2021/12/08 のログ
ご案内:「委員会街」に神代理央さんが現れました。
ご案内:「委員会街」に幣美奈穂さんが現れました。
神代理央 >  
腕の中でぷるぷると震える少女。
改めて見下ろしてみれば…まあ確かに、少女に昇らせるには大分高さがある。
やっぱり自分がしておくべきだったかな…とか、ちょっとだけ悩むものの。
天辺の飾りつけは、やはり――

「…怖かっただろ。でも、よく頑張ったな、えらいえらい」

と、先ずは少女を落ち着かせようと、震える少女の頭を撫でようとするだろう。
これでも男の子だ。少女を抱き抱え乍ら脚立の上で踏ん張るくらいは、出来る。

「……ん、そうだな。お星さま、つけようか。
支えていて上げるから大丈夫。私が一緒についていて上げるから
天辺の飾りつけは、美奈穂にして欲しいな。
…そうすれば、皆もきっとこのツリーを見て幸せな気分になってくれるさ」

ギャラリーを一瞥。見下ろしている間は、相変わらず冷たい視線だったかもしれない。
流石に、脚立を支えてくれている者達をそんな目では見ないけど。
まあ、兎も角。睥睨と言わんばかりの視線は、少女に戻されれば柔らかく穏やかに。
ツリーの頂上を彩る星を、一緒にやってみよう、と。
穏やかな声色で声をかけてみるだろう。

幣美奈穂 >  
震えていますが、人の温かさにほっと少し緊張がほどけます。
はうぅ、と少し吐息を漏らしまして、強張っていた身体が柔らかく。
神代様の腕の中にすっぽり入ってしまう小柄で華奢な美奈穂なのです。
下が見えなくなって、ちょっと安心。

「・・いつもこんな高いところとか、貼ってますの?・・」

腕の中、涙で潤んだ瞳でちらりと上目に見あげます。ちょっと思ったよりも随分と高かったのです。
落ちたら痛そうでしたし、木に登って降りれなくなったにゃんこさんの気持ちが判った気がします。
段差の分、いつもより少し近い神代様のお顔です。
頭を撫でられまして、その胸元に顔をうずめまして、ぐりぐりとします。
壁新聞部、なかなかハードなお仕事なようです。

「あっ! ありがとうございますのっ!」

懐から取り出して、両手で持ったお星さまです。
支えられているので、梯子から手を離している信頼っぷり。
泣いていたお顔が、ぱぁ~っと春に花が咲くように明るくなるのです。

そのまま、んしょっと身体と手を伸ばすものですから、
支えられていないと脚立からあっけなく落ちることでしょう。

「こっちの向きの方がいいかしら・・?」

お星さまを動かして、どの向きに取り付けますか、ちょっと思案。
大きなもみの木、近付きますと緑の匂いが濃いのです。

神代理央 >  
「……まあ、そうだな。これより高い場所とかも、うん。行ったりはするよ」

まあその実態は壁新聞の掲示…ではなく、違反部活との戦闘の為なのだが。流石に其処までは言わず、曖昧な笑み。
兎も角、今すべきことは腕の中の少女を安心させる事だ。
間近に迫った少女の瞳に、なるべく穏やかに笑いかけられる様に表情を向けて。
胸元にその顔が埋められれば、よしよしと頭を撫で続けよう。

「折角だからね。此処まで来たら、頑張らなくちゃ」

花咲く様な少女の笑顔に釣られる様に、此方もまたにこっ、と笑みを返して。
少女からの信頼に応えようと、真剣な面持ちで少女の躰を支えようか。
……やっぱり、ちっちゃいし細いな、なんて場違いな感想をちょっと抱いていたりするのだが。

「……どうかな。上手くつけられそうかい?」

さて。少女を支えながらツリーの天辺まで視線を向けるのは少々難しい。
間近のもみの木に時折鼻を擽られたり、揺れる少女の躰を必死に支えたりしながら。
順調かな、と尋ねる様な声色で少女に言葉を投げかけよう。

幣美奈穂 >  
お目め大きく、小さく口を〇字にあけまして尊敬の視線です。
やっぱり、なかなかハードなお仕事のようです。
壁新聞部。

「あまり危険なところ、行かないようにしてくださいませ・・」

ですが、少し心配な色も帯びます。
なにせ、常世島は広く転移荒野や山々などもあります。
そんなところまで壁新聞張りに行くとか・・!

