2021/12/16 のログ
ご案内:「風紀委員会本庁ロビー」に幣美奈穂さんが現れました。
ご案内:「風紀委員会本庁ロビー」に霧島 孝介さんが現れました。
幣美奈穂 >  
今日は、お野菜ばかり食べているみたいな、とある学生さんにお弁当をと。
平日はいつも4限目に専門授業を受けますのに、今日は3限までの一般教養授業で終わり。
急いでお仕度する美奈穂です。

今日は、ロビーでお昼ご飯をお友達とします!
・・とかお伝えすれば、畳二畳、いつも美奈穂がおります
窓際で日当たりのいい、ロビーの隅っこ。
そこに強いて頂けます。
そこに、愛用の机である段ボール箱と、お座布団を敷き・・さっそくにゃんこさんたちが占拠。
ダメです、今日はお食事に来る方が・・と、にゃんこさんたちを受付や総務のお姉様がたにお願いします。

事前に持ってきておいた、風呂敷包みや、七輪を置きまして。
七輪、炭を熾すためにお昼前から風紀委員会の本庁に来てたのです。

美奈穂、自由。
風紀委員会の方々や、本庁に訪れる方もいる中で。
隅っこのほうでちたぱた、準備しているのです。
目立ちます。
何をやっているのかと、とても目立ちます――。

霧島 孝介 > 何故だかお野菜ばかり食べていると認定されている孝介です。どうも。
先日の演習施設で幣さんと会った日に色々と、その『白い粉』の事について話したのだが
あの後本庁へ問い合わせたら小麦粉や砂糖、塩の事だったらしい

(いや、紛らわしい!!)

そして、白い粉の魅力がどうの、というのも普通に料理の事だったらしい
という訳で魅力を教えてくれるらしく、風紀委員本庁までやってきた
普通に来るだけでもこういう場所は緊張するのだが、落第街の一件もあり、落ち着かない

ロビーをキョロキョロと見まわしてたら、件の少女が居て

「……何やってるんですか…?」

隅っこにいつつも、やたらと目立つ少女
ジト目になりながら近づいて、そう声をかける。

いや、うーん
何で七輪…?というかさっきからにゃんち(猫)がそこら辺に居るし
まぁ、島の雰囲気に合ってるといえば合っているが、自由すぎん!?

幣美奈穂 >  
ででーんと、ロビーの中央近くにそびえます、4m弱ほどもある立派なもみの木。
それがクリスマスらしく彩られています。
他の委員会のビルでは飾られているかどうかは知りませんが、
風紀委員会のロビーにはででんとっあるのです。

せっせせっせ。
そんな片隅、日当たりのいいところ占拠。
今日はにんじんリュック、そこから道具なんかも取り出します。

「あっ!、孝介様!
 こっちですこっちっ!
 あっ、見つかったらダメですから、し~ですわよ?」

お声を掛けられまして、ぱぁっと花開くような笑顔。
そして腕を伸ばしてぶんぶんふりますが、
急に、きょろきょろしだしますと受付の方を見まして、し~っと
ちょっと警戒するように人差し指を口元に当てます。

七輪、鉄瓶がしゅっしゅと湯気を立てておりまして。
どうぞどうぞと、段ボール箱机の向こう側のおざぶとんをお勧めいたします。
そして、リュックから小分けした袋を3つ。
殆ど白に近い黄色と、ちょっと黄色いかな?という白と、少し黄色っぽい粉が入った袋です。
それをコップに小さじで入れまして。

「ようこそおいでくださいましたわ。
 あっ、どうぞ――疲れが取れてすっきりしますわよ?」

と、コップにお湯を注いで回すと、白い粉たちが溶けて消えます。
そのコップを段ボール箱机に置きます。
そう、クエン酸たっぷりな檸檬パウダーに、甘い蜂蜜パウダー。
それに生姜パウダーも入れました、ジンジャーレモネードの完成です!

霧島 孝介 > チラッとロビーの中央に目を移す。
そうか、クリスマスツリー。
こうやって本庁の内装まで変化しているのを見ると、本当にクリスマスが到来したのかと実感する。

そんな中、クリスマスとは正反対の七輪に眉をひそめる。
いや、確かに今日は日も出てていい日だけど
こんなこと、本庁のロビーでやっちゃうの!?

「え、あぁ、はい…?」

声を掛けたらとても明るい、眩しい笑顔を向けられて困惑。
そして手をぶんぶん振ったかと思ったら人差し指を立てて
静かに、のジェスチャー。
何だこの先輩は!?忙しいぞ…!

