣れているかどうか。
『指揮官』の命令を迅速にこなす事に慣れていたかどうか。
数こそ多いが、此方の損害は予想していた範囲内で収まっている。
寧ろ、風紀委員の損害の方が少々予想よりも、多いかも知れない。

「…だから、個人の力に頼る様では…と、流石に今回は、私も人の事を言えない、か」

神代理央 >  
「…しかし、成果が無かった訳でも無い。手痛い敗北ではあったが、無意味な犠牲では、無い」

蛇との戦闘で得たデータ。
敵の動きから予想される攻撃の際の癖。
此方が打った手に、どう反応するかという様々な事例。
そして何より――

「………『明確な敵』これまで、我々に押し付け、見ないフリをしていた暗部。それが牙を向いた。風紀委員に、損害を出した。
であれば、もう座して見る事は出来ない。対処しなければならない。
そして…認めざるを得なくなる。私の行動が。理念が。決して、誤ってなどいないのだと」

そう、今回の戦いでは『一般の風紀委員』にも被害が及んでいる。
此処迄大規模な戦闘で被害が及んだのなら、風紀委員会も『蛇』への対処に腰を上げざるを得ない。
そうなれば、今迄第一線を張っていた特務広報部の立場も、きっと――

「…まあ、焦りは禁物だ。急いたところで、物事がうまくいくわけでもなし。それに――」

テーブルに置かれているのは、今回の戦闘で『殉職』した隊員達のリスト。

「………先に、貴様達の休暇願から、承認印を押してやらねばなるまいしな」

神代理央 >  
「……それに…」

今回の戦闘の結果の副産物。
戦域から『蛇』が住民を退去させていた事。
そして、戦域そのものは要塞化と戦闘の余波によって瓦礫の山と化した事。
つまり、棲家を失った落第街の住民が、大量に発生したという事実。

「流石に、其処から表への保護を求める者は少ないだろうが…。生活に困窮する、というのは人手を集めるのに適している。
人員の補充も、今迄よりは楽だろうな」

食うに困れば、特務広報部への入部を望む者も現れるだろう。
既に数人の隊員に、落第街やスラムでの勧誘活動を命じている。
流石に、大規模な増員になるとは考えていないが――今回の戦闘で失った人員くらいは、補充出来るだろう。

「…そうなると、また訓練を一から施さなくてはならないが…まあ、前よりはマシだろう。
少なくとも、隊員全員が碌な訓練を受けていない、という状況ではない」

訓練を施された者と、教えを請う新入部員。
技術を継承する流れが、少しずつ出来上がっている。
それが完全になった時、組織としての特務広報部は、一先ず形になると言っても良いのだろう。

「……幸い、撃つ的には困らないだろうし」

住居を失った住民は、特務広報部に入るよりも遥かに多く――違反部活の門を、叩くはずだ。
であれば、新入りの訓練代わりに使える的が増えるということ。
練度の低い敵なら、幾らでも大歓迎だ。

神代理央 >  
さて、そうこうしている内に取り敢えず押すべき判子は全て押し終えた。
取り合えず一息つけるか、と椅子に身を預けて――左腕の鈍い痛みに、思わず顔を顰める。

「……全く。甘い物が食べたいというのは、些か贅沢かな」

引き出しから取り出した痛み止めの錠剤を、適当に数粒飲み干す。
味気ないな、なんて思いながら喉を通り抜ける錠剤の感覚に、再度顔を顰めた。

神代理央 > 「……さて、と。痛み止めが消える前に、次の仕事を片付けてしまわねばな」


結局此の日、特務広報部の部室は夜更けまで煌々と灯りが灯っていたという。

ご案内:「風紀委員会本庁 特務広報部室」から神代理央さんが去りました。