2020/06/19 のログ
九十八 幽 > 「そうだね そうかも。名前も知ってるかもしれない
 ルリエルっていうよ。本当に素敵な人
 たくさん勉強するからね、ヨキにも何か教えてあげられるように 頑張らないと」

気合は十分 けれどもまだ取り掛かるだけの立場が足りない
早く生徒になれたらいいのになあ、と クリスマス前の子供のように天を仰ぐ

「ふふ、そうか そうなんだね
 素敵じゃないか、素敵だよ。必要とされるものになるのは、大変難しいけれど
 ヨキなら、うん 成れるのかも。そういうものに
 今は不完全だったとしても、いつか、いつかね」

穏やかな笑みを口元に湛え、眩しそうにヨキを見る目を眇める
この島の人たちは本当に眩しい そう心の内で呟きながら

「おお、研究、区。
 まだ見て回ってない場所だ。わかったよ ありがとう、ヨキ
 もし泊まる場所が見つかっても、報告だけはしに行くからね

 それに、夜道は十分に気を付けるよ
 良い事があった素敵な日だから、台無しになるのは嫌だからね」

うふふ、うふふと楽しそうに笑いながらようやくアイスを食べ終える
そうしてゆっくりと腕を広げ、ヨキを見上げて

「それじゃあ改めて、九十八 幽だよ
 こんにちは、ヨキ。どうぞよろしくね」

挨拶代わりのハグを求める幽

ヨキ > 「おお、ルリエルか。まだ世話にはなっていないが、話は聞いておるよ。
そうか、彼女のことであったか。ヨキも彼女とは話が出来る機会があれば良いと思っておったのだ」

聞き知ったばかりの名に目を細める。
幽が本当に素敵だと称するのなら、その人柄も察せられるというもの。

「有難う。君がそう言ってくれるなら、本当にそうなれる気がするよ。
ヨキは前向きであることが自慢なのでな。ふふ、君の言葉はほっとする」

耳に心地の良い響きでも聴くように、目を細めて。

「ああ、それなら楽しみにしているよ。
研究区も、この通りとは違った魅力のある場所だ。
このアイスキャンディのように、甘くて美味しいものはなかなか手に入らないがね」

両腕を広げる幽に、しばし目を瞬かせて。
それが挨拶と知れると、ふっと笑った。

「幽君。このヨキを、こちらこそよろしく頼むよ。どうぞ末永くね」

腕を伸ばし、軽やかに抱き返す。
ヨキの頑健な長い腕が、幽の背をぽんぽんと叩く。
歓迎の意のみならず、自分がそこに在ることを知らしめるように。

九十八 幽 > 「そっか、そっか やっぱり知ってた
 やっぱり同じ先生だから、学校に行けば居るんだね」

また会いたいなあ、と楽しみを語る姿は年端もいかない子供のよう

「ほっとする? そうかな
 でも、そう言って貰えると嬉しいな。嬉しいね

 嬉しい事がたくさんあるから、ここ何日かはとてもとても楽しい
 きっと研究区も楽しいね。ヨキが言うんだから」

ヨキの腕に抱かれれば、幽も確りと腕を背に回して

「そうだね どうぞ末永く
 うん やっぱり人の体温は温かくて好きだね」

ぽんぽん、と自分がされたようにヨキの背を叩いて
静かに身体を離すと、にっこりと微笑んだまま一歩、後退し

「それじゃあ また後で、ヨキ
 冷たいけど、美味しいものもある 教えてくれてありがとう」

ぺこり、と一礼 頭を下げて
するりと踵を返せば 穏やかな足取りで往来の中へと溶けるように消えて行った


──日が沈んだ頃、結局泊まる場所を見つけられずにヨキのアトリエを訪れる幽の姿が

ヨキ > 「ああ。彼女ならきっと、保健室に行けば会う機会もあるのではないかな。
この学園には、大勢の人間が居るからな。
一人でも多く、支えになる相手を見つけていってくれたまえ」

幽の柔和な様子に、自分もまた穏やかに微笑む。

「君の楽しみや喜びになれることを、嬉しく思うよ。
そうやって覚えていてくれた方が、ずっといい。
これから、一緒に菓子を食べた以上の思い出を作ってゆこう」

出会いを分かち合う顔はとても楽しげで。
身体を離して、幽の挨拶に応える。

「ああ、どうぞ気を付けて。
いいことが一つでも見つかるように、楽しんで行っておいで」

そうして幽を見送って――

――アトリエにやってきた彼を、改めて笑って迎え入れる。
幽を出迎えるのは、金属で造られたたくさんの作品と、温かな夕食と、清潔なベッドだ。

ご案内:「学生通り」から九十八 幽さんが去りました。
ご案内:「学生通り」からヨキさんが去りました。
ご案内:「学生通り」にフィスティアさんが現れました。
ご案内:「学生通り」に水無月 斬鬼丸さんが現れました。
フィスティア > 「今日も平和なのは嬉しいことです」

昼間の学生通りを微笑みながら散歩...基見回りを行う平和主義の風紀委員会。風紀の腕章は普段恐れられるものだが、その表情や 様子からは恐ろしさなど消え失せるような...

学生通り、それも昼間なんて特に何が起こるわけではないですが、戦闘能力の低い私にとって適切な見回りコースだと私は思っています。
見回りというか散歩みたいですが、たまに生徒同士の喧嘩も起きたりしますし、そういうのを止めるのが私の仕事です。

「あ、あのケーキ美味しそうですね...少し寄って行きましょうか」

あくまでも散歩ではなく見回りをしている...のですが。
休憩も必要でしょう。

なんて言い訳しながら、目についたケーキ屋の前でケーキのレプリカを眺めて。