「…ど、どうも」

座布団に座って、コップを受け取る。
七輪の湯気を見て、(一酸化炭素中毒にならないか…?)と心配になりつつ
コップの中身を一瞥して、一口、味見してみる

「ん、美味しい!」

クエン酸の酸っぱさと八無知の甘さがマッチした味に
生姜も合わさって、一気に身体が暖まる飲み物。
飲んだ後に、ついついそう声が出てしまい

幣美奈穂 >  
警戒・・そう、にゃんこさんたちがくれくれ攻撃にこないかです。
にゃんこさん用のおやつは別。
今のご用意は人用なので、にゃんこさんたちが来ないか警戒です。

疲れすっきりクエン酸パワーに蜂蜜パワー。
そして寒さも身体の芯を温めてくださる生姜パワー。
パウダー、お湯にすぐ溶けめすのでとても便利なのです。
蜂蜜がなかなか溶けなくて・・とか、そんな悩みも解消です。

「お口にあいましたかしら?
 すっぱーくしたいなら、これをちょっと入れまして。
 あまくしたいのでしたら、こっち。
 暖かくしたいのでしたらこっちを増やして幸せな気分になってくださいませ」

パッと見、あまり差がないように見えます白い粉を示すのです。
そして、積み重ねて隅に置いておきます。

そんな間に、七輪の上に平たい石を置きます。
持ち手があるので安心な、石板プレートです。
それが温まる間に、と。
蕎麦の風呂敷包みを寄せますと、ほどきます――3段重ねなお重。
そう、5,6人がいけそうなお重です。

「たーんと召し上がってくださいませ。
 クリスマスも近いですから、クリスマスっぽく華やかにしてみましたの!」

と、にこにこ笑顔な美奈穂です。
少し作り過ぎた感はありますが、きっとペロリといけると思っているのです。

霧島 孝介 > 今の所、近くに猫は居なくて、受付さんに怒られないか
そういう事を心配しているのだと思っていて
とりあえずは静かに、警戒しつつ飲み物を楽しむ

「あぁ、美味しいですよ、美味しい!
 初めてこういうの飲みましたよ…あぁ、はい、ありがとうございます!」

今の季節にぴったりの飲み物にこちらも笑顔になって
白い粉のパワーをそれぞれちゃんと聞いてみて
生姜とクエン酸を少し追加してみる。

そして、小さい手でちょこちょこと七輪を弄っているのを眺める
何かを焼くのだろうか?そんなことを考えながら見て入れば
大きな風呂敷がやってきて目を見開く

「え、あぁ…これ、1人で作ったんですか?」

重箱を指差しながら、困惑気味に効く。
いや、これクリスマスというより正月!
というか量!量が凄い!?食い切れないぞこんなの!!

若干冷や汗をかきつつも、とりあえず、お重のラインナップを確認してみよう

幣美奈穂 >  
まだ匂いはあまりせず。
にゃんこさん、受付のお姉様の膝の上でごろごろしております。

「簡単に作れますから・・そのまま買いますと使い切るのが難しいですから。
 白い粉、お得ですわ?」

むふふっ。
孝介様も白い粉に嵌まるかもしれないと、口元緩むのです。

「えっ?
 あ、はい。もちろんですわ?」

全部、自分で作ったものです。
お目めパチクリとさせまして、小首を傾げさせます。
他の方が作ったものをもってきたりはしてない、自炊派な美奈穂です。
お菓子は別ですけれど。

意気揚々と蓋を開けますと、まず1段目。
紅白が綺麗な、白酢を使った細切りだいこんと人参を白酢でほどよい塩気と酢の味でさっぱりと食することができるなます。
上手に炊いて色つやがよく、口に含んだ瞬間から甘みが広がり、噛めば噛むほど豆のうまみが引き出され黒豆。
上手に塩抜きされたニシンの腹子で微妙な塩気と醤油の香りの数の子。
カタクチイワシ(片口鰯)の小魚を干して飴炊きにした田作り。
ごぼうを柔らかく煮て叩き身を開い胡麻のふられた叩きごぼう。
紅白かまぼこや甘くてふわふわの食感が楽しめる伊達巻などなど。
ほんのり桜色な酢蓮や栗きんとんも入っているのです。
それを、段ボール箱の上に乗せるのです。

