2020/06/10 のログ
ご案内:「学生通り」に神代理央さんが現れました。
神代理央 > 先日の戦闘にて深手を負ったものの、今日も元気に違反部活を取り締まる――という訳にはいかなかった。
日常生活には取り合えず支障のない程度に動く右腕を見せつけ
「どうせ異能しか使わないから問題ない」
と豪語してもドクターストップ。
結果として、中途半端に空いてしまった時間を持て余す事になってしまった。

「…こういう時何をすれば良いのか分からんのは、学生としては些か問題なんだろうか」

と独り言ちるも特に悲哀を滲ませている訳では無い。
それならそれで仕方無いか、とワーカーホリック気味な生活を改めるつもりは毛頭なかった。
今は、何か琴線に触れるスイーツでも無いかと学生通りを散策中。放課後というには幾分遅い時間だが、未だ多くの生徒で賑わっているのは平和な証なのだろう。

ご案内:「学生通り」に雪城涼子さんが現れました。
雪城涼子 > 料理は愛情、お菓子は更にスイートに甘い愛。
最近、忙しい夫に差し入れるお菓子のレパートリーが足りなくなってきた気がする。
そうとなれば、新たな発想を得るために実地研究をするべきだと思った。
決して、決してスイーツが食べたくなった、とかそういうことではない。
そういうことでは、ない……
とはいえ

「んー……結構、色々あるわよねえ……」
流石に賑わいのあるこの場では、スイーツの店も様々にしのぎを削っている。
でも入れられるお腹は一つしかないのだ。そんなにたくさんも買えない。
ぼんやりと、あちらこちらを見ながら歩いていく。

神代理央 > 大勢の生徒で賑わい、通りを歩く者の姿も多い。
買い物に勤しむ者。帰宅の道を急ぐ者。遅めの買い食いを友人と楽しむ者等々。
とはいえ、歓楽街や落第街と違って治安も保たれている此の場所では、早々問題が起きる筈も無い。

強いて言えば、偶発的な事故。或いは、過失によるトラブルくらいだろうか。
そんな偶然に、巻き込まれてしまった少年が一人。

「……と、危ないな………っ!?」

数人で広がって歩いていたグループを避ける。その脇から走って来た自転車も避ける。
しかして、通りの店に目移りする様に歩いていた相手には気付かず、彼女にぶつかりかけて――。

「……すまない。怪我は無いだろうか?」

どうにか寸前で踏み止まる事には成功したものの、踏鞴を踏んで彼女にぶつかりかけた手前、幾分申し訳なさそうな表情で声をかけるだろうか。