抱きかかえられていますと、徐々に震えも止まってきます。
ちなみに、美奈穂よりもっと顔が近いのが、後ろ足を脚立の段に、
そして前足を美奈穂の肩に乗せたにゃんこさんです。
ぺろぺろと美奈穂の横髪を舌で整えまして落ち着かせようとしているようです。
顔を埋めましてぐりぐりしまして、頭も撫でられていれば震えもおさまってきて、
いつも通りの柔らかい身体と甘い匂いなのです。

「はいっ、お任せくださいませ・・!
 ぅんと・・入り口からまっすぐ見えた方が・・」

男性の両手ならば掴めそうな細い腰、にゃんこさんのように柔らかい身体です。
それを伸ばしまして、両手で星を支えながら、その頭に乗せようと。
一度、手からお星さまが落ちそうになり、更に身を乗り出す場面はありましたが、
無事に捕まえ、先に乗せ、そして伸ばした指で 方向を整えます。

「――これでどうですかしら・・?」

両腕を伸ばしたまま、くるりと振り返りまして首をちょっとかくりとさせるのです。

神代理央 > 「……そうだな。気を付けるよ」

少しだけ困った様な笑み。まあ、誤解していてくれているのなら、その方が良い。曖昧に返事を濁しつつ。
少女を落ち着かせようと懸命な猫の様子には、少しだけ笑みが零れてしまう。犬より猫派な少年なのだ。
間近に漂う少女の甘い香りには、少しだけふるふると頭を振ってしまうのだけれど。

「む、そうだな。折角此処まで大きなツリーなんだから、天辺もなるべく皆に見えやすい方が――」

なんてアドバイスを返しながら。
少女が時々落ちそうになれば、慌てて支える腕の力を強くしたり
身を乗り出す少女を心配して眺めている余り、自分が足を踏み外しそうになったりと。
まあ、色々あったけれど――

「……上出来、だと思う。よくやったな、美奈穂!」

そうして、頂上に煌めくお星さまを見上げて。
首を傾げた少女には、その頑張りを褒め称える様に笑顔を返そう。
何なら、小動物を愛でる様にもう一回腕の中に収めて頭をわしゃわしゃ撫でてあげるかもしれない。

幣美奈穂 >  
「・・?
 ほら、落ちたりしましたら危ないのですから」

困ったような笑みが名座根のか判らずに、「?」と表情に浮かべまして、
小首を軽く傾げさせます。
にゃんこさん、うなぁおと、首を振る神代様でちょっと揺れたのでお返事。
下からも登ろうとしまして、神代様の靴をぴすぴす嗅いでいる子もいます。

「はい、一番上です!
 大きなお星さまですから、よく見えますといいのですけれど・・」

ツリーの大きさから比べると、ちょっとお星さまが小さいかもしれません。
支えられ、神代様が脚を踏み外しかけて揺れても、腕の中に居れば安心しまして。
怖がったりしない信頼感抜群の美奈穂です。
乗り出すので、小さなお尻がお腹にぐりぐり当たってるかもしれませんが。

「わぁっ! よかったです!」

両手の指の腹を口の前で合わせまして、少し照れながら嬉しそうな笑顔を浮かべます。
腕の中でわしゃわしゃされますと、無邪気な笑顔で見上げます。
ハードモード(?)な風紀委員ミッション、1つクリアーです!
でも、降りるまでミッションは続くのでした・・。

神代理央 >  
「んー……こういうのは、気分だからな。
お星さまがついてる、ってだけで皆気分も明るくなる。
それだけでも、十分なんじゃないかな?」

例え見えなくても、そこにあるだけで皆の気持ちを明るくしてくれる。
ツリーの頂上なんて、視線を向ける人がどれだけいるか分からないが…きっとそんなものだ。
だから、少女の言葉にはクスクスと笑いながら頷いて。
少女の頑張りを、改めて褒めてあげよう。
…そんな自分の足元を、猫が匂いを嗅いでいたり。
お腹に当たる感触にちょっとだけ狼狽えてしまったり。
まあ中々、恰好はつかないけど。

「…さて、それじゃ。次はいよいよ…ここから降りないといけないな」

さて、と。下を見下ろす。
決して低くはない。凄い高いという訳でもないが。

「……降りる時も、抱っこしてあげた方が良いかい?」

なんて、ちょっと意地悪そうに首を傾げて笑いかけてみよう。

幣美奈穂 >  
「えぇっ!?
 もうっ、そうではありませんわっ!」

お口を、指の開いた手で隠してびっくりです。
そして、支えられているからって自分で梯子を掴んでとかまったく考えてない美奈穂なのです。

「あのお星さま、ベツレヘムのお星さまなのですわよ?
 ほら、クリスマスですからとても大事なモノでしょう・・?」

これで判りましたでしょう?、という目でまっすぐに見る美奈穂です。
でも、褒められまして、すぐに笑顔で綻び同じようにクスクス笑うのです。
下のにゃんこさん。上がってもいい?と前足で控えめに靴をてしてし。
逆にうえのにゃんこさんは、また一番上まで脚立を登り、
上の平たい場所で座り片足をあげまして下腹部迄ぺろぺろしているのです。