そして二段目もと。
紺野菜がごろごろな筑前煮、海老のうま煮、白鯛の子持ち昆布締めに白鯛の塩焼き。
鴨ローストに、霜降りの牛肉と、太い白ネギを3cmほどずつに切ったものとがが入ってます。
アボガドと鮭のテリーヌ、魚ゼリー寄せ。
カプレーゼと見間違う、カブとトマトの薄切りを交互にしたものなどなど。
それも載せますと、段ボール箱一杯です。

三段目は、お稲荷さんととろろ昆布巻きとお赤飯です!
クリスマスのサンタクロース様の赤や、雪の白をイメージして作ったりしたのです。

「牛さんのお肉は今から焼きますから・・」

と、小皿に鴨ローストを取りまして。
そこに白い湿ったものを乗せまして、そして調味料をぽたりと垂らし、
孝介様の前に。
そう、西洋わさびにワインビネガーです。
この組み合わせ、生牡蠣にも美味しいです。

霧島 孝介 > 「確かに美味しい…!
 俺も使ってみようかな…
 
 って、白い粉って言い方!」

素直に感心していて、自分も家で何か作ってみようと考えていた矢先
白い粉という単語が出て来てついツッコミを入れる。
とはいえ、美味しいのは事実、それに素直に感心して

「は、はは…料理、得意なんすね…
 えっと、いただきます」

いや、これ二人で食うには豪華すぎん!?
お店で出る様なお節でしょこれ!!
というか、お節なんて食べるの久しぶり過ぎて、どれから手を付けていいかわからず、ただただ困惑
と、とりあえず、一緒にあった割り箸を掴んで、一段目のなますを口に含む。

シャキシャキとした食感とさっぱりとした味。
本格的な作りに曇っていた表情が明るくなる。
本当に料理が得意な人じゃん!この先輩!

次は黒豆…と食べようとしたら鴨ローストが出て来て

「えぇー!?
 こ、これ食べていいんですか?」

見た事ない味付け、調味料に唖然としつつ、少し大声になってしまい
直後に口に手をやって恥ずかしそうにすれな、鴨ローストを口にする。
若干辛みにフルーティーな酸味とほのかな甘み、濃厚なコク。
それが合わさって、鴨の味がより一層引き立つ。

幣美奈穂 >  
「――?
 白い粉・・ですわよね?」

きょとんとしましてから、小袋と孝介様を見比べまして。
小首を傾げさせるのです。
違う色に見えてるのかしら?

「はい。
 お料理大好きですから・・!」

次は湯飲みに、小袋から白い粉末の中に少し赤いのが入っているものを取り出しまして。
その中身を少し。
そして鉄瓶からお湯をこぽりと。
そう――梅昆布茶です。
それを、どこに置こうか迷いまして。
段ボールの上、僅かな残りスペースに乗せるのです。
梅がお口をさっぱりさせまして、そして唾液で食欲を増させるのです。
沢山食べさせる気がまんまんな美奈穂なのです。

と、お昼時。
今日は委員会クラブで昼飯か、それとも購買で何か買うか。
商店街に出てどこかで食べるか・・なんかを考える委員も多い中。
じっと見る人たちもいます。
美奈穂、夜食が必要な時に作るのお手伝いなどしたりしまして、
料理上手なのはそれなりに知っている方もおられるのです。

「ほら、クリスマスっていいましたら鳥ですもの。
 クリスマスっぽいでしょう?」

と、ほにゃりと。
動見てもおせち料理な前で、本気でこれがクリスマス料理と思っているのです。
もっと人が多ければ、常世鶏丸ごとローストとかしてみたいのですけど!

霧島 孝介 > 「そ、そうだけども…
 今度からパウダーって呼びましょう。はい」

きょとんとして見上げられたら、弱ったよう口籠る。
しかし、自分のように誤解した人を増やさないため、パウダーと呼ぶよう
提案してみる

「あ、はは…そう、なんですか」

(大好きすぎやせんか!?)

梅昆布茶とか色々バリエーションが多くて目がくるくると回る。
とりあえず、自分はジンジャーレモネードを飲み干して、先ほどより
ちょっと蜂蜜パウダーを多めに入れてもう一杯作ってみる。

そして、お昼時。
他の学生に見られて居心地が何となく悪くなりつつも肩を竦める。
いやまぁ、この量は食い切れないから他の人にも来て欲しいが、自分の独断で誘う訳にもいかず
というか誘えない。なぜなら、この青年はコミュ障だから

「クリスマス、うん、クリスマスですね…?」

謎の説得力のせいで押されてしまい、同意する。
とりあえず、モグモグとローストを食べて、ニシンや数の子をどんどん食べていく。
トントン拍子に食わんと終わらないぞ、これ…!!

幣美奈穂 >  
「えぇ・・パウダーだと、色々増えちゃいます・・」

眉がへにょり。
赤い粉な一味とか、黄色い粉なカレー粉とか。
沢山入ってしまうのです。

「白い粉を白パウダーとかでいいのでしょうか・・?」

と、自分から白い粉を、お好みの量で入れるのを見まして。
ふふふっ・・白い粉の魅力に!、とか思っている美奈穂です。

重箱に入れておいた、まだ焼いていない既に斬られている霜降り牛肉。
それを熱くなってきた石板の上に。

じゅぅ~~~~っ!

と、お肉の焼ける匂いと、おいしそうな音。
にゃんこさんたち、ぴくりっ。
なんやなんや、くいもんかいな?
と言う具合に、尻尾を立てて近づいてくるのです。
主に、食べている孝介様に向かって。
あと、若い人が多い常世島ですから食欲旺盛な男女も多く。
視線も強まるのです。

それに気付かず、真剣な目でお肉の焼き具合を見極める美奈穂です。
切り口をまず焼きまして、更に他の面も。
旨味を閉じ込める姿勢です。

じゅじゅじゅっ・・。

「ここですわっ!」

石板の上で、お肉を更に一口サイズに!
菜箸でぴしっとお肉を取りまして、お皿に盛りつけ。
更に、そこに新たな白い粉を二種類、少しずつ乗せるのです。
そう、ミルクバターパウダーに、自家製の白醤油で作った醤油塩です。
バター醤油のステーキ。
粉を使っておりますので、無駄に垂れたりせずに乗せて食べやすいのです。

余談ですが、包丁捌き。
早くはないのですが、力も入れていないのにすするりと豆腐を斬るが如くの捌き具合。
そう、美奈穂、お肉の切り目を見抜いているのです。

「ケーキとかも作りたかったのですけれど・・」

ちょっと残念な美奈穂です。
そして、ステーキ皿を孝介様の前に置き、空いたお皿にはお稲荷さんやおぼろ昆布巻きの
ご飯ものまで菜箸でせっせと乗せていくのです。

霧島 孝介 > 「もう白パウダーにしましょう…!」

白い粉より数段マシだ
諦めたかのようにそう言って、苦い顔をする。
とはいえ、白い粉の魅力に取りつかれているのは事実。
鉄瓶のお湯を入れ、溶かして、飲んでみて

「うわぁ…」

てかてかと反射する霜降り牛肉。
明らかに自分のアルバイト代では食べられない逸品が出て来て
目をキラキラと輝かせる。直後に焼ける香ばしい匂いと、美味しそうな匂いがする
それを堪能していれば、にゃんこたちがにゃーにゃー言いながら近づいてくるではないか!?
「あっち行ってなさい」と少女が肉を焼く邪魔にならないように
身体を押したり、持ち上げたりして、退かす

「おぉ~!」

慣れた手さばきでお肉をお皿に盛りつけ、味付けされる様子を眺めて感嘆の声を上げる。
匂いからバター醤油というのが分かって、ついでにお稲荷さんやおぼろ昆布巻きも乗せられた小皿を受け取る
この人本当に何なんだ?恐らくプロ級、お金が取れるレベルの料理だろ、これ

「ありがとうございます。
 …洋食も行けるんですか?」

こんなのをタダで食べていいのかと困惑しつつ、パクっと肉を食べる。
濃厚なバター醤油の味に下の上で蕩ける肉に舌鼓をする。
にゃんこが見上げてくるが、身体に悪くない田作や筑前煮の一部をあげて気を紛らわせるだろうか

幣美奈穂 >  
「はいっ、じゃあ、白パウダーで幸せな気分になってくださいませ!。
 あっ、このパウダーはお譲りいたしますわね」

ころりと、にこにこ笑顔でお答えです。
透明小袋に入った、ジンジャーレモネード作る小袋です。
きょろきょろして、見つからないようにと段ボール箱の陰からお渡しです。
見つかりますと、他の方も欲しがりますから。

うなぁお

うまそうなん?
孝介様の脚に頭を擦りつかせましたり、手元を覗こうとしてくるにゃんこさんたちです。
凄く人から食べ物を貰いなれているような、人懐っこい仕草。
首輪などなく、委員会街を縄張りにするにゃんこさんたち。
美奈穂が手入れしているので、蚤もおらず毛並みもつややか。

「お肉はこれだけですけど、たーんと食べてくださいませ?」

お皿が空いたら、すかさず何かを乗せる構えな美奈穂です。
次は白鯛の子持ち昆布締め。
白身に昆布の旨味が合わさり、そしてこりこりとした子持ち昆布も合わせて頂けるのです。
ちなみに、美奈穂は全然食べてません。
これ、孝介様用に作ったお弁当ですから!