「――あっ、えと・・はい・・そうですわね・・」

と、降りると聞きまして、ちょっと躊躇いまして。
そろりと下を見ますと目を瞑ってまた身体が硬くなりかけます。

「あっ!、はいっ!。ありがとうございますわ♪」

と、抱っこのお言葉、振り返ったぱぁっとした笑顔。
嬉しそうに躊躇いもなく、神代様の首に手を回そうとする美奈穂なのです。

神代理央 >  
「ベツレヘムの星」

いやまあ、それはそうなんだが。
此の島でクリスマスの星の由来を知っている者がどれだけいるだろうか。
……案外いるかも知れないな。こういう島だし。
まあ兎に角、そう言われれば無碍に扱う事も出来ない。元々そのつもりも無いが。
東方の三賢者がソリに乗ってやって来る事を祈ろう。
とか考えながら、靴を叩かれればいいよ?と言わんばかりに一度猫に視線を落として頷いてみたり。

「……よし。そうと決まれば早く降りようか。
支えて貰ってる人たちにも悪いしね」

少女が首に手を回せば、よいしょ、と抱き抱える様に背中に腕を回す。
不安定な足場だが、先程までと違い支えられているので多少の無理はきく。
そうやってしっかりと少女を抱き抱えれば、そろり、そろり、と一段ずつ脚立を降りて行こう。
目指すは地上。ベツレヘムの星を見上げる為の、場所。

幣美奈穂 >  
「そうです、ベツレヘムの星ですわ!」

美奈穂は神道なのですけど、古来より神道は緩いのです。
外の神様も聖人も、八百万の神で死んだ方は全て神様なので、イエス様も神様。
大事なことなのです。

「えと、ゆ、ゆっくりでお願いします・・」

しがみ付けば目を瞑りまして、ぎゅっと腕に力を込めてしがみつきます。
落ちないように精一杯に懸命にしがみつくのですけど・・苦しみを与えますような力強さは無縁。
か細い、ほっそりした腕です。
ただ、大き目やわやわなお胸もぎゅっと押し付けることになりますが。
抱き上げ慣れているのか、バランスはいいのか。
無駄に体重を揺らしたりしませんので、元から軽い身体ですが担ぎやすいかもしれません。

おりてくるのっ!?、と慌てて降りた下のにゃんこさん。
脚立の逆側から登り始め、同じ高さで脚を止めて神代様をじっと見ます。
逆に、上のにゃんこさん。
あっ、降りるのね、と。
たたっと、神代様の足元の横を軽快に降りてくるのです。

「まだ? もうちょっと・・?」

目をぎゅっと瞑りながら揺られる美奈穂。
床についても暫く気付かずに、ぎゅっとしがみ付いているかもしれません。

神代理央 >  
「…ま、それじゃあ。頑張ってつけたベツレヘムの星に見守って貰おう。大丈夫、無事に降りるくらい、なんてことないさ」

と、クスリと笑いかけて。
少女を抱き締めて一歩一歩慎重に、段差を降りて行こう。
急ぐ理由は何も無い。急いだ結果怪我をされるより、ゆっくり安全に行く方が何万倍もマシなのだ。

……とはいえ、少しだけ急ぎたい気持ちがないわけではない。
押し付けられている柔らかな感触とか。鼻腔を擽る甘い香りとか。
長時間それを感じ続けるのは、若干問題がある…様な、気がする。
急ぎたいけど急げない。そんなジレンマを抱えながらも、先に降りた猫たちに導かれる様に――

「大丈夫、もう少し…だから。もう、ちょっとだから、ね」

いっちに。いっちに。
4m近い高さともなれば、案外地上は遠いものだ。
それでも少しずつ少しずつ、確実に地上へと歩みは進んで――

「……はい、着いた!よく頑張ったね、美奈穂」

駆け下りれば一瞬の高さではあるが。
石橋を叩くよりも慎重に時間をかけてゆっくりと。
無事に辿り着いた床の上で、自分自身も安堵の溜息を吐き出しながら、目を閉じた少女に声をかけようか。

幣美奈穂 >  
「とても大事なことですし。あっの、お、応援しますわ!」

降りるのはちょっと?怖いので。
ぎゅっと抱き着いたまま、目を瞑って決して下を見ないようにするのです。
お胸が当たることを、まだ気にしてたりしないので。
無警戒にぎゅっと柔らかなふくらみを押し付けているのです。
ただ、抱き上げられておりますので、震えたりはしてません。

「まだ・・あっ、もう下・・?」

なんか、すぐに降りれた気がします。
肩に押し当てていたお顔をお声を掛けられましてそろりとあげ、そして、周囲をきょろきょろします。
本当ですわ!、もうついております!

「・・あんな高かったのですわね・・」

抱っこされたまま、上を見上げます。
登る前は、もっと低く見えたのですが。
上に一度登ってみてしまったからか、とても高く感じられます。
4mって、本庁の2階ぐらいの高さですのに。

「――無事にお星さま、付けられましたわ!
 ほら、わたくしでもできますでしょう?」

ツリーの近くですので角度的にちらりとしか見えないお星さまですけど。
それを取り付けられたことに、ちょっと自慢気。
またオトナポイントが増えた気がします。