「あまり作りませんけれど、たまに作ったりしますわ?
 あとで、おやつ差し上げますから・・あぁ、そっちのは駄目ですわよ?」

段ボールの上を覗き込もうと、前足を掛けてる子もいるのです。
筑前煮、差し出されると素早く加えてあぐあぐとするにゃんこさま。
どんどん、孝介様の膝の上に身を乗せて来るかもしれません。
そんな合間に、白ネギを肉の脂で焼き始める美奈穂なのです。
おいしそうな匂い、ロビーに広がってます。

霧島 孝介 > 「え、良いんですか?ありがとうございます…!」

ジンジャーレモネードの小袋を笑顔で受け取る。
何故か周りをキョロキョロしている少女にきょとんと疑問符を浮かべながら
持ってきたバックに敷き詰める
これじゃ本当に取引みたいになってるな、とため息を吐いて

「んん…」

気付いたらにゃんこたちに囲まれて、肩身が狭くなっている青年。
足の上に乗ったり、首の後ろの僅かなスペースに上ろうとしている猫も居る
飲みがおらず、獣臭もしないから綺麗なんだろうが、食べづらい…!

「あ、は、はい…
 どうも…」

白鯛の子持ち昆布締めを小皿に乗せられて感謝を述べる
いや、お母さんか!?確かにこれくらいの量はまだまだ食える、が
流石にお腹にも蓄積してきたころ。どこで食い切れなくなるかわからんぞ!?
タッパーとか持ってくれば良かった…と後悔して

「ほぉー!あ、今度、オムライスを作ろうかなって思うんですけど
 何か、こういい作り方っていうか、アドバイスありますかね…?」

ダンボールの上を覗き込もうとしている猫の頭を撫でて気を紛らわせたり
猫が食べていいものを適度に選んで与えるなど、ちょっと忙しい。
膝の上に2匹も3匹も猫が乗ってきて大渋滞。

とりあえず、昆布締めを食べつつ、白ネギが焼かれるのを見る
いや、本当にオカンだな、これ…

幣美奈穂 >  
ふぃー。
ばれずに渡せまして、すっきりです。
じっとこっち見ている委員とかいますけれど。

「あっ、白パウダー。
 路地裏の方が取引にいいですわよ?」

商店街にある表通りにあるお店よりも、路地裏にあるお店の方がいい品揃えです。
檸檬パウダーだけでなく、柚子パウダーとか、カボスパウダーとかもあります。
粉物品揃えがいいのです。

うなぁご、
ぷにゃぁ

自分も欲しいと、啼いたり喉をならしたりと。
にゃんこさんたち、賑やか。
そう――日頃ここにいない相手、食べ物ねだりで鴨と見抜くにゃんこさんたちです。

「オムライスですか・・?
 どういうのを作るかによりますけれど――。
 包むのが難しいとかでしたら、ラップとか使いましたらどうですかしら?」

はい、白ネギですわ。
と、焼いて甘くなっている常世曲がり葱をせっせと孝介様のお皿に乗せていく美奈穂です。
お肉の脂も吸って、焼き目もついているのです。

にゃんこさんたち、体温も高くてあったか。
膝の上で丸まったり自由です。
あと、交代時間まで受付に居続けなくてはならない受付のお姉様からの視線の圧が
孝介様の背中にびしばし。
お昼時でお腹が空いてるのと、にゃんこさんを盗られたからですが。

霧島 孝介 > 「いや、それだと本当の白パウダーの取引っぽいので
 ちゃんとした場所で受け渡ししちゃいましょ…」

本庁の人から、危ない薬ではないということは聞いていて、知っているが
周囲に誤解を与えてしまいそうな言葉に頭に抱える。
だが、まだまだ少女のおすすめのパウダーがあるらしくて、路地裏の店の名前も聞いておこう。

にゃんこたちの群れを可愛いと思いつつも、食べ物はそう易々と渡さない孝介。
頭を撫でたり、首を撫でたり、猫の身体によいものを上げて、とりあえずは凌いでいく。
昔から動物に囲まれていたからか、ちょっとやそっとの甘え方じゃ靡かないのだ

「ラップ!?どうやるんですかそれ…?」

オムライスにラップと聞いた疑問符を浮かべる。
どうやるんだと考えていれば、白ネギが載せられる。
焼き目がついて、甘くなっている葱。パクっと食べてもしゃもしゃと味わう
肉の油と葱の成分が合わさってそりゃもう、美味い、うますぎる!

にゃんこの事は自由にさせつつ、ご飯を食べていれば、受付さんからの視線に気づく
お姉さまの視線の圧が怖い。居づらい。
とりあえず完食せねば!とお節の料理を一通り、手を出していって

幣美奈穂 >  
「えぇ・・百貨店の方だと、ちょっとお高いですわよ・・?」

眉をへにょりとさせます。
品物はいいのですが、学生さんにはちょっと高いと思うのです。
そっちの方がお洒落かもしれませんが、美奈穂、お洒落にまだあまり興味がありません。
少し顔を近づけまして、口元を手で隠すようにしまして。

「西商店街の18条通りにあります、『幸縁酒店』ですわ。
 趣味でやられているそうなので、初めての取引には合言葉が必要ですの」

ひそひそです。
店主様の趣味なので、それほど生産量がないのです。

次はおれがと、伸びあがり前足で孝介様をタップして催促しましたり。
満足しましたのか、膝の上で寝転ぶにゃんこさんも。
そして、隙を見せると空き皿に食べ物を乗せる美奈穂です。

「えと、出来たのをラップに広げましてから。
 それからご飯を乗せまして包みますの。
 ほら、フライパンですと焼き過ぎになりそうで慌てちゃいますでしょう?
 あっ、フライパンもあまり大きくないので作ったりした方がいいですわ」

こうっ、と手真似をします。
慣れればちゃちゃっとフライパンで作れますが、その時も、
濡れ布巾でフライパン冷やしてからご飯の方が作りやすいのです。

空いたお皿に、紅白かまぼこ乗せます!
その上に、更にワサビ漬けを乗せるのです。
山葵よりもワサビ漬けの方が美味しいと思う美奈穂です。
そして、お重は大きい・・まだまだあるのです。

石板を下ろして空いた七輪、そこで魚の骨を焼きます。
白鯛のアラの塩焼き――くるりと焼けば、それをお椀に。
更に白い粉を入れまして、とろろ昆布も入れまして。
お湯を入れます。
最後に柚子皮と三つ葉を乗せまして、お吸い物を作ります。
白い粉は、椎茸粉末。うまみ成分たっぷりなそれ、ぱっとお吸い物を作るのに便利。
それをまた空いた段ボール上の隙間・・ほぼないそこに乗せるのです。

霧島 孝介 > 「あ、百貨店・・そうなんですか?」

店の話をしていたのかと理解をすれば、百貨店は高いという情報に目を丸くする。
こういうパウダーは買ったことがなく、値段がわからなかったのだ
そしてヒソヒソ話、少女の方へ耳を近づける

「えっと、西商店街…『幸縁酒店』ですね
 わかりました。ちなみに合言葉は…?」

ひそひそとそうやり取りをする。
恐らく学生や受付のお姉さんからは変な視線を受けていること間違いないだろう。
とりあえず、店の場所と名前を暗記してみて

タップして催促されたら、軽く撫でたり、寝転がっているにゃんこはそのままにして
今はとにかく食べ物を楽しもう。にゃんこに取られないようにね

「ふむ…?なるほど、そういうやり方もあるのか…
 ちなみに、こうふわっと卵を作るのはどうすればいいんですか?」

手真似と言われた言葉を聞いて、頭の中でイメージしてみる。
包むのはそれでやってみようと頷けば、次は卵の焼き方を聞いてみる。
焼いてる最中で菜箸でかき混ぜるのは何となくわかるが、どのタイミングかわからず。

そして次は紅白かまぼこがやって来る
そういえばと梅昆布茶を飲んで口の中をスッキリさせ、同時に酸っぱさで唾液を出して
ワサビ漬けのかまぼこを、はむっと食べてみる。結構食べたはずなのに、まだお重が重く、量が減った気がしない。

持ってくれ、俺の胃袋…!

お吸い物が出されれば、ずずっとそれを飲んでみて、息を吐く。
白鯛のアラの塩焼きが出しになって、とろろ昆布や椎茸の風味を味わう。
やっぱり美味い。

幣美奈穂 >  
白い粉ファンの輪を広げる機会です!
あっ、違いました!、白パウダーです!

「はい。あっ、入る時に周囲に見られないように気を付けてくださいませ・・。
 『白い粉で幸せハッピー天国ヘブン!』ですの」

未成年が酒屋さんに入るのです。
気を付けて頂いたほうがいいのです。
あと、あまり知る人が多いと、自分の分が買えなくなりますので。

ボクの分は~?
と、孝介様のお箸を頭を動かして追いかけるにゃんこさん。
何か摘まむたびに、それくださいと前足あげて催促です。

「えと、ざるで一回、濾してくださいませ。
 あとは、半熟程度で火からおろしまして濡れ布巾に乗せて冷やしますの」

火をかけたままやろうとしますと、火が通り過ぎてしまうのです。
既に入った余熱で仕上げてしまえばいいのです。

そんな説明する美奈穂のお手元には、お茶碗が。
そう、まだ赤飯もたっぷりあります。
他のご飯ものもまだまだ。
しゃもじでよそいまして、常世の粗塩と白ごまのゴマ塩の入った小分けと一緒に差し出します。
自分は小食なのに、他の人にはたくさん食べさせようとする美奈穂です。

受付のお姉様の方から、ぐぐぐっとお腹の音が・・!

霧島 孝介 > 「合言葉も危ないな…」

目を細めて、合言葉を聞く。
まぁ、恐らく一見さんお断りのお店なのだろう。
行く時は気を付けて、あまり周囲に広げないようにしようと決める

テシテシと箸の頭を動かされて、箸がブレて落ちる。
溜息交じりに白鯛を一口差し出してみる。

「ざる…えっと、ざるで越す
 んっと、そして…え?」

よく分からない。もう一度言ってほしいといった様子で頭を抱える
割らない状態で茹でて、半熟程度になったら冷やしてそれを使うのだろうか?
料理は結構やってきたつもりだったのだが、やった事ないやり方でひたすら困惑する

「うぉぉ…」

一応、米類は避けて来た。
理由としては、すぐにお腹に溜まってしまうからであった。
しかし、量もそうだが種類も豊富。
よそわれて、その量に唖然としていれば、ぐぐぐっと音がする。

霧島孝介という男。耳は滅茶苦茶良い。
その音が受け付けのお姉様の物と察知すれば、そちらをチラッと見て

「えっと…受付のお姉さんも呼んでみたら…?」

っと自分では食べきれないのでお姉さんを頼ろうとしてみて

幣美奈穂 >  
「え?――そうなのですの?」

澄んだお目めぱちぱち。
どこが危ないのか分からず、首を傾げさせるのです。

うなぁお

ありがと、とお礼言うように鳴きまして。
前足で白鯛挟んでお口もぐもぐ。
人から貰いなれているのらにゃんこさんです。
食べれるだけ食べる、という野良な生存競争とは違い、余裕がある様子なのです。
そう、いつも食べ物をあげる方が何人もいるので・・。

「えと、卵をかしゃかしゃしましても、からざというのがありますでしょう?
 それが口当たりを悪くしますので、一度濾しまして滑らかな卵液を作っておきますの」

ボールに割り入れて、カシャカシャと菜箸で掻き混ぜる仕草です。
焼く時もへらなどを使うといいのですが、美奈穂は全部菜箸でやってしまいます。

お赤飯、お茶碗に小盛り。
盛り方がお茶碗からはみ出た部分が小盛りと小さな山になっているだけで、
お茶碗半分とかではありません。

「お仕事中ですわよ?
 風紀委員会、お仕事には手を抜けません。
 あっ、鴨ロースト、冷蔵庫に入ってますからっ!」

きりっ?としたお顔で、めっ、とします。
迫力まるでありませんけど。
そして受付のお姉様に、鴨ローストを入れておいたことを伝えますが・・。
ちょっと離れておりますので、あまり大きくないお声が届かず、首を傾げるお姉様に。
改めて短冊にその伝言をしたためますと、
にゃんこさん一匹にお使いをお願いします。
報酬は、にゃんこさん用に作ってあります魚ジャーキー。
にゃんこ電報便のご利用です。

霧島 孝介 > 「いやまぁ……何でもないです」

これ以上説明するのはカロリー消費が激しい。
とりあえず、店の場所と名前、合言葉を記憶して話題を終わらせよう

そして、にゃんこがお口をもぐもぐして、感謝をしているような鳴き声を上げているのに
ほっこりしつつ、頭を撫でてみる。
人慣れしているのは良いが、同時に野生も忘れているなぁ、と目を細める。
でも可愛いし、それで生き残れているのであれば、野生など必要ないのだろう

「からざ…っていうのが出るんですね…
 なるほど。そうして半熟程度で焼いてから冷やすんですね?」

からざという概念を初めて知った。
ヘラとかは家にあるし、今度ちょっと試作品を作ってみようと決心する。

小盛とは名ばかりの大盛の赤飯を見て固唾を飲む
いや、十分多い。確かに自分はよく食べる方ではあるが、食べきれるか不安で
取り合えず、茶碗を受け取ればちょびちょびと食べ始めて

「い、いやまぁそうですけど…
 ほら、休憩の時とか…あ、休憩時間をずらすとか…?」

正論。
普通に正論で言葉に詰まる。
そうだ、休憩時間をずらしてもらおう。
と思うものの、他の人の休憩時間の兼ね合いがあって難しいか?と考える

そしてにゃんこ電報便を見れば、おぉっと声を上げるだろうか

幣美奈穂 >  
なぁっ

食べている最中に頭を撫でられて、前足で孝介様のお手てをぺしっ。
お陰でお魚が落ちてしまい、それを追いかけてもぎゅりもぎゅりとするのですけど。

「お好みの白パウダー、ありましたらいいですわよね」

そして海老のうま煮もお皿にON。
赤白でめでたい感じの色合いです。
空き皿を見せれば乗せに来る美奈穂なのです。

「はい。
 こう、びろーんとした感じの・・。
 フライパンが熱いままだと、火が通り過ぎたりしますので、
 慌てたりしますから・・」

と、お赤飯に。
常世産の天然粗塩と白ごまを合わせたゴマ塩を木匙で横から振りかけます。
ミネラルが豊富なお塩。
ゴマ塩というと黒ゴマが多いですが、ここはあえて白ごまです。
お赤飯の色合いをよく見せるためにも。

「はい、お昼の時間とか。
 休憩中ですから委員会に訪れる方も多いですから・・」

慣れた様子でにゃんこさん、咥えた短冊を受付のお姉様のところに。
読んで喜んでいる様子です。
携帯電話とか持ってない、持ってたら体質から壊しちゃう美奈穂。
お外だと鳥さん便、そしてここではにゃんこさん便を使うのです。

「それに、これ。
 孝介様用のお弁当ですわ・・全部」

小首を傾げさせるのです。
クリスマス料理と言ってますが、どう見てもおせち料理なこれ。
実は、日持ちするのも多いのです。
でも、出来るだけ食べて頂こうと菜箸を動かす美奈穂なのです。

霧島 孝介 > 「そうですねぇ、ありがとうございます!」

うま煮も更に載せられる
うーん。ここまでくると、お母さんというより
わんこそばを追加してくるお姉さんだ。

ぷりぷりの海老を齧りながら、アドバイスを聞いて

「びろ…?な、なるほど?
 ともかく、ありがとうございます!挑戦してみますね…!」

赤飯を食べていたら、横からゴマ塩を駆けられる
ミネラル豊富な塩の掛かった赤飯をパクっと食べれば
味にアクセントがついて、ん~!と舌鼓。美味い!

「確かに…こういう場所は人が多いですからね…」

やって来る学生や教員を目にする。
一応、国家で言う警察機構に相当する風紀委員。
日々、色々な事件が舞い込んでくる関係上、サボって居られないのだろう。

「あ、え、そうなの!!?」

ついつい大きな声が出てしまい、視線が手中する。
その後に口に手をやって、我に返れば咳ばらいをして、少女の方を見る
まぁ、お節料理だから日持ちはすると思ったけど、ちゃんと持って帰れるのかと安心する

持って帰るのもそれはそれで大変そうだけど

幣美奈穂 >  
一匹のにゃんこさんが離れても。
次のにゃんこさんです。
背中からよじ登り、じぃっと上から何をくれるかと肩越しからお皿に視線が。

「黒豆も美味しく出来てますわよ?」

長い菜箸で黒豆を器用に摘まみ上げましてお皿にです。

「はい、美味しいオムライス、出来たらいいですわね」

にっこりとした笑顔。
でも、食べさせようとする心に躊躇いありません。

蕎麦を通り学生や教師、じろじろと見られます。
風紀委員会本庁のロビーという空間、そこでここまで堂々と、
それも本格的なお料理を食しているのです。
とても見られるのです。

「はい、そうなのです。
 あっ、お牛さんのお肉は焼いてしまったので追加はありませんけれど・・」

他は、日持ちするのがほとんど。
あと、デザートも帰ったらつきません。
デザートまで用意している美奈穂なのです。

美味しいお肉やお葱の匂いで、一部の学生さんとかはらぺこ組からは、
熱視線が。
その中でも、まだお昼ご飯を食べれないお忙しな方からは殺意にも似た視線が――!